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世界大学ランキング2018年「東大(東京大学)」は46位、京都大学は74位!なぜランクダウンしたのか、独断で語って見た

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ちょっとした箸休め記事ですが、世界大学ランキング2018年度は、東京大学が総合46位、京都大学が74位でした。

 

www.timeshighereducation.com

東京大学の順位が、年々落ちているようです

 

ただのランキングニュースですが、ちょっぴり気になりますよね

 

毎年、テレビのニュースにも「日本トップの東京大学でも世界大学ランキングは低い」と話題になりますが、2018年の46位は、確かに低い印象を受けますね

 

タクミが今年旅行してきた「オックスフォード大学」が1位でした

www.takumoney.com

 

ちなみにIPS細胞の山中教授のいる京都大学は、74位で、2017年度の91位からランクアップしています

 

研究での業績が、ランキングにも反映されるようですね

 

 

 

 

世界大学ランキング2018年「東大(東京大学)」は46位、京都大学は74位!グローバル化と男女比率で大きな差があるかも?

世界大学ランキングの基準はそれぞれ異なる

今回ご紹介する「世界大学ランキング」の他にも、ランクづけの指標は数多く存在します

 英タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(Times Higher Education、THE)は2017年9月5日(現地時間)、THE世界大学ランキング2018(THE World University Rankings 2017-2018)を発表した。2004年から公開されている世界的な大学ランキング。教育力研究力研究の影響力(論文の引用数)国際性産業界からの収入の5領域、13項目についてデータを収集し、総合力を評価、分析したうえで世界の大学をランキング化している。 

今回紹介するTHE世界大学ランキングは、2004年スタートのものなので、まだ歴史が浅いですね

 

さて、審査基準として、緑のラインが引かれています

日本の大学では、東京大学、京都大学に続き、大阪大学までがトップ3。そして4〜5位には、首都大学東京、藤田保健衛生大学がランクインしています。これは興味深いですね

総合ランキングにランクインした日本の大学のうち、もっとも総合順位が高かったのは東京大学。総合ランクは46位だった。総合点は72.2点。京都大学は74位。国内3位には総合201-250位の大阪大学が続いた。501-600位には首都大学東京と藤田保健衛生大学が入った。601-800位には早稲田大学、慶應義塾大学、千葉大学、広島大学、会津大学、順天堂大学、神戸大学などが入っている。 

東京大学の世界ランキングが低下した理由は、グローバル化、生徒あたりの教員数と女性比率?

さて、東京大学の2018年順位が46位にグレードダウンした件について、引用元のコラムにはこのように記載されています

2012年に発表されたランキング「2013(2012-2013)」から2016年に発表された「2017(2016-2017)」まで過去5年間分の順位推移を見ると、東京大学は「2014(2013-2014)」と「2015(2014-2015)」のランキングで23位にランクインしたのち、「2016(2015-2016)」で43位へ下降。「2017(2016-2017)」で39位へ浮上したものの、今回は「2016(2015-2016)」からさらに3位ランクダウンし、過去最低の46位だった。 

 確かに、過去に比較すると、東京大学のランキングは下がり気味のようです

 

さらに、引用元の資料を読んでみると、生徒数、生徒あたりの教員数、海外学生比率、女性:男性比率の4つの指標が書かれていました

 

他にランクインした大学と比較して、東京大学の数字が最も悪いのは「女性:男性比率」です。悪いというより、「N/A (ノーアンサー)」になっています

 

74位の京都大学は「24:76」という比率を提示しています

 

他の大学では、ほぼ男女比「5:5」が多いので、明らかに男女比率が悪いことが明確になっていますが、東京大学の「N/A (ノーアンサー)」よりは正直で良いですよね

 

もしかしたら、男女比率という概念をとりはらって、多様性の面から男女比率を一般公開することは必要ない、と判断したのかもしれません。けれど、どちらかといえば数字が悪いから公表したくないのが正しい見方かもしれませんよね

 

中高一貫の男子校出身の理系東大生の話では、「大学まで男子校だから女性慣れしてない」という人が多かったです。つまり理系にいたっては、東京大学にはほぼ男性しかいないわけです

 

弁解すると、理系と言っても理学部、医学部、工学部の話であって、農学部には生物や動物好きな女性はちらほらいました。と言っても、比率としては圧倒的に男性が多いのは間違いないです

 

女性の比率が低すぎるのは、東大が理系メインの大学だからでしょうか。とにかく男女比がいびつな比率になっていることは間違いないです

 

他の指標としては、学生数あたりの教員数が少ないということ

 

海外の大学のイメージは、大学入試では日本の大学よりも難しくはないが、卒業するのが非常に難しく、退学者も多いという印象です

 

大学に入学してから学生を一気に鍛えるために、教員数の比率が高いのではないかと思います

 

一方の東京大学などの日本の大学では、大学入試は世界的に見ても難しい一方で、入学後は、勉強をしなくなる学生が多数です

 

また、実際に講師の教授も「東大生は勝手に理解してくれる」「貴重な研究の時間を、なんで学生の世話に使わないといけないんだ」という考えの人もいました

※全員ではないですよ。ただ教えることに熱心な先生はほぼいなかったですし、東大の学生も全員ではないですが授業をサボったり、やる気がなさそうでした

 

大学に入学するまでが大変なのか、大学に入学してからが大変なのかという価値観の違いが、世界大学ランキングの結果にもつながっているのではと思います

海外留学生比率に関しては、なかなか難しいのではないか

また、京都大学も同じですが、日本の大学は国際性という面から、海外の留学生比率が他の国の大学と比較して圧倒的に低いです。それが、今回のような国際的な大学ランキングで予想よりもランク下位になる理由でしょうね

