ガーファ(GAFA)という言葉をご存知でしょうか。Google.Amazon.Facebook.Appleの頭文字をとったものです
IT界では有名な話のようですが、4社が世の中でシェアを拡大することで、我々の生活は全く別のものに変化しました
まず、4社がなかったら、タクミは今、ブログを書いていません
Appleがいなかったらiphone8、編集用のMacBook Airもないですし、ブログでおススメ商品を紹介した先にはAmazonがあるから収益になります。ブログ内容をSNS上の20億人のユーザーに共有できるFacebookは広告に必須ですし、この記事を読みにくるときの検索窓口はほとんどの人がGoogleからでしょう。スマホならsafari(apple)でしょう
まさしく、4社がなければタクミはこの記事を書いてません
今回はGAFA(以降、ガーファ)の世界的な影響力、強大なシェアを学ぶべく、「 the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」を読んでみました
年々、家にいながらでも快適な生活を送れるようになってきた背景には、必ずGAFAの存在があることを再確認しました
今まで曖昧だった世界の現実が、一気にリアルに変わりました
本書は、あまりにもボリュームがあって(内容的に)本記事では本のさわりしか書いてません
一言言えるのは、GAFAの4社のサービスをいかにうまく使いこなしていける人が、今後の人生で成功する人、ということです
- 「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」Google.Apple.Facebook.Amazonがわかるおススメ本!
- GAFAを対象にした本を書いた著者は誰?なんの目的で本を書いたのか?
- Googleは神様。1日30億回分、賢くなる世界中の人々の先生
- Apple社の高級志向でセクシーなiphone、MacBook。創業者のカリスマ性は、他社との大きな差別化に成功
- Do you have a Facebook?(えっFacebookやってないの?)。世界の20億人が本名でプライベートの赤裸々な情報を自ら一般公開している理由とは
- 家から一歩も出なくても生活を楽しめる。だってAmazonがあるから
- GAFAがあれば、ほとんどのサービスは必要ない?
- まとめ。AI(人工知能)に仕事が奪われる恐怖よりもGAFAの市場シェアの拡大にどう対応するか考えよう
「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」Google.Apple.Facebook.Amazonがわかるおススメ本!
GAFAを対象にした本を書いた著者は誰?なんの目的で本を書いたのか?
著者は、大学の講演家であるスコットギャロウェイ氏
もともとは実業家として、数々のビジネスを展開してきましたが、そのビジネスのいくつかがGAFAの存在によって立ちいかなくなった経歴をもちます
筆者の目的は、「GAFAがたった4社で世界シェアを占有し、それ以外の企業を飲み込む」こと、そして、実際に「年々GAFAの影響力が強くなる時代に、一般人、一般企業はどうあるべきか」を解説することです
さて本書は非常に情報量が多く、情報を裏付ける統計も豊富で、読み応えがあります
今回は、簡潔に4社の特徴と、今後の動向、そして読者を含めた方々がどのように行動すれば良いかをまとめてみました
Googleは神様。1日30億回分、賢くなる世界中の人々の先生
まずは、Google社。なんと1日に30億回もの検索に対して、適切な回答を瞬時にしてくれる世界の先生です
Google社は、年々賢くなります。何が検索されていて、世界中の人々は何を解決したいのか、1日30億回もの情報を集められるからです
そして、検索するユーザーの傾向を分析し、ユーザーが求めている商品の広告を、アルゴリズムで分析して提供してくれます
スニーカーを検索したら、仕事のことを調べていてもスニーカーの広告がでてきた経験はないでしょうか。Google社は、一人一人の行動を時間をかけて分析しているのです
将来的には、人間の先生は必要なくなるかもしれません。なにせ、Google社は、毎日30億回、毎年1兆回以上もの情報を集めては、ユーザーの行動心理を学んでいるからです
両親よりも、Google社のほうがあなたのことを知っている時代も、すぐ近くにあります
Apple社の高級志向でセクシーなiphone、MacBook。創業者のカリスマ性は、他社との大きな差別化に成功
Apple社は、カリスマ経営者スティーブ・ジョブズが亡くなった今も、利益を増やし続けている企業です
iphone、MacBookをはじめとした、高級志向で洗練されたセクシーなデザインに、消費者は財布の紐を緩めます
コスパという概念が必要ないほど、世界中がAppleの製品を求めます
創業者スティーブ・ジョブズのシンプルさと洗練さへのこだわり。そして、機能的には他社製品と大きく変わらないけど、やけに強気な値段設定による「Apple製品を持ってる私って特別」という選民意識の扇動
そして「Appleってカッコいい。Appleってセクシー」と消費者に思わせるブランド戦略の成功
数々のIT企業がある中で、Apple社とその他大勢に分類するほどの影響力、キャパシティがあります
「仕事場ではDELLなどのコスパのいいWindows製品。だけど私生活のプライベートパソコンはMacbook。だっておしゃれでカッコよくてモテるから」
これがApple社の最大の強みです。やけに高い値段帯も「選ばれた人だけが使える」消費者の選民意識を掻き立てます
Do you have a Facebook?(えっFacebookやってないの?)。世界の20億人が本名でプライベートの赤裸々な情報を自ら一般公開している理由とは
Facebookは日本では縮小気味な印象です
数年前までは、Facebookを使う人は多く、特に海外旅行に1度でもいけば「Do you have a Facebook?」とかならず聞かれるくらいでした
