2ちゃん創業者ひろゆきさんの『これからを生きるための無敵のお金の話』を読んでみた書評をまとめて見ました
ひろゆきさんは、「節約志向」の方でして、ネットのコラムでは「家賃はムダ」「お金を使わなくても幸せ」という論を書いている方です
筆者も、「お金はいくらあれば満足した生活が送れるのか」ということを毎日考えているので、すでにお金持ちになっているひろゆきさんの考え方はとても新鮮でした
本書から筆者が学んだことは以下です
- お金持ちになっても「将来の不安」はなくならない
- ほとんどの人はお金の使いすぎ。1万円稼ぐよりも1万円節約しよう
- 家賃は高いのはムダ。田舎に住んで生活費を下げよう
- お金で購入できるものは「値段が付いているもの」だけ
- ほとんどの人は1億円以上の資産を作れない。なら運用より自己投資がオススメ
というわけで『これからを生きるための無敵のお金の話』の内容をご紹介します
2ちゃん創業者ひろゆきさんの『これからを生きるための無敵のお金の話』の書評
お金持ちになっても「将来の不安」はなくならない
ひろゆきさんは「お金を稼いでも将来の不安はなくならない」といいます
本書では、なんども「ベーシックインカム」※1)の導入の話がでてきますが、そもそも東京をはじめとした都心部での生活は、「支出が高すぎるからお金の不安がでてくる」と述べています
※1「制度によって、毎月無条件にお金が支給される制度のこと。制度上は月に7万円程度までの支給が可能とのこと」
とはいえ、日本ではベーシックインカムの導入はまだ現実的ではなく、生活費の心配のために「お金持ちになって将来の不安をなくしたい」という欲求がでてくると述べています
そして、ひろゆきさんのスタンスは「収入-支出」の差額を増やすことにつきます
つまり「普通の人はお金持ちになれないのだから、「支出」を下げればいいじゃん」ということです
100万円しか資産運用するお金がなければ、年利5%で運用できても「年間5万円」にしかなりません
1億円のお金があれば、年利5%では「年間500万円」になるので、働かなくても慎ましく生活できるようになります
しかし1億円作るには、年間100万円の貯金では100年もの時間がかかり、非現実的です
年間200万円で50年なら実現可能ですが、20代から節約を繰り返して、70歳まで働く必要があります
年収1000万円まで稼げるようになり、家賃や生活費をあげすぎない場合には、年間300万円がたまりますので、33年継続できれば1億円が作れます
つまり、ほとんどの人にとって1億円の収入を作るのは「非現実的」というわけです
なので「支出を下げる」方が、幸福になれる可能性が高いということを、本書で繰り返し述べています
本ブログでも支出が増える理由を書いております
参考>>お金の法則、支出を減らすには「パーキンソンの法則」を理解しよう - シンプル都心ライフ
収入を増やすよりも支出を減らす方が簡単にできるので、
収入に関わらず「慎ましく暮らせ」がひろゆきさんの主張です
ほとんどの人はお金の使いすぎ。1万円稼ぐよりも1万円節約しよう
ひろゆきさんは、「休みの日になったらお金を使わないと過ごせない生活をやめよう」と述べています
ひろゆきさんは、休日の過ごし方は「インドア」で、家でゲームや映画を見ることがリフレッシュとのことです
つまり、「お金持ちであってもお金を使わない生活で十分」ということです
そして、多くの人は「月に1万円でも収入が増えればいいなあ」と考えていますが、「月に1万円節約する」ほうが簡単だし、現実的じゃない?と述べています
確かに、月に1万円の収入を増やすのは、実はかなりの時間がかかります
それだったら、「休日にお金のかかる趣味」をするのではなく、「お金をかけずにリフレッシュする」生活に慣れた方が懸命とのことです
家賃は高いのはムダ。田舎に住んで生活費を下げよう
ひろゆきさんは「家賃は無駄」と明言されてます
特に都心部で生活すると、「ワンルームで家賃10万円以上」かかるので、月給30万円〜40万円では、家賃比率が25〜30%もかかります
普通に都心部で生活しているだけで、「4分の1」から「3分の1」ものお金を支払わないといけないのです
ひろゆきさんは、「田舎は生活費が安いから最高」と述べています
プログラミングやブログ、TouTuberなど、場所にとらわれない仕事ができる人にとっては、固定費を下げるために田舎で生活するのが良いそうです
ブロガーやプログラマーの方は、東南アジアで生活費5万円程度で生活しつつ、月給20〜30万円を稼ぐこともできます
もちろん、筆者を含めて多くの方は「会社の近くに住む必要がある」ので、このような「固定費を下げる生活」はすぐにはできません
