写真:ロイヤルホスト 千代田区外神田。試験の合格祝いに。
タクミです。
サンクコストという言葉があります。
これは、時間や労力をかけた結果、引き返せなくなることを指します。
サンクコストが存在するために、多くの人は費用対効果のないことに時間や体力、お金を使うことに対して不安を感じ、結果を出さなければならないというプレッシャーを感じます。
私自身はこのサンクコストという言葉が好きではありません。
今回はその理由と、サンクコストに負けないためにどうするかを考えてみました。
サンクコストに負けないためには
サンクコストを考えると挑戦できなくなる
たとえば、志望校を高めに設定するのは勇気がいります。
偏差値40のときに偏差値50を志望するのはまだしも、偏差値70の超難関大学を目指すとなると周囲から反対の声が上がるでしょう。
難しいことに挑戦するには時間や体力、お金を注ぐ必要があり、サンクコストが高まります。これを避けようとすると、自分ができる範囲でしか物事を考えられず、挑戦ができなくなります。
もちろん、不必要に高い目標を立てることは無謀かもしれませんが、高い志を持つことにはそれだけで価値があると私は思います。
高い目標には高いサンクコストがついてくる
まずは高い目標を立てることが重要です。
しかし、その高い目標には高いサンクコストがついてきます。
自己流で勉強を進めて偏差値40から55に上がったとしても、目標の偏差値70の大学には達していません。
浪人して再トライするにしても、年齢や経済的な制約から1〜2回の再受験が限界です。
最初から偏差値55の大学を目指していれば、そこまでのサンクコストは感じません。
しかし高望みをすることで、2浪以上をして年齢を重ねてしまう可能性もあります。
社会人になってからもサンクコストは付きまとう
社会人になっても資格試験の取得が必要だったり、仕事に対する不安から新たな挑戦が求められます。
日本の資格試験は誰でも参加可能ですが、高難易度の資格の合格率はやはり大学の偏差値に比例することが多いです。
社会人として資格試験に挑戦する際、勉強の積み重ねが見えない差となって現れます。
簡単な資格であっても、勉強が得意な人とそうでない人では大きな差があります。
サンクコストを気にしない
私の結論は、サンクコストを気にしないことです。
人それぞれ物事を理解する時間は異なり、必要な勉強時間を把握することは難しいです。
大学受験には年齢制限がありますが、社会人の資格試験にはある程度の余裕があります。
何度不合格になっても再受験を続けることをおすすめします。
仮に高難易度の資格試験を受ける場合も、仕事を辞めずに勉強を続ける方が良いでしょう。
経済的な不安がある状態で勉強は捗りません。
私も目標の資格試験に向けて何度も不合格になりましたが、諦めずに続けてきました。
例えば応用情報技術者試験には初受験から7年かかりましたが、合格後はより難しい資格に挑戦する意欲が湧きました。
結論
勉強は個人差が大きく、平等ではありません。
しかし、続けていればいずれは合格できます。
資格試験は贅沢な挑戦です。
サンクコストに負けず、引き続き資格試験に挑戦し続けたいと思います。