「持ち株」の制度がある企業で働いていると、給与から毎月「一定額」を「持ち株」を購入するために積み立てることができます
一般的に「投資」といえば、証券口座を開設してから、自分の銀行のお金を口座に入金して、好きな銘柄を購入します
しかし「持ち株」の場合は、会社と契約をした上で、会社側にいくら積み立てるのか申請することで、株価が上がっても下がっても、少しずつ株を増やしていくものです
さて、筆者は3年間、「持ち株」制度を使って、「毎月1万円」を新卒時代から積み立ててみました
たったの「月1万円」の積み立てですが、3年間、「持ち株」に交換し続けると「儲かるのか」それとも「損するのか」まとめてみました
持ち株会で3年間「毎月1万円」積み立てたら、儲かるのか?損するのか?
「持ち株」も「一つの銘柄(めいがら)」。得することもあれば損することもある
「持ち株」といっても「1つの企業の株」です
株式投資をしたことがある方はお分かりだと思いますが、株は上がることもあれば当然下がることもあります
たとえ景気が良い企業でも、株価が下がれば「損」することもありますし、赤字を垂れ流していても、「株を買いたい人が、株を売りたい人より多い」なら、「株価は上がります」
「持ち株」を購入するには、毎月給与から一定額が引かれるので「先取り貯金」のように考えている人もいるかと思います
しかし、「持ち株」であっても、当然「損することもある」ので、「持ち株」は「リスクをとって株式投資をする」ことと同じことです
さて、それでは筆者は3年間、持ち株に毎月1万円入れてどうなったのかまとめてみます
「持ち株」に「毎月1万円」で株を購入したら、儲かった
結果からいうと、持ち株のためにコツコツと給与から天引きしたところ、ちょっとだけ儲かりました
それでは結果を以下にまとめてみます
まず、筆者の場合、「毎月1万円」と、「特別賞与(ボーナス)で3万円」という積み立てをしました
そのため、1年間ですと12ヶ月で「12万円」、そして「ボーナス2回」なので「6万円」、1年間で「合計18万円」分の持ち株を買うことになります
3年といっても、まだ1月ですので2〜3月分の「2ヶ月」を引くと「2年10ヶ月」となります
ですので、2年間で「36万円」、10ヶ月(2回ボーナス)で「52万円」の積み立てになります
しかし、現在の評価額(手元に残るお金ではないけれど、今の株価で売却した場合の金額)は「60万円」前後になっております
なので2年10ヶ月の持ち株運用で「8万円」が増えたことになります。これから「2割」は税金として引かれるので「6.4万円」の利益となります
ほぼ3年間の運用と考えると、毎年2万円程度の利益になっている計算です
「年間18万円」の積み立てで「2万円」の利益なので「年利11%」
年に「3%」の数値がでれば成功と言われる株の世界で、「年に11%」を約3年間継続できた計算になります。運用成績としては驚愕の数字でした!
「毎月1万円」の少額の運用でしたし、毎月の上限金額が「5万円」など指定があるので、額としては大きく稼ぐことは難しいのが「持ち株」の特徴です
それでも「何もしない」で「年利10%以上」の成果がでたことにおどろきました
まとめ。持ち株会で3年間「毎月1万円」を積み立てると「儲かる」かも!ちょっとしたお小遣いのために「持ち株」はオススメ!
というわけで約3年間の「毎月1万円」の積み立ての結果、「6.4万円」の儲けとなりました
毎年2万円強ですので、そこまで大きな儲けではありませんが、「何もしなくてもジワジワと増えていく」のが好きな方には「積み立て式の持ち株会」はオススメかもしれません
ただし!持ち株会特有の注意点もあります
- 私有の口座に持ち株を引き出すのが非常にめんどう
- 売りたいタイミングで即時に売却できない
- 当然、株価が下がれば「損」することもある
- 積み立て額に上限があることが多いため「大きく稼ぐ」には向いていない
現在、お勤めの会社の制度で「持ち株制度」があれば、ぜひ少額からチャレンジしてみると、投資の世界をちょこっとしれて面白いかもしれません
というわけで、「毎月1万円」を「持ち株会」で積み立てたら、ちょこっと儲かったという話でした!