 

ただ、これはある意味仕方ないのではと思います。日本は島国なので、立地的に海外の留学生が訪問しにくいですし、給与などの待遇の面で言えば、世界中の優秀層は、アメリカを目指すからです

 

タクミは22歳の頃にカナダのバンクーバーにホームステイしてました。そこのルームメイトの当時高校生だった中国人の子は、その後カナダ1位のトロント大学に入学しています。トロント大学は世界ランキング22位です

 

そして、タクミは「なぜカナダにホームステイして、カナダの大学を志望しているのか」と聞いてみたら「アメリカはきついから」という回答でした

 

つまり、ホームステイするという面でもアメリカは難しいですし、アメリカの大学の競争倍率を考えると、お隣のカナダの方が良いのでは、と考えたそうです

 

しかし「就職はできればアメリカを狙っている」と言っていました。つまり、世界ランキングトップの大学生たちは、ほとんどがアメリカでの就職を狙っているのです

 

特に富裕層、優秀層のアジア系の中国人、韓国人の学生は、ほとんどが引用元の記事に載っているグローバルな大学に進学します

 

最終的には、自国での就職も視野に入れながらも、アメリカをはじめとした企業に就職して、世界的な成功を夢見ているのでしょう

 

日本の大学に留学している人は、日本での就職を狙っているのか

さて、そうなってくると、東京大学、京都大学に留学している海外の留学生は、どのような動機で日本の大学に入学してきたのでしょうか

 

これは当然ですが、日本の待遇の良い企業に就職したいから、という動機だと思います。もしくは研究で箔をつけたいからなど、様々な理由はありますが、元々の環境よりも良い環境に移りたがるのは、どの国の学生でも同じです

 

「日本が好きだから」「日本で就職したいから」という理由で留学しにくる学生もいますが、正直な話、日本では、就職する際に海外からの留学生の採用比率を絞っているという印象を受けます

 

大手企業では日本の大学のように「海外の留学生の採用比率を上げる」という目標を掲げているところもありますが、単に「国が決めたルールを数字だけでも守らないと」という受け身な印象を受けます

 

進んで、優秀な海外留学生を受け入れるような企業は、日系企業では少ないということです。また今まで通りの日本の学生の採用だけでも、今のところ大きな問題がなく経済的に成功しているからです

 

タクミは、東京大学の大学院生だった時に、たまたま海外留学生の採用が多い研究科にいました。そして極端に2パターンの学生に分かれている印象でした

 

  • 世界ランキング上位にも受かるくらいのレベルだが、あえて東京大学に入学した
  • たまたま東京大学が海外留学生比率を上げていて、入試が簡単だったので入学した

どちらかというと、後者の学生の方が多い印象でした

 

つまり、東京大学に入学する海外の留学生は、日本トップの東京大学に入学しても、卒業後に日系企業に内定できる保証がないことを、あらかじめ知っているのではないかと思います

 

それでも、一部の海外留学生は日系大手企業に就職できますし、特にアジア系で数学に強い学生は、東京大学のネームバリューと数学的能力を活かして外資の投資銀行に内定する人が多かったです

 

残念ながら、とりあえず日本のトップの大学で、入試も簡単だからという理由で入学してきた留学生の子は、なかなか就職が決まらずに、仕方なく博士課程(大学院の修士課程の次のレベル)に進学したり、退学して帰国している印象でした

 

どんな環境にいても、環境を活かせるかどうかは、その人自身によるということだと学びました

 

このように、東京大学は海外留学生の比率を上げるために、海外留学生のレベルに関わらず受け入れている印象があります

 

それでいて、学生あたりの教員数も少ないので、教育レベルでは他の海外の大学に劣ってしまいます

 

結果的に、世界大学ランキングで46位になってしまうのも、グローバルという視点で言えば当然の結果のように思えます

 

まとめ。世界大学ランキングで東京大学の順位が下がってしまったのは仕方がないこと。結局は、その人が今の環境を活かせるかどうか

今回、ご紹介した世界大学ランキングは、あくまで箸休め程度のものです

 

日本では東京大学が最もレベルの高い大学ですし、タクミももともと通っていた大学と比較して、東京大学は、圧倒的に教員、学生の質の違いを感じ、そのギャップについていくのが非常に大変ではありました

 

学習能力という面でいえば、圧倒的に違いがあるからですね

 

みんなで楽しくカラオケしたり、ご飯を食べたりしながら雑談している時に「センター試験の数学と英語、理科系は満点しかとったことがない」ことを知ったり「全国模試に載っていた」、「東大主席卒業」とか、皆ポテンシャルが高くすごいなあと感心しました。主席の子はその後でハーバード大学に移動してました

 

その一方で、東大生の中にも「留年、退学」を経験した人もいましたし、勉強とは全く違う分野に進んで活動している人もいます

 

東大の御殿下というジムには、どこまでもストイックでムキムキマッチョな学生がたくさんいました。2メートルを超える刺青の入ったムキムキマッチョの白人の学生は、あとで数センチサイズの昆虫の生態を研究していることがわかり、あまりのギャップの大きさに笑ってしまいました

 

一方で、ボディビルダーとして活動している人もいます

 

結局は、大学は一つの環境でしかなくて、そのあと何をするかは本人次第なんだなあと強く認識しました

 

今回の世界大学ランキングを見て「結局、東大でも世界ランク低いじゃん」という目線を持つのも良いと思いますが、個人単位で見れば東大を卒業してから活躍している人が多いことも圧倒的な事実です

 

もし、東京大学に入りたい!という方がいれば、大学院から進学できる可能性はあります。もちろん最低限の勉強は必要ですが、可能性を広げるために、こちらの記事も読んで見てください。

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