タクミです。
新卒時代からシステムエンジニアとして働いています。
仕事を続けていると、自分の考え方や習慣が変化することに気づきました。
そこで今回はシステムエンジニアとして働き始めたことで、変化したことをまとめました。
システムエンジニアになって変わったこと
変わったこと1:細かいことを気にするようになった。
システムエンジニアは、ウェブサイトやシステム開発を行う仕事です。
システムエンジニアといっても、私はプログラマーとしてコードを書けるわけではなく、主にお客様の要求を元にシステム開発のスケジュールを立て、システムの設計図を作成する「プロジェクト管理」が主な仕事です。
私たちが普段利用しているアプリやWebサイトは、「Aが実行された場合、Bの画面を表示する」というように、実態は一つ一つの細かな決まりが積み重なってできています。
仕事を効率的に進めるにあたり、「なんとなく」「感覚的に」のように「曖昧」な言葉を使ってコミュニケーションを取ったり、誤解を招く表現を使うと、システムが想定通り機能しなくなるので、常に注意を払う必要があります。
そのため、資料の細かな誤字、脱字を含めて、細部に注意を払うようになりました。
メリットは日常生活で「家計簿・日記、ブログ」を書く、掃除をこまめにすることができるようになり、デメリットはガサツなこと、大雑把なことが苦手になりました。
変わったこと2:スケジュールを細かく立てるようになった。
システムエンジニアとして「プロジェクト管理」をする上で、日々、スケジュールを立ててその実績を確認しています。
プロジェクト管理が上手くいく場合は、システム開発に遅延が発生した場合に、早期に対策が打てるようになりますが、ここが大雑把だと、遅延に気づかず、プロジェクト終盤で苦労します。
そのためプロジェクト管理には頭を悩ませているのですが、スケジュール管理の能力が高まると、日常生活でも良い面があります。
例えば資格勉強をする際に、必要な作業を思いつく限り書き出して、スケジュールを細かく作成するようになります。
学生時代や社会人3年目までは「ざっと○ヶ月、〇〇時間」のように、大まかにしか作業時間を決めていませんでしたが、今では「いつまでに合格する必要があるか」を逆算して、必要な一つ一つの作業をある程度書き出してから勉強するようになりました。
スケジュール管理に時間を書けすぎると、肝心の勉強時間が減るのではと思っていましたが、実際には、最初に時間を使って計画を練ってから作業した方が結果が出やすいと感じています。
変わったこと3:将来のシミュレーションが上手くなった。
システムエンジニアは忙しいと言われています。
その理由は、プロジェクト開始の段階では、システム開発終了までにどのようなトラブルが起こるか、全てを予想することは難しく、予期せず発生したトラブル対応に時間を要するからです。
仮にプロジェクト管理が上手くいっていたとしても、プロジェクトの途中で要件が変更されたり、コミュニケーションミスにより、想定されていた機能が抜けていたりすることで、リカバリに時間がかかるのです。
また、システム開発では複数のソフトウェアやサーバを組み合わせる必要があるのですが、ソフトウェア同士の相性や、バージョンの違いで、システムが動いたり動かなかったりします。
そのため、プロジェクト開始時に、ひたすら「将来起こりうるリスク」をいくつも想像して、トラブルが起きた時に早めの対処ができるように対応します。
この習慣が身につくと、日常生活でも将来のシミュレーションが上手くできるようになります。
まず、待ち合わせ時間の遅刻がほぼなくなりました。
公共交通機関(バス、電車、タクシー)が遅れるリスクや、初めての場所では道を間違えるリスクを考えて、想定より早めに到着するように行動するようになったからです。
また「お金の管理」も上手くなりました。
私は3〜5年先の計画を立てているのですが、その際に入ってくる収入と、必要となる支出をシミュレーションして計算しています。
そして、実際の収入や支出を計算してみると、計画値とほぼ同じになっています。
計画通りであれば、貯金や資産運用する金額も想定通りになるので、「貯金ができない」「クレジットカードの引き落としが怖い」ということはなくなり、お金の心配が減ります。
まとめ。システムエンジニアになると日常生活でもメリットが多い。
結論としては、システムエンジニアになると以下の能力が伸びるので、日常生活でもメリットが多くなります。
- 細かなことに気づくようになる。
- スケジュール管理が上手くなる。
- 将来のシミュレーションが上手くなる。
デメリットとしては、何をするにもいくつかリスクを先に考えてから行動するようになるので、作業をはじめるまでに時間がかかったり、フットワークが悪くなります。
私は元々、心配性で慎重な性格でしたが、同じように「なんとかなるさ」と楽観的で思いつきで行動するような二面性の性格を持ち合わせています。
システムエンジニアの仕事は、後者の「楽観的」「思いつき」の性格だと「相性が悪い」ので、最初の5年間は慣れるまで苦労しました。
システムエンジニアの仕事を続けることで、少しずつではありますが、粘り強くコツコツと、細かなことに配慮できるようになってきた気がします。
システムエンジニアの仕事は大変ではありますが、その分、スキルが身につきやすい仕事でもあるので、ぜひ興味がある方は、システムエンジニアとして働いてみてはいかがでしょうか。