タクです。 (立花 拓巳 (@steveperry1373) | Twitter)
IT系の企業に勤めています。
ネットでは「デスマーチ、鬱病、激務、35歳定年」とIT業界自体が叩かれやすく、「就職や転職に興味あるけど心配…」と思われる方もいるのではないでしょうか。
実際に筆者も内定を貰った時から「ついに幸せだった学生時代が終わってしまうのか」とIT業界にビビっていました。
今回はネットで噂になっているネガティヴなワードが本当なのか、そしてIT業界で働くメリットを独断と偏見で語っていきます。
IT業界の黒い噂の真相とは?
質問1:ブラックなの?
単刀直入ですが、YESが3割、Noが7割くらいです。正直会社や部署でまったく異なりますが、どこにいても閑散期は定時上がりで、繁忙期は残業あたりまえです。
燃えてるプロジェクト(スケジュールが遅れて、問題が次から次へと発生するプロジェクト)の担当になると、どブラックに感じるはずです。
筆者は2年目かつ残業が月40時間MAXと部署で決められているので、今の所はブラックには感じません。
しかし、同期では月100時間の残業に追い込まれたり、既に過労やうつ病で休職中の人もいます。
そういった可能性があるということではブラックと呼べると思います。
離職率は?
これは入ってから知りましたが、意外にもIT企業の離職率は低めの印象です。
筆者の会社は3年で5%前後とネットにかかれていましたが、2年目の段階で3〜4%なので予想どおりの離職率の低さです。
業界によっては3年後の離職率が平均40〜50%を超える離職率になりますから、比較的低いほうです。
また、ポジティブ転職や起業が多いのがIT業界の特徴で、筆者の会社でも外資コンサル、人材、教育、起業など、30代でキャリアを変更する人がいます。
IT業界の離職率はあまり気にしなくてよいです。
どこが大変なの?
お客様、協力会社さん、社内調整などコミュニケーション力に全力をあげる必要があることです。
IT業界ではITゼネコンと揶揄されるように、管理者(マネジメント側)と作業者が明確に線引きされています。
管理者の仕事は、「お客様からの要望を正確にヒアリングして、作業者のプログラマーに仕事を依頼すること」に尽きます。
これが厄介で、通常はコミュニケーションのミスやむちゃぶりが多発します。
管理者「依頼したウェブページや機能ができてないじゃん!〇〇日までにやるっていったのにできてないじゃん!」
作業者「依頼が曖昧じゃん!そもそも〇〇日までって前提のスケジュールがむちゃぶりじゃん!」
こんなやりとりが続くと人間関係がガンガン悪化します。プロジェクト終了後には険悪になってしまうと、その後のプロジェクトに支障がでます。
人間関係を構築するスキルが最重要です。
メリットはないのか
上記ではIT業界のネガティヴな点を中心にご紹介しましたが、影には光があるようにIT業界特有のメリットも存在します。
IT業界で働くメリット
働き方が自由
裁量労働だったりするのが普通かつ始業時間が9:30〜10:00と遅めです。
朝に弱い人には大きなメリットです。
また休みも頻繁にとれます。
いいか悪いかは別として、有給時に理由などなくても比較的自由にとれます。
体調不良としておけば「メンタルかな」というIT業界特有の気の使い方で、とくに休暇取得をとがめられることはありません。
給与が高め
裁量労働では関係はありませんが、残業がつく会社であれば収入はどんどん上がります。
近年の働き方改革で残業自体が減ってきてはいますが、それでも残業は多め。収入に反映されるために頑張れたりします。
スキルが身につく
IT業界では様々な資格が存在します。
またプロジェクトでの経験やITスキルを高く評価してくれる会社は非常に多いです。
極端な例で言えば、IT業界に関わらず、どの業界でもIT部門に採用される可能性があります。
努力が報われやすいのがIT業界の特徴です。
まとめ
IT業界を独断と偏見でご紹介しました。
筆者の主張としては「IT業界はツライ面も多いですが、プラスの面に目をあてて、ガンガンスキルを上げてキャリアアップしましょう。」ということです。
どの業界でもITに強い人は人手不足です。フリーランスでも需要が最も多いのがITスキルを持った人たちです。
ブロガーの方にはSEやプログラマーの方が多い気がしますが、ITに親しみがあるだけでも、強みになります。
IT業界に関わりのない方であっても、ブログなどを通して少しでもITの知識を身につけると必ず生きてくると断言します。
悪い面のみが注目されやすいIT業界ですが、ポジティブな面もあるということをご紹介して締めさせていただきます。