タクミです。
2020年1月以来、約4年ぶりに海外に行ってきました。
場所はイタリア。フィレンツェに3泊後、鉄道でナポリに陸路で移動。そしてフェリーを乗り継いでアマルフィに到着しました。
上記のとおり、アマルフィは日本からのアクセスは不便です。しかし、アマルフィは古くから貴族の別荘があるようなリゾート地で、特にヨーロッパの人にとってはバカンスに人気の場所です。
今回は、アマルフィでいちばん有名なホテル「サンタカテリーナ」に宿泊しました。
日本では、織田裕二さん主演の「アマルフィ」の舞台になった場所で、他にも世界中のVIPが宿泊したことでも有名なホテルです。
オレンジの木立と鮮烈なピンク・ブーゲンビリヤに覆われたロマンティックな情景は、エリザベス・テーラーやリチャード・バートン、さらにアンジェリーナ・ジョリー、ブラッド・ピットが滞在した時の趣をそのまま残しています。
引用元:https://jp.lhw.com/hotel/Hotel-Santa-Caterina-Amalfi-Italy
このホテルがあまりにも素晴らしかったのでレビューします。
【イタリア旅行】1泊60万円以上!アマルフィ海岸の高級ホテル「サンタカテリーナ」のスイートルーム宿泊!プライベートビーチが最高!
サンタカテリーナホテルの説明
サンタカテリーナホテルは、フェリーが到着するアマルフィ海岸から徒歩で15分の場所にあります。
https://www.hotelsantacaterina.it/en/home/
引用元:HOTEL SANTA CATERINA
1904年から創業している歴史あるホテルで、ホテルチェーンには属さないため、イタリアのアマルフィにしかありません。
アマルフィには素晴らしいホテルがたくさんありますが、せっかくであれば奮発してサンタカテリーナに泊まりたいところです。
サンタカテリーナのスイートルームに宿泊。値段は?
客室はスタンダートルームからスイートまで。価格は時期によりますが、私が滞在した2023年9月18日〜19日では、最低価格は20万円以上と非常に高額でした。
今回は奮発して「スイート」の部屋を予約。予約時の2023年2月のレートでも1泊60万円という過去最高の価格だったものが、ユーロ高の影響を受けて68万円!になってしまいました。
おそらくここまで高額なホテルに宿泊するのは生涯で一度きりだと思います。先月のリッツカールトン東京のクラブアクセス付きでも1泊20万円前後でした。
ただ、値段を忘れるくらい、過去でいちばん素晴らしいホテルでした。
サンタカテリーナのスイートルームの紹介
サンタカテリーナには客室40に対して、27室ものスイートルームがあります。18平米のスタンダードルームでもピーク時には1泊20万円を超えるのに、これだけのスイートに泊まる人がいるのは恐ろしいです。さすがは世界の最高級ホテルです。
今回は「ルーム9」の部屋となりました。スイートルームの中でも角部屋にある素晴らしい部屋です。スイートルームは他にも数種類ありますので、予約時にリクエストをすることもできますが、私はおまかせにしました。
デスクには可愛らしいウェルカムスイーツが置いてあります。どれもクオリティが非常に高くテンションが上がります。
ダイニングルームの先には寝室があります。キングベッドサイズでリネンが最高でした。
そして圧巻のバルコニーからの景色。シンプルながら目の前がアマルフィの海ということで、格別に素晴らしかったです。
ホテルからの景色。海が綺麗です。 pic.twitter.com/C0WBpmuT4X
— タクミ@シンプル都心ライフ (@steveperry1373) 2023年9月19日
アメニティは「ブルガリ」です!過去一の高級アメニティにテンションが上がります。ドライヤはダイソンで、なんと5つもの風量変化ができるヘッドが付いていました。レトロな石鹸置きに似合わないブルガリの石鹸。セレブすぎて笑ってしまいました。
コーヒーメーカは「LAVAZZA」というイタリアトリノのブランドでした。ネスプレッソやデロンギと同じく、専用カップをセットしてボタンを押すだけのシンプルなものです。
部屋の入り口付近の窓を開けるてみます。サンタカテリーナホテルの中の庭園とアマルフィの海が見える絶景です。スタッフさんが常に庭の手入れをしています。
サンタカテリーナは客室も素晴らしいのですが、実はさらに素晴らしいポイントがあります。
サンタカテリーナの共有部がすごい!
サンタカテリーナホテル内には庭園があります。どこも丁寧に整備されており、本当に楽園のようです。施設の中で1日中のんびりと過ごすことができます。
施設内を歩いていくと、小さなブティックの前にエレベータがあります。ここからがサンタカテリーナの本領発揮です。
セレブの隠れ家。サンタカテリーナのプライベートビーチを堪能!
