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副業で会社員以上のお金を稼ぐハードルが高すぎる。それでも続ける理由

タクミです。

 

副業としてブログを初めて5年が経過しました。

 

元々はサラリーマンとしての収入を超えるくらいブログで成功したいと思っていましたが、実際には年々、サラリーマンの給与と差が開く一方です。

 

今回はサラリーマンをしつつ、ブログ副業にトライした私が、副業で会社員以上の給与を得ることのハードルの高さについて、実体験からまとめました。

 

学生や若い会社員の方は「ブログなどの副業を始めれば自分の力で食べていけるかも」と一回は思うかもですが、できれば会社員として仕事をしつつ、副業としてトライすることをおすすめします。

 

 

 

副業で会社員以上のお金を稼ぐハードルが高すぎる。それでも続ける理由

30代になると会社員のありがたみを実感する。

会社員は「時間の自由」が少ないデメリットがあります。

 

平日はほぼ仕事づけですし、専門職であれば土日は資格試験の勉強が必要で、心が休まりません。

 

しかし、それ以上の対価があるのが会社員です。

 

お金が安定して稼げるということもありますが、何より「信頼」があるというのが強みです。

 

家を借りる場合、ローンを組む場合、クレジットカードを発行する場合、結婚式の会場巡りをする場合、人生の至るところで、「職業」を記載する欄があります。

 

会社員としてのメリットは、「社会的信頼」があることなので、給与だけではないということが、最近実感しています。

 

副業の安定しなさがすごい

副業でうまくいく人が目立つので、誰でも副業で稼げると思う人が多いと思います。

 

しかしブログを書いた人はわかると思いますが、休日の大切な時間を1〜3時間使って、渾身の記事を書いても、最初の半年はアクセスが「0」だったりします。

 

いくら稼げるか、という話ではなくアクセスが「0」なので、広告を貼る審査すら通らないということになります。

 

同じようにYouTubeも登録者1000人が収益できる数値ですが、1000人くらい簡単だろうと思いますよね。

 

ほとんどの場合、動画の再生回数は10回も行かない場合が多いです。登録者もなかなか増やすのが難しいです。

 

仮にうまくいったとしても副業は収入が安定しないというデメリットがあります。

 

私もブログの調子が良い時は月に2万円はコンスタントに稼げていましたが、人気の記事が感染症でアクセスされなくなると、一気に月に5000円程度に下がってしまいました。

 

一方、会社員の給与は年々、年功序列で上がっていきます。入る会社によって異なりますが、私の場合、年間30〜40万円は年収が増えているので、30代になるとかなり生活が楽になりました。

 

会社員の給与が月に20万円程度の新卒時代であれば、副業で本業を超えるという夢も出てくるのですが、これが月30万円、40万円と上がっていくと、副業と本業の収入差はどんどん大きくなります。

 

また副業をする人が少ない時期は、ライバルが少なく稼ぎやすいのですが、人数が増えれば稼ぎにくくなります。

 

このように副業は収入が安定しない上に、日系企業であれば年功序列で給与は上がるので、副業で会社員以上の給与を得るのは、年々大変になってくることがわかりました。

 

副業は難しい。だからこそ挑戦する価値がある。

ここまでは副業の難しさを私の5年間の体験から語りました。

 

しかし、ここまで書いても私は副業にトライした方が良いと思っています。

 

それは、副業にトライするだけでも、仮に副業がうまく行かなくても本業に良い影響が出ることがあると実感しているからです。

 

例えばブログを書いて、月のアクセスが1000回だったとします。1日あたり30アクセス程度ですから、収入としては月に100円もいくかどうかかもしれません。

 

これだとモチベーション維持は難しいですよね。しかし、月に1000回もアクセスがあるのは、本当はすごいことだと私は思います。

 

というのも、例えば私の会社では、会社宣伝用のプロフィールとして、YouTubeの動画やブログ記事を書いていたりするのですが、月に1000回もアクセスがあることはマレで、月100回いけば良い方です。

 

このような例では、会社という組織がお金と時間を支払って作ったコンテンツよりも、自分個人が作ったYouTubeやブログ記事の方が影響度が高いと言えます。

 

私の場合は、今でも月に1万回以上はブログにアクセスがあるので、「自分個人でこれだけアクセス数を集められるのはすごいじゃん」と自己肯定感が強くなるのです。

 

また、記事の内容が役立ったというコメントをいただく機会も何度もあります。

 

収益としては成功しなくても、副業をやっていてよかったと思える瞬間と言えます。

 

副業の収益化は難しいです。会社員以上に稼ぐのはさらにハードルが高いです。

 

それくらい副業は難しいのですが、それでも得られるものが非常に大きいので、ブログでも、ハンドメイド作品の販売でも良いので、副業にはぜひトライしていきましょう。

 

まとめ。副業は大変。だけど楽しい。

副業は大変です。そのため、副業を選ぶ際には、得意不得意も大切ですが「好きかどうか」の方が圧倒的に大切です。

 

私は過去に古本販売(せどり)で月10万円以上を稼いでいたことがあります。合計で2000冊以上は販売しています。

 

しかし、これは学生時代に時間があったからであって、会社員では難しいと感じており、今はやめています。

 

仕入れにいくときに、周りの人に迷惑がかかっていないか気になり、精神的には消耗していたので、せどりについては継続は難しいと感じました。

 

ブログは東大の大学院生だった2014年から書いています。前のブログは2年書いて、アクセスが「0」だったので削除してしまいましたが、本ブログは2017年から2022年まで5年続いています。

 

これは私が文章を書くことが好きだからです。文学部でもないですし、本も大して読んできた人生ではありません。それでも書くことが好きなのです。

 

YouTubeの動画作成も好きだとは思うのですが、動画作成は時間がかかりすぎて土日の時間だけではどうしても重い腰が上がりません。本来はトライすべきなのですが、これは今後の課題です。

 

副業は特別なものではなくなってきました。当たり前のようにメルカリで不用品を販売する時代になりましたが、これも広い意味では副業と言えるではと思います。

 

書いてきた通り、副業を継続するのは簡単ではありません。それでも、収入以上に得られるものが多いのも実感しています。

 

一番重要なのは「自分の力で1円でも稼いだという実感」です。ビジネスコンテストで優勝することよりも、泥臭い作業の積み重ねが誰かの目にとまり、一円を生み出せる方が私は価値があると感じます。

 

元々は冒頭に書いた通り、会社員以上のお金を稼ごうと思っていましたが、少しずつハードルを下げて「楽しいからブログを書き続ける」ということを目指していきたいと思います。

 

これから副業にトライしたいけど、重い腰が上がらない、という人に、「一回でもいいので副業にトライしようかな」と思っていただけたら嬉しいです。