量より質と言う言葉よく聞きますよね。筆者もこの言葉が大好きで、がむしゃらにでも量をこなすことを心がけてきて今までうまくいったことが多いです
しかし、量をこなすっていうのは、とにかく数をこなすと言うことに履き違えられがちです。本であれば月に30冊読むとか、わかりやすい数字に例えられがちです
最近思うのは、社会人になって本をまとめて3冊ほど買っても、ほとんどが読まれないと言うこと。そして読むべき本と言うのは本当に少ないと言うことです
ただ、それがわかったのは学生時代から継続して本を読む習慣があったからです。今回は読書の重要性について筆者が思うことを書いてみます
本を読む事はなぜ重要なのか。たくさんの本を読むべきか、同じ本を繰り返し読むべきか
本を読むことの重要性は、歳をとるごとにわかる
筆者は学生時代やっておいてよかったことの1つとして、ビジネス本や自己啓発本の読書をあげます
15歳から20歳までの若い時に、大人が読むであろう本をひたすら読んでみました
ドラッカーのマネジメントの本、スティーブンRコビーの成功の7つのステップ、カーネギーの人を動かす、プレジデント、ダイヤモンドなどの経済雑誌、などなど
とにかく背伸びをしたかったのです。誰よりも早く成功したかったのです
今社会人になって、40歳以上の課長部長が、自己啓発本を社内に勧めたりしていますが、筆者はすでに読んでいる本が多いので、内容を知っているのがメリットです
もちろん、年によって読むべき本が変わると思います。高校生の頃は、ビジネス本ではなく、受験勉強に精を出すべきだったかもしれません
それでも、若い頃からビジネス本や自己啓発本を読んできたことで、社内では偉い方とも話すときに堂々としていられます
ただし、ビジネス分野、自己啓発本はとてつもない量があります。まずは有名どころをささっとでも目を通すとオススメです
成功の7つのステップはこちら。ポジティブに生きられることまちがいなしの良書

- 作者: スティーブン・R・コヴィー,フランクリン・コヴィー・ジャパン
- 出版社/メーカー: キングベアー出版
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人を動かすはこちら。人のために行動する重要性がわかります。
影響力の武器はこちら。こちらは高いのですが、繰り返し読むことで人間の行動を把握できます
本を読むことで、自分より優秀な人のノウハウを80年分知ることができる
80年分と言うのは、人生の寿命の事ですが、1,500円前後の本を読むことで、自分より優秀な人の知識を学ぶことができます
筆者が15歳の頃、世間知らずなので自分は才能があると思い込んでいました。何もなしえていないにもかかわらずです
しかし、15歳のときに本を読み始めてから、若くして成功している人が世の中にはたくさんいることを知りました
また、岡本太郎氏など、自分のひいじいちゃんよりも年上の人の本を読むことで、日本人の昔からの習性や、芸術に関する知識を学ぶことができました
岡本太郎氏の名著がこちら。人生に行き詰まったらぜひ読んでください

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか (青春文庫)
- 作者: 岡本太郎
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東京に住んでいたら、港区青山にある記念館も訪れてみてください。おしゃれなカフェもあります
他にも、47歳と言う若さで亡くなられましたが、就活の本や、社会人向けのキャリアサポートの会社を立ち上げた杉村太郎氏もオススメです
経歴がとてもエリートなので、参考にできるところが少ないですが、こんなに頑張れる人がいるんだと言うことを学びました
死ぬ気でやれよ死なないから、と言うコトバで心が熱くなる名著があります。元気がなくなったときにはこちらの方を読んでください。
ただし死ぬ気でやれよ、死なないからと言うのは、現実的では無いようです
このように、たった1,500円程度の本を読むことで、自分より優秀な人の生涯をまるまる学ぶことができます
自分1人の人生は非常にちっぽけなものです。80年間生きたとしても、大半の人は学校に行って卒業したら定年まで勤め上げて死んでいくと言うスタンダードな人生が待っています。違いは結婚するか生涯独身かの違いだけです
女性であれば、学校を卒業して、20代、30代のうちに結婚して、子供を数人作り、孫ができて80数年で人生を卒業します
自分1人だけの人生は、このようにある程度フレームワークの中でしか生きられないわけです。
だからこそ、本を読んで他の人の人生を学ぶ必要があります。
ロバートハリスさんの人生の100リストはすごいです。普通は人生の成功を考えて目標をたてますが、ハリスさんは人生の探求者なのか、刑務所に入るという、常人では考えつかない目標をたてて達成します。人生を極限まで堪能している方です
筆者ではとうてい真似できないことでも、本を読むことで知ることができます。人生の追体験をできるという意味で非常に読書は重要です。
賢者は他人の経験に学び、愚者は自分の経験にこだわる、と言う趣旨の言葉がありますが、自分の人生から学んだことで、困難を解決することは難しいです
ITの知識がわからないなら、ITに詳しい人に聞く。音楽の知識がわからないなら、声楽家やピアニスト、作曲家に聞く。料理ができないなら、プロのシェフや、料理が得意な方に聞く。恋愛に困っているなら、恋愛のプロに聞く。(これは経験値がものを言いますが)
たった80年しかない人生の中で、すべてのジャンルを極める事は無理です。ただし、本を読むことによって、多種多様な人生のノウハウを学ぶことができます
本は読んでも読まなくても筆者が良いとは思っています。しかし、どちらかと言うと読んだ方が得だし、たのしいからこそ筆者は本を読む、と言う感じです
本を読む効率を上げるためには、本を読むためのノウハウと言うのも学ぶことができます

