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社会人1年目で5月病で会社を辞めたい人に。社会人3年目が上から目線で語る

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就職活動の時期ですね。すでに内定が出ている人もいれば6月の面接本格化を前に1つも内定がなく泣きそうな気持ちで丸の内をうろうろしている就活生もいるのではないでしょうか。

 

かくいう筆者タクミも面接が本格的に始まる前までに内定は0。このまま1つも内定がでなかったらどうしよう。と本気で泣きそうになりながら、日に日に少なくなっていく面接のコマをただ眺めていました。

 

なので就活中にiphoneから流れてきたテイラースウィフトやマルーン5のある曲は、未だに曲を聞くだけで丸の内の丸ビルで将来の不安を覚えていたことを思いだします。

 

さて、今回はそんな就職活動を終えて、晴れて会社に入社できたけれど、4月からの慣れない仕事にすでに嫌気がさして転職活動を考えようかなあと考えている新卒1年目の社員にむけて書いてみました。

 

新卒1年目と社会人3年目。年齢はそんなに変わらないけれど2年間の社会人経験があると、どのように見える世界が変わるのかまとめてみました。

 

もしかすると、まだ転職を考えるには早すぎるかもしれません。

 

なお、今回の記事は、俗にいうブラック企業に入社してしまった人向けではなく、とりあえずそこそこ長くは勤められそうな企業なんだけど、なんだかもう仕事が嫌になってしまった人向けに書いています。

 

 

 

 

 

社会人1年目でもう仕事が嫌。でも転職はまだまだ早いのではと思う理由を、社会人3年目が語ってみた

社会人1年目はどんな優秀なスペックを持っていても、仕事ができない

社会人1年目の大きな悩みは、自分が会社になにも貢献できていないという虚しさが大きいです。

 

この虚しさは社会人1年目ではなくても誰しもが持っているものなのですが、とりわけ新卒1年目は社会人人生の中でもっとも若く体力があり、希望があります。

 

それなのに、実際にしごとを始めてみると、やらないといけないことがたくさんあります。

 

  • 先輩、上司などの名前を覚える
  • 名刺の渡し方、電話応対のビジネスマナーを抑える
  • メールの出し方一つとっても、ビクビクしながらメールをだす
  • 会社独自のノウハウを学ぶ
  • 飲み会の幹事、しきりを学ぶetc...

 

社会人3年目になってふりかえると、新卒1年目の仕事はあまりにも膨大です。最初からできなくて当然です。

 

そして、これらが難しいのは、会社によって独自の文化があり、それを学ぶには時間がかかるから。

 

ちなみに新卒1年目からバリバリ活躍できる人はマレです。東大、早慶卒だろうが、大学院卒だろうが、学生団体立ち上げていようが、体育会でキャプテン努めようが、バイトの副リーダーだろうが、新卒1年目はほとんど何もできないわけです。

 

筆者の同期の東大卒の子でも「先輩から飲み会の幹事の仕切り方について、ダメ出しされてテンション下がってるんだ」という話を何回も聞きました。

 

1年目なんて何も出来なくていいんです。ただし出社時と出社後の挨拶はしっかりしましょう。それ以外、皆どんぐりの背比べです。

 

特に有名大学卒で、意識高く学生時代に活動してきた人ほど「なんて自分は無力なんだ」とプライドが傷ついて落ち込みやすいです。

 

1年目は誰も仕事なんてできないんだ、とわりきりましょう。 

会社の先輩や同期とタイプが合わないから転職したい

人間ですから相性のいい人もいれば悪い人もいます。とはいっても仕事である以上、どんな人とも適度にコミュニケーションできる能力は必要です。

 

人の性格を変えることはできませんから、人間関係で悩んでいる人は自分の心のあり方を考える必要があります。

 

筆者タクミも苦手な人というのはいました。しかし学生時代から心理学の本をたくさん読んでいて、「苦手なタイプの人間にはこう対応しろ」というノウハウがありますので、そこまで致命的に苦手な人というのがいない状態になりました。

 

もちろん、理不尽に罵声を浴びせるような上司しかいないのであれば、その職場は健全ではありませんので、転職を考えるのもありです。しかし、ただ単純に何気なく怒られた一言で嫌いになったというのであれば、怒った側もたまたまイライラしていただけかもしれないですし、むしろ怒ってくれること自体がありがたいものです。

 

社会人3年目になると、誰も1、2年目のフレッシュな社員としてみてくれなくなります。自己責任でしょ、と勤怠に問題があったり、仕事の仕方に問題があっても誰も何も言ってくれなくなります。

 

怒られるということは、しっかりとあなたのことをみてもらえているということです。

 

怒られた瞬間はショックを受けますが、時間とともに忘れます。鈍感になりましょう。

 

将来の自分がどうなるのかわかってしまった

会社の先輩の生活を聞けば、将来自分がどのようなライフスタイルを送れるか大体わかってきます。

 

「タワーマンション高層階に住みたい!と思ったのに先輩は普通のマイホームですらお金に苦労している」

 

