長々しいタイトルですが、筆者タクミは大学時代は軽音サークルでロックバンドのボーカルをしてました。
当時は本当にプロミュージシャンになりたくて、週7でカラオケに行ったり、肺活量を鍛えるためのトレーニングをしたり、DTMで作曲したりしてました。なつかしいです。
そんな音楽大好き、歌大好きでカラオケレパートリー1000曲のタクミがえらぶ、日本のすごいボーカリスト5人をご紹介します。
ただし今回はすごいボーカリストなので、カラオケで歌いこなすのは非常に難しいということに注意してください笑
カラオケの曲の難易度をざっくりと知りたい方はこちらも参考に!
【大全】カラオケレパートリー1000曲のタクが独断と偏見で歌唱難易度を偏差値にしてみた・JPOP 男性 - シンプル都心ライフ
日本人のボーカリストですごいと思うひと3人をご紹介!
B'z 稲葉浩志さん
超有名ボーカリストのB'z稲葉浩志(いなばこうし)さん。「こうじ」さんでなく「こうし」さんです。
稲葉さんのすごいのは圧巻のハイトーンボイスですね。日本人離れしています。
ただ、本当にすごいのは肺活量です。ハイトーンボイスは生まれながらに得意な人もいますが、ハイトーンのまま、ロングトーン(同じ音程を伸ばしつづけること)ができる人は少ないです。
普通のひとが稲葉さんの曲でハイトーンをマネすると、最高音にとどかないうえに、息が続きません。
さらに稲葉さんの場合はシャウトの技術がすごいです。名探偵コナンの主題歌にもなったギリギリchopという曲がありますが、曲の最後にえげつないハイトーンロングシャウトが入っています。
稲葉さんのものまねタレント(B'z軍団さんなど)の方はたくさんいますが、ほとんどの人はまず声量が足りないので、金切り声になっています。
また音程も届いていそうで半音程度フラット(正しい音程よりも少しだけ低いこと)しています。
カラオケマニアの人はわかると思いますが、声量を出そうと喉に力がはいると、音程がフラットしてしまうんです。
稲葉さんの曲を歌うときに、音程を合わせようとすると声量が出ず、声量を出そうとすると音程が合わないジンクスに襲われます。
音程と声量があってもロングトーンで息が続かず、ロングトーンを死ぬ気で歌ってもシャウトができず、喉をつぶす。
というわけで、カラオケ初心者、中級者の方は稲葉さんの歌は歌わないようにしましょう笑
稲葉浩志さんは、本当にすごいボーカリストです。
スピッツ草野マサムネさん
稲葉さんは誰がきいてもすごいとわかる派手さがあります。圧倒的な声量と、ハイトーン、ロングトーンですから。
しかし稲葉浩志さんがだせない声をだせるボーカリストがいます。それがスピッツの草野マサムネさん。
チェリー、ロビンソン、楓など、数々の名曲を作る才能もすばらしいですが、草野さんの声をマネできる人はそうそういないです。
稲葉さんを始め、ミスチルの桜井さん、ラルクのhydeさんのモノマネタレントはたくさんいらっしゃるのに、なぜか草野マサムネさんはモノマネされることが少ないですよね。
よくモノマネされるアーティストは、声の出し方に特徴があるんです。ということは、普通の人でも声の出し方さえわかればモノマネしやすいんです。モノマネされるアーティストも独特の歌唱法をあえてすることで特徴を作って売っていたりしますからね。
しかし草野さんの場合は、声の出し方がわかりにくいです。ただ普通に歌っているのか、大声をはって歌っているのかわかりにくいです。
どちらにせよ1曲の中で声の質があまり変わらないという特徴をもっています。
さて、モノマネしにくいアーティストだけなら、声に特徴のないアーティスト全般ということになってしまいますが、草野さんの曲は非常に歌いにくいものがあります。
草野さんの曲は平均的に曲のキーが高いうえに、ファルセット(裏声)をほとんど使いません。かといってハードロックやヘビメタのように著しい高音も使いません。
要は、ほとんどの日本人男性が出しにくい音域で、小細工しないで歌いつづける必要があるんです。
草野さんの曲はもともと地声が高い人でないと歌いこなすのはむずかしいです。
歌唱力に定評のある秦基博さんやゴスペラーズが草野さんの曲をカバーしていますが、高音域が苦しそうだったり、うまくファルセットで逃げたりしています。
歌わないで曲を聴いていると大してむずかしくなさそうですし、liveの映像をみると草野さん自身もすずしそうな顔でサラッと歌っているようにみえてしまいます。
そして一般のカラオケ好きなひとがスピッツの曲をうたおうとすると、むりやり声をだして息がつづかなかったり、バラードなのにロックのようになってしまったりしてしまいます。
ロックやメタルの曲を歌うのは実はむずかしくなかったりします。勢いで一瞬ハイトーンをしぼり出したり、シャウトやフェイクでごまかしたりできますから。
なにげないバラードをハイトーンでロングトーンでさらっと歌うのが最強に難易度が高いんです。
タクミはスピッツの曲はほとんど入れません。ロングトーンの練習としてロビンソンと楓を入れるくらいです。
歌いやすい曲もありますが、初心者、中級者はスピッツをカラオケで歌わない方が無難です笑
takaさん(ONE OK ROCK)
若い方しかわからないかもしれませんが、歌手の森進一さんの息子さんであり、ONE OK ROCKのボーカリストtakaさんもすごいボーカリストです。
takaさんがすごいのは、草野さんと同様にモノマネできない独特の声質、稲葉さんを彷彿(ほうふつ)とさせるハイトーン、さらに英語での歌唱力の高さにあります。
ハイトーンは言わずもがなですが、takaさんの歌い方はシャウト気味でファルセットをほとんど使わないので強靭な喉の強さが必要です。
さらに英語の曲が多いうえに発音が綺麗なので、takaさんのように歌うのはかなりむずかしいです。
カラオケで必ず人気ランキングの常連になった完全感覚ドリーマーという曲があります。タクミはカラオケの最後にこの曲を入れて、喉をしっかり潰して満足感をあじわっています。はいドMですね笑
同じハイトーンでもB'zの稲葉さんと異なるのは、takaさんのようにシャウト気味に少しトゲのある声をだそうとすると、喉にとてつもない負担がかかるからです。
普通の人が歌いこなすには、ハイトーンの問題、トゲのあるシャウト気味の歌唱力不足、英語の歌詞がなかなかサマにならないと、問題だらけです。
というわけで曲を聴いて楽しむだけにしておきましょう笑
歌にはセンスも必要です。takaさんは生まれながらに歌手として最強にいい環境に生まれたサラブレッドなので、一般の人がtakaさんのレベルに到達するのはかなりむずかしいです。
まとめ。人によって歌いやすい曲、歌いにくい曲はバラバラ。ただこの3人は誰が歌ってもむずかしい笑
というわけでタクミの独断で、すごいなと思う男性アーティストを選んでみました。
本当はまだまだすごいなと思うボーカリストはウジャウジャいるのですが、13年間もヒトカラしてきて、いまだに1曲すらしっかりと歌えない曲が多いアーティストを中心に書きだしてみました。
ぜひカラオケに行ったときの参考にしてくださいね!逆にいえばこの3アーティストの曲をまともに歌えれば、あなたはプロの歌手になるべきです!笑