しかし、職業を選ぶことで、固定費を下げつつ、必要最低限の生活費を稼ぐことで、「お金持ち」にならなくても、将来の不安を減らすことはできると述べています
お金で購入できるものは「値段が付いているもの」だけ
ひろゆきさんは、生まれたときから貧乏だと思っていたので、お金を稼ぐ必要はないと述べています
それでもお金持ちになった理由は、「お金は必要ないけどお金持ちにならないと、お金が必要ないことが証明できない」からだそうです
要は「お金持ちになっても生活は変わらない」という仮説のもので、お金持ちになっているようです
例えば東京から大阪に新幹線で旅行するなら、往復2万5000円くらいかかります
お金持ちになれば、旅行の出費は気にならなくなりますし、5万円まで出せれば「アジア」への海外旅行もできるので、一気に経験値が増えます
しかし、アジア旅行する際に、エコノミークラスにのるか、ビジネスクラスに乗るために15万円ほど料金をプラスにするかは、ほとんど幸福度に関係ないといいます
結局、アジア旅行するには、飛行機で3〜4時間はフライトを経験しないといけないからです
そしてお金持ちになっても、「お金で買えるもの」しか購入できません
ひろゆきさんは、もともと「お金を使う趣味がない」人だったので、お金持ちになってもお金を使わない生活をしているそうです
お金のかかる趣味を持っている人はお金持ちになる理由があると思いますが、ほとんどの人にとっては、お金持ちになる必要すらありません
ほとんどの人は1億円以上の資産を作れない。なら運用より自己投資がオススメ
ひろゆきさんは「普通の人に資産運用は無駄」と述べています
300万円を運用して、年利5%で「年間15万円」を稼ぐくらいなら、300万円のうちのいくらかを自己投資してスキルを身につければ、年収を15万円あげることはできると述べています
特にひろゆきさんがオススメしているのは、プログラミング系のスキルでして、確かにプログラマーの方は、自分でアプリを販売することで一気にお金を稼ぐこともできます
他にもYouTuberなどで稼ぐことの難しさを述べつつも、うまく成功できれば収入源になることを述べています
まとめ。お金持ちになることで不安は消えないけど、無駄な支出を減らして低コストで生きることができれば、お金に無敵になれる
本書では、ひろゆきさんは下記のことを述べていました
- お金持ちになっても「将来の不安」はなくならない
- ほとんどの人はお金の使いすぎ。1万円稼ぐよりも1万円節約しよう
- 家賃は高いのはムダ。田舎に住んで生活費を下げよう
- お金で購入できるものは「値段が付いているもの」だけ
- ほとんどの人は1億円以上の資産を作れない。なら運用より自己投資がオススメ
結論としては「お金持ちになっても将来の不安はなくならないけど、行動範囲は増えるし、嫌なことも減る。生活コストを下げつつお金は貯金すべし」ということです
決して「お金を稼ぐ」ことを否定している訳ではなく、むしろお金を稼ぐスキルを身につけた方が良いことを述べています
しかし、「収入を増やすことよりも、支出を減らしても満足度が上がる生活をしよう」と述べています
お金を使って得られる経験ももちろんあります
ナイトプールに一度も行ったことがない人は、お金を使って一度は経験する方が、人生経験になりオススメという一方で
「一度お金を使って経験したことを何度体験しても、慣れによって満足度は下がる」ことを述べています
ひろゆきさんは「満足度をあげるためにもっともコスパの良い方法を考えている」とも言い換えられます
筆者も、お金を使って得られる体験はたくさん積む方が良いと考える一方で、例えば「高級ホテルに複数回宿泊しても、最初の1回ほど満足度は上がらない」ことも体験しています
- 日々の生活の中で、無駄な生活費は徹底して下げる
- お金を使って体験できることにはお金を使う(旅行、高級レストラン)
- 収入-支出の差が大きくなるように、意識する
ひろゆきさんの主張は非常にシンプルでして、
「お金を使わなくても満足度を得られるような生活をしよう」ということです
ついつい、お金を稼ぐことばかりを考えてしまいますが、
支出の無駄を減らすことで、お金の付き合い方に対して無敵になれるという主張でした
お金持ちになっても、お金を稼いだだけ使い切ってしまえば、将来の不安は無くなりません
支出をうまくコントロールすることで、お金の付きあいかたを考えたい方は、ぜひ本書を一読してみてくださいね
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