会社員で働いている人:会社員の年収は話題になるけど「時給」は触れられることが少ないよな。年収500万円だとしても「激務で休日出勤当たり前」か「定時上がりで有休消化100%」だと全く待遇が異なる。会社員の時給はいくらなんだろう
タクミです。お金の計算が趣味です
今回は会社員として働いて得られる「時給」を計算してみたので記事にしました
社会人の平均の話ではなく、あくまで私の一例です
会社員の年収は話題になりますが、月給制のサラリーマンでは時給はあまり意識しないですよね。ぜひ、暇な時間に計算してみると面白いかもしれません
20代の時給を計算するといくらだったのか計算してみた!
時給を計算すると案外仕事のやる気が出る
サラリーマンの人が時給を計算するメリットは「仕事のやる気が出る可能性がある」ということです
サラリーマンとして働くと「月給」も「ボーナス」もほぼ固定の場合が多いですよね
すると数年働いていると「どうせ同じ給与しか稼げないからモチベーションが上がらない」と考えるようになります
そこで視点を変えて「時給」で計算すると、「意外ともらってるんだな」ということに気付く可能性があります
私も月給も賞与も「定額」ですので、たまに「時給」を計算して「時給分の働きができているのか」と分析してみることにしました
学生時代の時給は?
20代前半〜25歳までは「大学生・大学院生」でした
どこにでもいる普通の学生でしたのでアルバイトもそこそこやっていました
アルバイトの場合は「時給」が明確なので計算しやすいですよね
- 東京ドームの警備員:1000円
- 地元の塾(集団講師):2500円
- 地元の補習塾(個別):1100円
- 大手清掃会社の清掃員:1000円
- ホテルのブライダル:1100円
- オンラインの高学歴限定塾:1500円
ほとんどが「時給1000円〜1100円」のバイトでしたね
破格だったのが「地元の集団講師」だったのですが、2時間で5000円でしたから天に昇る気持ちでした
それも「学歴」も必要なかったので、地元のツテで1年間バイトさせてもらいました
学生のアルバイトですと「1000〜1500円」に収まるのが普通ですね
<毎月3〜5万円の収入でしたが「実家暮らし」ですし「学費」も払う必要がなかったので、そこそこ満足の生活をしていました
社会人になったら時給は増えたのか(新卒時代)?
新卒の頃は、全ての補助を含めて9ヶ月で400万円でした
年間1800時間労働が平均とすると、残業ができた月は4ヶ月、1ヶ月平均30時間程度でしたので「1470時間」と仮定します
400万円÷1470≒2720円
<時給2720円となりました。学生時代と比較しても一気に増えました
社会人2〜3年目で時給の伸びは止まる?
次に社会人2〜3年目の時給を計算しました
社会人2年目も3年目も「年間1800時間」に「360時間」プラスするので「2160時間」がベースとなります
ここから2年目は「年休+夏季休暇」を「22日」、3年目は「15日」取得したので、年間労働時間から引きます
2年目:2160時間−(22×7.5)→1995時間
3年目:2160時間−(15×7.5)→2047時間
そして年収は込み込みで「600万円」でしたので、時給を計算すると以下のようになります
2年目:600万円÷1995時間→3007円
3年目:600万円÷2047時間→2931円
ということで2年目が3年目よりも高いという計算になりました
時給計算をするときには「年休消化の日数」も大切になってきます
<いずれにしても学生時代と比較すると約3倍になっているのは嬉しいポイントです
社会人で1度昇進すると時給は上がる?
4年目で1度目の昇進を経験しました
忙しい時期もありましたが、比較的メリハリのついた働き方をしているので、年間労働時間は2〜3年目よりも抑えられそうです
社会人4年目は「年間1800時間」をベースにして、多くとも2000時間程度に収まるのではと思っています
「年休+夏季休暇」は15日程度を取得すると仮定すると時給は以下の通りです
4年目:2000時間−(15×7.5)→1887時間
4年目:690万円÷1887時間→3656円
昇進すると着実に時給は上がることがわかりました
<学生時代は数年経験しても時給をあげてもらうことはできませんでしたが、社会人の場合は着実に時給が上がっていくのが大きなメリットです
社会人の「時給」は「見た目以上」である理由
今回は20代の時給を計算してみました
学生時代:1000〜2500円
新卒:2720円
2年目:3007円
3年目:2931円
4年目:3656円
学生時代の2500円のアルバイトは「運が良かった」だけですので、社会人になると学生時代の2〜3倍の時給をもらえていることがわかりました
また社会人の場合は「見た目以上」の時給を実際にはもらえます
それは「退職金」があるからです
実際に、私が新卒時代に「時給は4300円スタートだから、それ以上の価値を生み出せ」と言われたことがあります
もちろん新卒社員が時給4300円ももらえるわけはありません
そうなら私は新卒時代に9ヶ月分で「400万円」ではなく「630万円」もらえる計算になるからです
この差分は「退職金が積み立てられている」ということです
ですので、仮に計算した時給が低くとも、サラリーマンなら退職金分がもらえることを忘れないようにしましょう
<時給が低いからすぐに転職!というよりは「今の時給分の働き以上の価値を出している」と思ったときに転職するのが良いのではと思います
まとめ。20代の時給を計算してみると発見がある
今回は20代の時給を計算してみたという記事でした
結論としては「学生時代のアルバイトよりもはるかに高給」であることがわかりました
そしてサラリーマンの場合は「年々時給が増えやすい」ということもわかりました
もちろん残業が増えて、年休取得数が減ったのに年収が変わらなければ「時給は下がる」ことも予想されますけどね
私が時給を計算した理由は「仮に転職したら年収は増えても時給は増えるのか」と疑問に思ったからです
転職サイトの求人を見ると「現在の年収プラス200〜300万円」の求人がたまにあります
しかし大抵の企業は「500〜1200万円」とあまりにも年収に幅があり、この場合は「500万円スタート」の可能性が高いと思います
かつ残業時間が2倍以上に増えそうな激務な企業が多かったので「年収が増えても時給が増えないと意味がないかも」と思ったのです
<最近は転職がしやすい時代になりました。しかし転職をするのは、今の職場でどの程度の時給をもらっているのかを分析してからにしましょう