エレベータはクラシックで、手動で扉を開ける必要があります。昔からあるレトロな部分を随所に残しているのがほっこりするポイントです。
エレベータに乗るとプライベートビーチに向けてゆっくりと降下していきます。断崖絶壁に立つホテルのため、プライベートビーチまではエレベータ移動になるのです。
プライベートビーチに到着。受付で人数を伝えるとタオルを2枚もらえて、席を確保してくれます。宿泊者のみが利用できる、まさにセレブの気分を味わえます。
プライベートビーチでは、専用のプールとアマルフィの海に入る2パターンがあります。専用プールも塩分濃度が高く、何もしなくてもプカプカ浮きますし、浮き輪も常備されているので泳げない方も安心です。
バーも併設されておりカクテルや食事も頼めます。今回は1泊のみのため、30分〜1時間程度で2回訪問しましたが、次回訪問した際は一日中ここでゆっくりできるように連泊したいと思います。
この場所は写真だけでは伝わらない素晴らしさがあります。このビーチの存在だけでもサンタカテリーナホテルをリピートしたくなります。
サンタカテリーナホテルにはミシュランのレストランもある!
サンタカテリーナにはミシュラン1つ星のレストラン「Glicine(グリシーヌ)」があります。客室からレストランに連絡して19:30から席を予約しました。
当日のレストランを抑える目的だったのですが、予約してからミシュラン1つ星であることを知りました!
利用客の方々は外交官やハリウッドスターのような(想像です)錚々たる方々がいて驚きましたが、アマルフィの夜景も楽しめる素晴らしいレストランでした。
何より、フルコースだけではなく、アラカルトで少しずつ注文できるスタイルなので、長旅の終盤でお腹がそこまで空いていない状態だった私には大変ありがたいものでした。
サンタカテリーナの朝食はブッフェ形式
朝のテラス席からの景色は圧巻です。地中海気候なのか、カラッとしていて本当に気持ちが良かったです。
サンタカテリーナでは火曜、木曜、土曜日の朝にヨガの教室をやっています。私は運良く月曜日チェックイン〜火曜日チェックアウトだったので、火曜日の朝に予約しました。
私の英語力が低く、待ち合わせ場所を間違っていて15分遅れてしまいましたが、1時間10分のコースでゆっくりとヨガを体験できました。波の音が聞こえる場所でのヨガなんて最高すぎます。
ヨガの後は朝食ブッフェ。昨日のレストラン「Glicine(グリシーヌ)」と同じ場所、同じ席で楽しむことができました。
イタリアらしく甘々なワッフルが印象的でしたが、濃いカプチーノで流し込むと幸せが舞い降りてきました。
サンタカテリーナは食事、眺望、部屋、ビーチ、おもてなしと、どれをとっても最高品質のホテルでした。
サンタカテリーナへのアクセスは?
サンタカテリーナホテルはアマルフィ海岸からバスで4駅、徒歩15分のところにあります。
徒歩の場合は車道、かつゆるやかに坂を登ることになるので、スーツケースの場合はバスを利用することがおすすめです。
バスを利用する場合は、アマルフィ海岸の広場にある「TABACCHI(タバコ売り場)」で、バスの切符を買います。店員に行き先を伝えればチケットを出してくれます。バス車内では販売していないので注意が必要です。
また、私たちはタクシーを利用しようとしましたが、アマルフィの広場は割高のタクシーサービスもあり利用は控えることにしました。
また、サンタカテリーナに宿泊する方向けの無料シャトルサービスもあります。私は知らずに帰りだけ利用しましたが、事前にメールで連絡すれば運転手が迎えに来てくれます。
なお、アマルフィに行くには、ナポリ駅から陸路でサレルノ駅に行き、バスかフェリーを利用するか、カプリ島など別の島からフェリーを利用します。アクセスは少々面倒です。
他にはお金はかかりますが、ホテルのタクシーサービスを利用する手段もあります。
私は、サンタカテリーナをチェックアウト後、アマルフィ周辺を散策してからシャトルでホテルに戻り、210ユーロ(33,000円)を支払ってホテルからナポリ駅まで移動しました。
ナポリ駅からアマルフィまでのタクシーの送迎サービスも各旅行会社が提供しています。難点としては1時間30ほどかかるのと、途中で山道を通ることになるので酔いやすい人は注意という点です。
アクセスが大変な分、それ以上の感動を味わえますので、ぜひサンタカテリーナに宿泊してみてください。
まとめ。イタリアのアマルフィ海岸の「サンタカテリーナ」ホテルのプライベートビーチを利用してみよう。
今回はイタリアのアマルフィにある「サンタカテリーナ」の宿泊体験記でした。
価格は想像以上でしたが、写真や動画以上では伝わりきらないほど、サンタカテリーナに宿泊する魅力は素晴らしいものがあります。
通常のスタンダードルームでも1泊20万円を超えてしまう時期もあり、なかなか泊まるのに勇気がいるホテルですが、一生の思い出に残ることは間違いありません。
宿泊客の方々もまさにセレブという印象があり、宿泊のハードルが高いイメージがありましたが、スタッフの方々はフレンドリーで、日本人の方も多く宿泊しているからか、とても居心地が良い空間でした。
まさに夢のような体験ができます。今回は奮発してスイートルームにしましたが、次回訪問した際は、1泊20〜30万円に抑えて連泊したいと思いました。