日本では、mixiに変わるSNSとして、本名や出身地、中には学歴から恋人がいるかどうかまで、非常にプライベートな情報を、なんとユーザ自ら一般公開する衝撃性がありました
2018年現在においても、世界ではユーザー20億人。75億人の世界人口にたいして、スマホやパソコンを購入出来る人は全員ではないことを考えると、ほとんどの人がFacebookに登録している計算です
もともとは、大学生が興味のある「好きな子に彼氏がいるか」を知るためのツールでしかなかったFacebook
それが、何十年も合ってない同級生とつながったり、ビジネスでのつながりになったりします
そして、Facebookの一番の強みは「友達かも?」の機能です。Facebookはあなたの人生で出会った人をなぜか知っています
残念ながら「本当に親しかった友達」なのか、「嫌いなアイツ」「元カレ、元カノ、振られた人」との区別はつかないようですが
Facebookは、人と人を勝手につなげてくれるSNSなのです。ほかのアプリにも同じ機能はありますが、Facebookは本名と顔写真がメイン。信頼度が違います
日本では萎縮傾向といっても、普段は会えない友人の近況を知ったり、連絡を取りたくなったりと、まさにFacebookは人と人をつなげるマッチングの天才なんです
その才能の高さから、近年は恋愛、婚活サイトとも連携。匿名やら加工写真などで怪しげだったインターネットを通じた出会いを、Facebookを通したリアルでオープンなお見合いの場に変えました
タクミがFacebookの登録を続けているのは、ほとんど更新しなくても、友人の近況や、そのまた友人の人脈までわかってしまう強さがあるからです
家から一歩も出なくても生活を楽しめる。だってAmazonがあるから
最後は物流の神ことAmazon社です
タクミは、基本的にはほとんど9割のモノや消費物をAmazonで購入してます
唯一、スーパーで買うのは、日持ちのしない食料品、もしくはハイブランドの小物やティーカップなどの陶器くらいです
Amazonは物流の神様。午前中に商品を購入すれば、その日のうちに届きます
またレビューの品質、ランキングの精度も高く、信頼できるものを安く購入できます。レビューの精度が段違いに高く、また口コミ数が多いことが、リアル店舗に買いに行かずに、ネット経由で商品を購入できるようになった所以です
さらにAmazonは「Amazonプライム」という最強のコンテンツで世の中を制圧しました。アメリカでは銃を所持する人の割合よりも、Amazonプライムに登録している人の割合の方が多いのです
タクミも、気がついたらAmazonプライムの有料会員になっていましたが、膨大な映画や音楽、などのコンテンツに加えて、Youtubeなどの動画サイトまで、まとめて無制限で見れるなんて、最高すぎる環境を提供してくれています
Amazonプライムがあるおかげで、タクミは家にいるときに9割はテレビからジャズやクラシックを無制限に聞くことができます
GAFAの中でも、最も消費者目線に立っている企業ではと思います
GAFAがあれば、ほとんどのサービスは必要ない?
GAFAは、世界中で圧倒的なシェアを占めており、過去に絶対に潰れないシェアを誇っていた既得権益の企業の存続を、次々と壊していけるパワーがあります
テレビや新聞業界が斜陽となった背景には、間違いなくインターネット情報の普及があります
最も景気の良いのは渋谷近辺にあるWeb業界ですね。スマホ向けのゲーム会社が信じられないほど高い利益率だったり、新卒の大学生エンジニアに1000万円を軽く超える給与を提示したりします
さらにすごいことに、ほとんどのユーザは、テレビの電源を入れることよりも、スマホを触っている時間の方が長くなってきました
Youtubeで過去のテレビ番組の一部が無料放送されていたり(違法なものも多々ありますが無法地帯です)、テレビが視聴者からのクレームを受けて制限してしまった過激な過去のコンテンツを視聴することもできます
インターネット、とくにスマートフォンの普及により、個人個人が、自分の好きなものだけにアクセスできる時代がやってきました
1000万人以上の人に、一度に情報を与えるメディアよりも、受け身で視聴者でしかなかった個人一人ひとりがYoutuberやブロガー、ニコ生主として、活躍でき、さらには人気になれば十分な収入と名声を得ることができる時代です
ゲーム実況動画で10代で10億円以上を稼げるひともいる時代なのです
それができるのも、GAFAがあるからです。好きな情報にアクセスするためにGoogle社がいて、好きな芸能人やら、有名人が紹介してくれた商品を買うためにAmazon社があります
自分のコミュニティをもっと広めたいから、Facebookを使って、自分の近況をアップロードしたり、個人情報を一般公開して、「いいね」したりします。そして、機能性がどのメーカーも変わらないなら、人とは違うおしゃれなデバイスを使いたいと言ってApple社が登場します
GAFAの4社は、ほとんどの現代の人にとってなくてはならない存在です
さらに、一般ユーザが使っているサイトは、GAFAの子会社だったりします
YouTubeはGoogleの子会社ですし、instagramはFacebookが親です
今や一般人の我々の生活にGAFAの存在が明らかに大きくなってきました。本書を読んで、まずはその事実をしっかりと受け止める必要があります
まとめ。AI(人工知能)に仕事が奪われる恐怖よりもGAFAの市場シェアの拡大にどう対応するか考えよう
ぶっちゃけた話、たったの5000字程度で書きたいことがかけるような内容ではありませんでした
ここまで、周囲の人に勧めたくなる本は初めてです。今まで、なんとなく生活環境の変化に気づいてましたが、改めてGAFAの4社のシェア拡大が背景にあるのだと思いました
ちなみに、今回はGAFA4社のあらすじ程度の内容しかかけていません。この4社が強大な力を持っている時代に、何が起こるのか。そして、無意識のうちに我々が使っているサイトやサービスはなぜ存在するのか。なぜ気がついたら注文が完了しているのか
絶対に読むべき本だと思います。2018年8月末現在、まだ出版されて一ヶ月程度ですが、ここまで世の中の見え方、考え方が変わった本は初めてです