学生時代の私:大学院を卒業したら社会人として3年間はとりあえず働こう。この間に「月20万円」自力で稼いで独立したいなあ。資産運用や副業をやればなんとかなるだろう
タクミです。恥ずかしながら学生時代の私が考えていたことです
私はもともと自力でお金を稼ぎつつ、趣味の「音楽」や「放浪」で人生を過ごしたいと考えていました
そのためには「月20万円」あれば良いと考えており、世間知らずだった私は「社会人3年間もあれば自力でお金を稼げるだろう」と思っていました。年収240万円くらいであれば自分一人でも稼げるだろうという浅い考えでした
そして今も社会人として働いています。つまり月20万円を自力で稼げていないということです笑
今回は学生時代は世間知らずだった私が実感した「自力で月に20万円」稼ぐことの難易度が高すぎである件についてまとめてみました
学生時代にわからなかった「本業以外に自力で月に20万円稼ぐ」ことの難易度が高すぎである件
資産運用で月に20万円稼ぐには数千万円の運用資金が必要
まずは資産運用で月に20万円を稼ぐ方法を考えます
株式投資であれば、運が良ければ購入した会社の株が「2〜10倍」になることがあります。例えば元手100万円を頑張って用意して月に20万円、年間240万円を稼ぐには2.4倍にすれば良いですから、可能性は0ではありません
しかし実際に「2〜10倍」になる株を購入できることはマレですし、毎年継続するのは非常に難しいです。実際に、私は過去に株式投資でトータル100万円近い損失を出して撤退してしまいました
そこで私は現在、外国株インデックス投資にシフトして投資をしています。こちらは年間4〜6%の運用ができるといわれています。間をとって年間5%の運用ができるとすれば月20万円を稼ぐには元手が4800万円必要です。もちろんここから税金を支払うので実際には元手が5000万円以上必要になってきます
普通の会社員で元手5000万円を貯めるには、40年間働けるとして定年まで年間125万円の貯金が必要です。退職金が2000万円もらえるとしても40年間連続で75万円を貯金するか、20年間連続で150万円を貯金する必要があります
ということで冒頭に書いた「社会人3年で資産運用で月20万円稼ぐ」というのは夢物語であることがわかりました
副業で月20万円稼ぐのはどれだけ大変なのか
次に副業で月20万円稼ぐ方法を考えていきます
副業はざっくりと以下について考えていきます
- ブログ
- SNS
- せどり
- アルバイト
順番に見ていきます
ブログで月20万円稼ぐ
ブログで月20万円稼ぐ方法は以下が考えられます
- 広告のみなら月間のアクセス数が60万PVを超える
- アフィリエイトなら3000円の商品を月に66個販売する
- ブログで知名度をつけて企業案件をもらう
私はブログを3年継続しています。そのためこちらの数値がいかに難しいかがわかります。私の実績は以下のとおりです
- 月間アクセスは最高45000PV。収益は1〜2万円(四半期に1度5万円相当)。調子が悪いと月1〜2万PV。収益3000円〜5000円ほど
- アフィリエイトはアマゾンと楽天。月1000円ほど
- ブログで企業案件をもらった回数0
このように実績0からブログ運営を初めた場合「月20万円」を稼ぐのはかなり難しいことがわかります
ただしブログの場合はある程度の規模になれば「何もしなくてもお金を稼いでくれる」状態になるので、継続さえできれば月20万円を稼げるようになる可能性はあります
SNSで月20万円を稼ぐ方法
Twitterを使って月20万円を稼ぐ方法を考えます。こちらはnoteというサービスで「自分の商品を作って販売した場合」を考えます
- noteで300〜500円の商品を販売する場合、月に400〜660個販売する
noteの販売額は自由に決められますが、実績がないうちは100〜500円で販売することになります。この場合、月20万円まで到達するにはTwitterで発信力をつけていくか、実績を身につけてノウハウを高額で販売することが考えられます
