タクミです。
30代のIT企業に勤める会社員です。
本業とは直接関係しませんが、私はビジネス会計検定という資格の学習をしています。
ビジネス会計検定:30代会社員の学習記録
ビジネス会計検定は大阪商工会議所さんが主催している資格です。
3級が入門、2級が中級、1級は比較的高難易度というランク分けがされています。
ビジネス会計検定の学習をすることで、企業の財務諸表の数値から企業の安全性や収益率を計算、分析するスキルを取得できるようになります。
私は最も入門の3級をようやく1周したところですが、問題を解いているうちにとっつきにくい会計用語を理解し、また計算することができるようになります。
例えば以下の用語は、私のように簿記などの会計資格を勉強した人以外は馴染みがないと思いますが、ビジネス会計のテキストを読み、問題を解くことで、すぐに用語に慣れることができます。
- 貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の科目の理解
- 総資産回転率/当座比率などの財務分析の計算方法
- PER、PBR、ROA、ROEなどの略語と計算方法
- 上記の数値を用いたA社、B社の比較
入門レベルのビジネス会計検定3級でも、上記の用語の定義と計算方法がしっかり身に付くので、資格を受けない人にもおすすめできます。
参考書は、公式テキスト1冊、公式問題集1冊の2冊だけで良いのでシンプルです。
10時間程度勉強するだけでも、財務分析の概要がつかめると思いますので、勉強時間がなかなか取りにくい方や、簿記は敷居が高く諦めている人にもおすすめです。
なお、私が現在並行して学習している中小企業診断士の財務会計に出題される用語は、ビジネス会計検定2級である程度は網羅できる印象です。
私のように、経済学部でもなく簿記などの会計資格を受けたことがない人間が、いきなり中小企業診断士の財務会計の学習をするのはハードルが高いです。
中小企業診断士の財務会計についても一通りの学習を通してみたものの、財務分析の本質がわからないまま、問題の解法を覚えているような感覚でした。
そんな私でもビジネス会計検定のテキストと問題集をやってみると、財務諸表の背景や計算の方法がしっかりと理解できるので、中小企業診断士の理解がしやすくなりました。
せっかくなので資格も取得したい。ということで、私は1ヶ月後の10月に受験予定です。
ちなみに、中小企業診断士の財務会計や簿記の学習をしていればビジネス会計検定の3級は大丈夫かな、と思っていましたが、計算問題がびっちり出てくるので、単独で対策しないと難しそうです。
ビジネス会計検定は、勉強のハードルは低いながら、小難しい企業の財務諸表を読み取り分析する力が身につくのが気に入りました。
ぜひ興味がある方は、書店などで参考書を読んでいてみてはいかがでしょうか。