人生の生き方は2パターンあると思っているタクミです
1つ目は「自分の好きなことをやること」
2つ目は「世間の評価に合わせること」
どっちが大事というわけじゃなく、両方大切なのですが、ほとんどの人は学生時代から社会人に至るまで、この2つのことに悩まされます
好きなこと:ゲームや漫画を好きなだけ読む、スポーツを極める、好きな服を着る、貯金せずに好きなものを買う、独身で悠々自適にお金を自分に使う
世間的なこと:勉強して良い成績をとる、偏差値の高い高校、大学に進学する、スーツを着る、家庭環境や将来像が似ている人と結婚する、将来のため貯金、投資する、
本当は自分の好きなことをやりたい。だけど食べていかないといけないから、嫌々ながらアルバイトを始める
普通に死なない程度に食べていくくらいの収入は、アルバイトすれば賄える。でも、食べていけるだけの収入ではダメで、世間的な評価が気になって正社員の方がいいのではと考える
正社員の数は限られているから、できるだけ就職実績のある大学に進学する。そのためには嫌々ながら遊ぶのをやめて勉強する
世間的な目を気にすると、必ずどこかで自分のやりたいことを辞めて自己犠牲を払う必要があるのです
自己犠牲はとてつもなくストレスになります
しかし、自分のやりたいことと世間的な評価の両方を得たいと思ったら、どこかで自分の時間を大量に投資する必要があります
自分のやりたいことと世間の評価を一致させるために行動すべきこと
まずは「世間体を求めて行動する」をやってみる
自分の好きなことと、世間体のどちらを優先しますかと言われたら、タクミは「世間体」を優先するようにいいます
例えばタクミが7年間塾の講師をしていたとき、ある中学生の子がタクミに「声優になりたい」と言いました
タクミは「声優になるのは夢があっていいね!でも普通の声優さんじゃつまらないから、英語ができる声優さんだともっといいね!」といいました
そして、英語の発音を一緒に勉強しながら、「声優っぽくこのセリフを発音してみて」と英語の学習を続けました
本音としては「声優で成功できる割合は低い上に、収入の面でも安定していないし高くもない。だけど英語が話せて使いこなせれば、声優に限らず仕事の幅が広がるだろう」と思って、生徒にこのようなことをいいました
今の時代は「声優」のプロにならなくてもYouTubeでもSHOWROOMでも、個人が才能を売りに出すことは簡単にできる時代です
むしろ、事務所に所属せずに個人で人気を集めて広告収入を得たり、リアルの世界でも人気になって売れることもできるようになりました
「声一本」でお金を得るのは難しいですが、英語を身につけて、例えばTOEIC800、900のスコアを持っているだけで、「英語ができる人なんだ」という信頼につながります
世間体の面で言えば、「声優ができるスキル」だけでなく「英語ができるスキル」も持っている人になります
結果的に、声優の勉強だけでなく、英語を学ぶ必要がありますが、学生のうちは、まずは世の中に対して、あなたはどう見られるのかを意識して勉学をするといいと思います
やりたいことをやるためには、まずは「世間的に認められるのが先決」とタクミは考えています
例えば有名企業や有名大学から、独立したり他の大学に変更することは容易ですが、その逆は難しいからです
自分のやりたいことと世間の評価を一致させていく
同じく就職活動中の学生で「やりたいことをできる企業はあるけど、給与が安いし休みもない」という相談を受けたことがあります
タクミは「それなら給与がそこそこで休みも取れるけど、やりたいことができない企業にいけばいいよ」といいました
なぜなら、この学生は「自分のやりたいこと」よりも「給与」と「休み」が本当は欲しい学生だからです
本当に「やりたいこと」であれば、仮に「給与が安くても休みが少なくても」迷うことはないはずと思いました
ちなみにこの学生は音楽が好きで「音楽系のエンターテイメントの会社」を志望していました
しかし、「給与」がそこそこあり「休み」がしっかり取れる企業に入れば「余暇の時間」が豊富になります
その時間を使って、好きなだけ音楽にお金を使えばいいし、思う存分時間を使って音楽を楽しむことができるのです
就職活動では「仕事内容よりも、どんな生活をしたいのか」で選択する
サラリーマンの仕事は基本的に「なんでも屋」です
営業と言っても「何を売るのか」は配属次第です。新規に飛び込み営業するのか、すでにお得意先があって、関係を維持するためのルート営業なのか、全くやることが違います
営業をしていたと思ったら、「開発、技術」になることもありますし、「ビジネス企画、コーポレート」といった会社内のビジネスを担当することになるかもしれません
一方で、別の学生から「勤務地は絶対に東京がいいから、この企業を志望しています」という話を聞きました
タクミは「ぜひこの企業を受けたらいいよ」と返答しました
働きたい勤務地が明確にあるなら、勤務地が固定されている企業を選べば「やりたいこと(東京で働くこと)」を実現できます
同じく「20代で港区に住んで遊びたいんです」という人がいれば「激務でブラックだけど、給与は高い仕事を選べばいいよ」「家賃補助が手厚い企業を受けるといいよ」といいます
何せ港区に住もうとした場合は、1ルームや1Kの安い賃貸であっても10万円前後の値段になりますし、ちょっといいマンションになると12〜15万円に跳ね上がります
15万円の家賃を払うためには、年収600〜700万円はあると落ち着きますので、20代でそれだけの給与をもらえる「高給」な企業を受けるべきです
自分のやりたい選択をするには「世間的に認められること」が必要だ
しかし、就職活動を経験されたことがある人はご存知だと思いますが、自分の希望する企業に入社できる人は、ごくごく一握りです
それこそ20代で年収600万円以上を払ってくれる企業に入社するためには、まずはよっぽどの成果を学生時代にあげたか、有名大学に在籍している必要があります
年収はそこそこでいいと言っても、例えば「休みが多いホワイト企業」「学生に人気の企業」は、信じられないほど倍率が高くなります
あなたがやりたいことで、例えば「就職した後に、こんな生活をしたい」と思っても、まずは「あなたは何がウリなの?」という質問に答えられなければ、企業側から門前払いをくらうことになります
「仕事はそこそこでいいから、しっかりとした休みをもらって、週末に自分のやりたいことをする」と思っていても、「休みが多い企業」「有給休暇取得率」の情報は転がっていますし、それこそ全国からその企業に内定をもらいに受けにきます
自分のやりたいことをするためには、まずは世間に認めてもらうことが肝心です
独身で悠々自適になりたいけれど、世間的に結婚も必要?お金や子供の教育はどうする?