「キャリアウーマンとして、どんどん出世して育児と両立させたい!と思ったのに、ほとんどの女性の先輩社員は寿退社している」

 

「そこそこまったりと働きたい!と思ったら先輩は死ぬほどサービス残業している。」

 

学生レベルで企業の中身を知ることはできません。実際に会社に入社してさまざまな先輩をみることで将来の自分をはじめてみつめなおします。

 

先が見えてしまったから頑張る気が無くなったというのはタクミもよく分かります。100点満点の企業なんてないですからね。

 

「年収も良くてまったり働けて、勤務地も都心で社会的ステータスもあって、だけど仕事がつまらない」

 

ある東大の同期からこんな話を聞いたこともあります。大事なことなのでもう一度いますが100点満点の企業なんてないのです。

 

自分にとってどうしても譲れないものがあるならば転職も検討すべきでしょう。しかし大体の場合は同じ会社で、他の部署に移ったり、そこそこ長く勤めていれば大した問題じゃないと感じるものばかりです。

 

1年目で見切りをつけてしまうのは、あまりにも早いかな、と思います。

 

会社員以外のフリーランスとして生きていきたい

これはタクミも同じ気持ちを持っているので良くわかります。もともとサラリーマン気質ではなく、とりあえず就職しないと食っていけないけど、本当はフリーランスで食べていきたい、と考える人たちです。

 

特に最近ではブロガーしかり、YouTuberしかり、フリーランスとして若くして活動する人も増えてきました。

 

しかし、これだけインターネットが発達した時代において、逆に考えればフリーランスのように副業をするのはサラリーマンとして働きながらでもできるんですよね※。そしてサラリーマンはいつでもやめられますけど、フリーランスからサラリーマンは難しいです。

※副業禁止の企業や公務員は除きます。

 

サラリーマンが嫌な理由というのは、朝起きるのが辛いとか、同じ仕事の繰り返しがつまらないとか、満員電車が最悪とか、人間関係が嫌いとか、給与が安い、とかほとんどそのレベルです。

 

これらは別にサラリーマンしながらでも解決できる問題です。なぜなら心理学でもなんでも学んで人間関係が良くなれば、会社に行くこと自体は嫌ではなくなります。満員電車は職場の近くに住めばいいだけ、給与が安いのは副業か節約かパートナーと共働きすればいいだけ。職場の人間関係が良くなって、徒歩でも通えるような場所に住めば朝はゆっくりでられます。

 

新卒1年目だと、人生の夏休みだった大学生時代に戻りたい、と思うでしょう。しかし実際にはサラリーマンとなり限られた休みの時間を最大限に活用しようと考えたり行動するのが楽しいんです。

 

土曜日、日曜日の価値は、月曜日から金曜日が平日だからこそあるのです。毎日日曜日は苦痛で仕方ありません。

 

タクミは20歳の頃に半年間、大学に行かず引きこもってました。最初は楽しいんです。何時に起きてもいいし、何してもいい。

 

なのに4〜5日目くらいで飽きます。そして1週間くらいで社会から取り残されたような気持ちになります。荒川の土手を一日でポツンと2〜3時間も散歩して、空想して時間が過ぎ去るのを半年も待っていました。

 

そこまでしたからわかったことは、ヒマというのはとても辛いということ。平日を作ってくれる仕事というのは本当に価値のあるもの、ということです。

 

社畜だなんだとネットで言われていますけれども、大多数の人は定年まで何かしら働きます。働くのが楽しくないからこそ社畜だと言われるだけで、仕事が楽しければそれは娯楽です。お金のもらえる娯楽です。

 

新卒1年目の人がフリーランスに憧れる気持ちは本当によくわかります。しかし仕事が楽しくなることも普通にあるんだよ、ということを覚えておいて欲しいです。

 

タクミは社会人2年目の後半くらいから、仕事に行くのが楽しくなりました。だんだんと仕事の仕方を覚えられるようになったからです。

 

人によって仕事に慣れる時間は違うと思いますが、いずれどんな仕事でも慣れます。1年目の5月くらいで見切りをつけるのはまだまだ早いです。

 

 

 

まとめ。石の上にも3年は本当かも。どんなことも続けていけば楽しくなる。むしろ楽しもうとする姿勢が大切

今回の記事は、筆者タクミの後輩の友達が5月で転職活動を考えていることを受けて書いてみました。

 

大学受験と同じように就職活動では、第一志望の企業に入れる人なんてごくごく少数です。

 

でも、それが人生です。そもそも第一希望で入ってきたのに1年も経たずに別の企業に転職してしまった同期も多数います。

 

そして新卒1年目なんて仕事ができないのが当然です。それもまだ5月なのですから。

 

というわけで、社会人3年目のタクミが上から目線で、新卒で企業に入ったけれどもう転職しようかなと悩んでいる若手に向けて書いてみました。

 

まあ今の会社を続けようが転職しようが、まだまだ若いんで好きなようにして大丈夫でしょう。が本当の回答ですね笑

 

職場の人間関係に悩んだら読む本。とにかく中古でも図書館でもいいので一読をお勧めします。 

 

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