この場合でも年単位の時間がかかります
せどりで月20万円を稼ぐ方法
せどりとは「安く商品を購入して高く販売する」という商売のことです
私は学生時代に「古本せどり」を半年間トライして「月10万円」の利益を得た経験があります。過去の実績では「1冊あたり300円の利益」でした
仮に古本のせどりで月20万円を稼ぐにはどれくらい販売する必要があるかを考えていきます
- 1冊あたりの利益平均300円を月に666冊販売する
副業の範囲で古本せどりで月20万円を稼ぐのは厳しすぎることがわかります
しかし古本ではなく「1つあたり3000円の利益」の商品を取り扱う場合はどうでしょうか
- 1冊あたりの利益平均3000円を月に66個販売する
このように単価をあげたとしても毎月60個以上もの商品を販売しないと月20万円を稼ぐことになりません
もちろんより単価の高い商品を取り扱えれば可能性は0ではないですが、地道に売れる商品を探す必要があり、骨の折れる副業といえます
アルバイトで月20万円稼ぐ方法
副業で一番初めに思いつくのが「アルバイト」です
休日の2日間、1日8時間時給1000円で働いた場合、週に16,000円、月に64,000円になります(もちろん休み0の超絶ブラック状態となりますが・・)
また高時給の夜のバイトや専門性を生かしたバイトであれば時給2000〜3000円も狙えます。これなら月20万円を稼ぐことも狙えます
今までの副業と比較して「時間さえ犠牲にすれば確実にお金になる」のがアルバイトの良さといえます
その一方で「時間を犠牲にしている」ので、「不労所得」にはならず自力で稼ぐ副業と比較して「時間の自由が効かないデメリット」があります
確実に稼ぐならアルバイト一択です。しかし自力で好きな時間に稼ぐ他の副業でないと、もっとも大切な「自由な時間」を得ることができません
まとめ。自力で月20万円を稼ぐのは想像以上に難しい
今回は社会人になって初めてわかった本業以外に自力で月20万円稼ぐには想像以上に難しい、と気づいたことについてまとめました
このことを学生時代にわかっていたなら、より一層「自力で稼ぐこと」に真剣になっていたのではと思います
なにせ私は学生時代の唯一の宝であった「数年間という大量の自由な時間」と「徹夜してもすぐに回復する体力」を「寝て」「ネットサーフィンして」「大学をサボって」無駄にしていたからです
とはいえ、今回紹介した副業の方法を組み合わせることで、社会人になってからでも「本業以外に月20万円を稼ぐ」ことはできるかもしれません。流石に3年では難しいですけどね
- ブログを書く(広告収入、アフィリエイト)
- 自分の商品(note、ハンドメイド)を売る
- せどりをする(メルカリ、amazon)
- 資産運用をする(外国株投資)
ただ、今回の記事を書く中で気づいたことですが、自力で稼ぐことにこだわり過ぎないことも大切かなと思います
最近、一番良いなと思うのは「本業を出来るだけ長く続ける」ことです。私は20代ですので70歳まで働けるとすれば、残り40年程度あります。年収もまだ上がる見込みですので仮に自力で月20万円稼いだとしても早期リタイアは勿体無いと考えてしまいます
また会社員といえども土日祝日、夏季休暇の休みを含めると年間140日の自由な時間があります。これだけ休みがあって月20万円をはるかに超える金額をもらえるのですから副業に縛られず、本業もしっかりと継続する必要があります
正直な話、仕事はストレスが溜まり人間関係も楽ではないですが、会社員をしながらでも趣味の音楽や放浪を楽しむくらいの余暇はあります。何より副業や勉強をする時間すら残っているので、今のままでも十分休みがあるといえます
自力で稼ぐスキルはできるだけ若いうち、特に「学生時代」に身につけたほうが良いです。また月20万円レベルまで稼げなくても1円でも稼げるようになれば年々お金に困らなくなると思います
月20万円を自力で稼ぐのは本当に難しいです。しかしお金を自力で稼ぐことは非常に楽しいことですので、金額にこだわらずに無理なく副業にトライしてみてくださいね!