例えば独身時代に、お金を自分自身にたくさん使っていた人は、結婚するのを躊躇しがちです
たとえば仕事もバリバリで都心部に一人暮らしして、週末はガンガン遊んだり自分の趣味に没頭していた人が、
結婚した場合に、都心部を離れて広めの住宅街に引っ越したり、仕事の量もセーブして子育ての時間を作るなど、適応しないといけないからです
仮に結婚をして子供が欲しいと思っている人であっても、今の生活水準が低くなることはストレスになるからです
もし、夫婦で共働きをするなら、お互いの勤務地のどちらに近い家にするか選択しないといけなくなります
その場合、「都心部に住む」ことを諦める必要があります
また、お金についても普段の生活費、子供の養育費、教育費に貯金しないといけないかもしれません
「自分自身にお金を使う」ことを諦める必要があります
「世間的にはそんなことあたり前でしょ」という言葉に飲まれて、自分の望んでいる生活ができなくなるかもしれません
もちろん、結婚する相手が働いているか、どれだけ理解があるかによって変わってはきます
一番良いのは「お互いの価値観があるか、よく話しあう」ということです
結婚するも独身も全く個人の自由ではありますが、統計的に結婚しやすいのは年収が安定している人です
しかし仮に年収が安定していなくても、共働きで世帯年収600万円になれば、そこまで大きく独身時代の生活水準を落とさずに住むかもしれません
とはいえ、夫婦どちらかが「専業で家事をしたい」願望があるなら、一馬力でそれ相応のお金を稼ぐ人と結婚する必要があります
また、子供の養育費に関しても、本当にお金を使う必要があるのか考えるのが大切です
これはタクミの周囲を見て気づいた主観で恐縮ですが、大企業の社員の親は、やはり大企業であったり、大学教授であったり、医者、弁護士であったりする場合が多いです
東大生の親の平均年収900万円という話もありますが、当然教育の意識や重要性を理解して、さらに塾通いにお金を使える人の方が有利です
しかし、タクミは例外的に、大学院から東大に進学する方法を運よく見つけることができ、小さい頃からむやみやたらに受験勉強をさせなくても、別にいいんだなということに気づきました
タクミの両親は、タクミに「有名大学にいけ」と言ったことは一度もありません
単純に子供の頃に頭がいいわけじゃなかったので、期待されてなかっただけなのですけどね
確かに子供の頃から英才教育をさせた方が成功する確率は上がります
しかし、だからと言って経済的に難しいのに私立の学校に小学校から行かせたり、お受験させたりしなくても、問題ないということです
単にお金がたくさんあればいいわけでもありません
あなたのやりたいこと、相手のやりたいこと、世間の評価が、どこかで一致するために行動する必要があります
まとめ。まずは世間に認められそうなことに努力する。やりたいことをするのはそれからでも十分間に合う
自分のやりたいことをするためには、人生のどこかでスイッチを入れて努力する必要があります
ほとんどの場合は「学生時代」であって、勉強することが世間的に優位になることを知って、努力する選択を選ぶと、長い人生で自分のやりたいことをできる可能性が高くなります
そして2018年現在、タクミが学生の頃と比較して、明らかに時代は変化しています
中学生くらいの頃からブログを書いたり、プログラミングをしたり、創作活動を継続していけば、社会人になるであろう20歳前後で、すでにサラリーマンの収入くらい得られる人も増えると思います
それでも世間に認められることを優先するには、まずは学業を一生懸命やるのがオススメです
「世間な目を気にしない」ための本がたくさん登場していますが、本を書く著者のほとんどの方は有名大学出身、大手企業出身、医者、弁護士などの専門職の方ばかりです
起業家の人であっても、元々は有名大学出身の方が多いです。
本を出版して、独立して稼いでいたりする人であっても、元々は世間の評価を得つつも独立を果たした人が多いということに気づきます
まずは、世間的な評価をある程度えるための努力をした上で、自分のやりたいことをとことん考えても十分に間に合います
自分のやりたいことをやるために、まずは世間的な評価を得られるように努力して見ましょう