- 作者: J・モーティマー・アドラー,V・チャールズ・ドーレン,外山滋比古,槇未知子
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本は量こなすべきなのか、一冊を熟読すべきなのか
よく、量より質、質より量と言う言葉を聞きますが、これはどっちも大事と言う当然の原理があります
要は、はじめにたくさんの本の存在を知る必要がまずあります。存在を知らない本を読むことができないからです
次に、その本が誰によって紹介されているかを知る必要があります。ただ本を売りたい人が読んでもいない本を売りつけているのか、何百回も熟読した本をほんとにオススメしたいから勧めているのか、見極める必要があります
人生は80年しかないので、すべての本を片っ端から読むことが不可能です。そして全ての本が役立つと言うのも嘘です
筆者も、これは読んで本当に多かったと言う本は、数冊に限られます。そしてこれはその人の人生によって、読むべき本というのは変わるのです
なので、人生の中で知り合った信頼できる人が勧めてくれた本はぜひ読んでみましょう
今ではアマゾンで中古で安く買うこともできますし、時間がある人はブックオフなどの中古本屋に行けば、100円から売っていたりします
図書館に行けば無料で読むこともできます。よく、本は身銭を切って買った方が身に付くと言う言葉がありますが、身銭を切っても1ページも読まずに売ってしまう本も多数あります
本自体の価値は、買おうが借りようがもらおうが関係ないです。とにかく、この本を読むべきと言うレビューを見て、その筆者が信頼できるのであれば、まずは読んでみることをオススメします。
まずは、大量の本を知る必要があるので量をこなします。本屋に行って、好きなジャンルの本を表紙だけ見るとかもオススメです
そのうち、ブログなどで表紙だけ見たような本が紹介されていたりします。そういった後は手に取って読んでみましょう
このように、まずは表紙だけでも見てタイトルを覚えることを「フック」といいます。表紙のタイトルすら知らない状態では、ブログで紹介されていても、気づかずに読み進めてしまうでしょう
そして、大量の量の本を読んだ上で、おそらく2、3冊ほど、繰り返し読むべき本が見つかります
筆者の場合は、人間の行動を知りたいと思ったので、こちらの本をおすすめします
1冊でも、生涯をかけて読み続ける本に出会えたらそれは幸せなことです。本に限らず映画でも、何でも良いのですが、自分にとって大事な本に会うために、たくさんの本をまずは読みましょう
まとめ。若い頃から本を読んできてほんとによかった。できれば小説も読むべきだった
というわけで、本を読むことの重要性を語ってきました。ただし筆者は弱点があり、小説は全く読んできませんでした
特に歴史系の小説などは、人間の行動心理を学ぶ上の重要な役割を果たします。自己啓発本には心理学では、このような人間の行動心理を体系立て、学ぶことができますが、小説ではそれを具体的な人間が演じてくれます
学校で、数学が苦手な人は、なぜ数式が役立つかわからない、なのに難しいことをやる必要がわからない。と思っているから嫌いになってしまうのです
もし、小説や映画などで、例えば学生でも読めるようなアニメで、数学の天才的な少女が数式などを使って、物事を解決するようなストーリーがあったら、とてもイメージしやすいのではと思います
なので、可能であれば心理学の本などを学ぶ際には、名著と呼ばれている小説も並行して読んでいると、より体験化できて良いです
というわけで、今回は本を読む重要性について語ってきました。皆さんもぜひお勧めの本があったら紹介してください