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IT社員がビジネス実務法務検定を受けてみた理由

タクミです。

 

30代会社員として仕事をしながら資格取得に挑戦しています。

 

先日、初めてビジネス実務法務検定の3級に挑戦し、無事に合格することができました。

 

ビジネス実務法務検定は、難易度の低い順に「3級」「2級」「1級」まであります。

 

今回は、法律の入門レベルとなる「3級」を受験し、無事に合格できました。

 

私はIT企業の会社員ですので、ビジネス実務法務検定は、業務上、取得が必須ではありませんでした。

 

また大学の学部、修士は「農学」です。そのため法律はほぼ勉強したことがありません。

 

そんな私ですが、ビジネス実務法務検定を勉強する価値は高いと感じました。

 

今回の記事ではその理由についてまとめます。

 

 

 

IT社員がビジネス実務法務検定を受けてみた理由

ビジネス実務法務検定とは

ビジネス実務法務検定は「東京商工会議所」が開催している検定試験です。

 

入門レベルとなる3級は、2022年までは合格率70%前後と、比較的、難易度は低い試験だったようです。

 

しかし2023年以降は、合格率は50%前後に落ち着いています。

 

2人に1人は受かると考えると、そこまで難しい試験ではありませんが、きっちりと試験対策をしないと、不合格になりえる試験だと感じました。

 

合格点は70点以上です。私はギリギリの72点でした。正直、手応えがなく不合格かなと思いましたが、一発で合格できてよかったです。

 

私のビジネス実務法務検定の勉強法、勉強時間

ビジネス実務法務検定の勉強時間は「75時間」でした。

 

  • 「テキストいらずの問題集2024年版」:40時間
  • 中小企業診断士(スタディング)「経営法務」分野:25時間
  • YouTubeの講義(聞き流し):10時間

 

https://youtube.com/playlist?list=PLOWy_54AA2ievyRPwgPq6UD9RDTsQDK7p&si=wtwGioB_RNws6KBg

引用元:ビジネス実務法務検定:オンライン木村ゼミ様

 

中小企業診断士とYouTubeは聞き流ししているだけでしたので、テキストいらずの問題集を40時間勉強し、全ての問題を最低1回は正解できるまで復習したたことが、合格できた理由だと思います。

 

ビジネス実務法務検定を受験した

ビジネス実務法務検定は、3級レベルでも事例問題が多く、その場で考えないと解けない問題がでます。

 

試験本番、思った以上に難しい問題が出て焦りましたが、過去問での勉強が役立ち、なんとか乗り越えることができました。

 

具体例としては、3〜4割が「テキストいらずの問題集」と似た問題でしたが、それ以外の分野も多く出題され、時には直感で答えざるを得ない場面もありました。

 

テキストで出題されている問題は確実に正解し、それ以外は消去法を使って粘る、という戦略を取れれば、「テキストいらずの問題集」のみでも、一発で合格できると思います。

 

より高得点で合格された方は、これ以外に問題集を1冊解いている人もいるようです。

 

IT企業の社員はビジネス実務法務検定をとる必要はある?

私のようにIT企業に務める社員の場合は、IT分野の試験を優先して勉強する必要があるので、必ずしもビジネス実務法務検定を受ける必要はないと思います。

 

しかし、会社からの資格要件を満たしている方には、ぜひビジネス実務法務検定への挑戦をおすすめします。

 

理由の一つ目は、広範囲にわたる法律の知識(民法中心)を学べるということです。

 

普段のITの業務に関連性が高い法律の分野は「請負、業務委託、派遣」「独占禁止法」「不正競争防止法」「労働法」「製造物責任法」になります。

 

これらの分野は、基本情報技術者、応用情報技術者のA問題、午前問題で出題されますので、すでに学習済みの方は多いと思います。

 

最低限の法律知識という点では、情報処理の試験でも学習はできますが、ビジネス実務法務検定を勉強することで、幅広い分野をざっくりと理解できるメリットが大きいです。

 

ビジネス実務法務検定3級では、上記の他にも、商法、会社法、家族法、債権関連の民法など、幅広いジャンルを学習できます。

 

情報処理の学習では、法律の問題は、過去問の回答の選択肢を暗記する程度にしか勉強しない方も多い(私もです)と思います。

 

本業の業務だけでなく、婚姻法や財産分与など、自身の生活に関係する分野も学べますので、IT企業の社員でも、積極的に学習してみることをおすすめします。

 

まとめ。ビジネス実務法務検定は積極的に受験するのがおすすめ

ビジネス実務法務検定は、幅広い法律の知識をざっくりと理解することに役に立ちます。

 

私のように、学生時代や会社員になって、一度も法律を学んだことがない方にとって、ビジネス実務法務検定3級の学習からスタートすることはおすすめです。

 

ITの分野では、まずは「ITパスポート」からスタートするという方はたくさんいらっしゃいます。

 

IT未経験の状態から、いきなり基本情報技術者を受験するのは、ハードルが高いからです。

(IT企業の社員の私も相当苦戦しました)

 

法律の分野、特に「ビジネス実務法務検定3級」の分野は、どの業種の方にとっても役に立ちますし、生活の中で活躍する場面がくる可能性も高いです。

 

私もそうですが、法律が関係する難関試験(宅建、行政書士、中小企業診断士など)を受験する方にとっては、まずはビジネス実務法務検定からスタートしたほうが、学習効率は高いと思います。

 

私は中小企業診断士を学習していますが、いきなり講義を聞いても断片的にしか理解できませんでしたが、ビジネス実務法務検定を受験してから、講義を聞くと、理解のスピードが早くなったことを実感できます。

 

私のように初学者の方は、50時間以上の勉強時間が必要になってくると思います。

 

例えば、お昼休みの30分の学習と、週末1時間の勉強をコツコツやっていけば、3ヶ月程度で合格レベルに到達できます。

 

IT業界の方を含め、幅広い業界で役立つビジネス実務法務検定。

 

日常生活や今後のキャリアに役立つ知識を得られるため、ぜひ挑戦してみてください!