仕事が大変な人:仕事を頑張っているけど評価されていないようで辛い。自分なりに努力しているのになぜ評価されないのだろうか。仕事のモチベーションをあげる方法を知りたい。
タクミです。仕事で上司や周りの人から評価されない状況が続くのは辛いですよね。
今回は仕事で評価されないと感じて仕事のモチベーションが下がったときに考えることをまとめました。
私も仕事がうまくできず落ち込んだときに、仕事に対するモチベーションが下がります。
しかしちょっとした振り返りをすると「なぜ仕事で評価されないのか」がわかるようになり、日々の行動を改善できるようになります。
「仕事がうまくいかない、上司に評価されていない」という悩みを持つ方の参考に慣れば嬉しいです。
「仕事で評価されない」と思った時に考えるべき3つのこと
会社がどのような人材を求めているか考える
仕事で評価されていないときは「会社が求めている人材」に当てはまっていない可能性があります。
例えば人それぞれ得意な分野がありますよね。
- 記憶力が良い人
- 事務処理が早い人
- 几帳面でミスが少ない人
- 気を遣える人
- リーダーシップをとれる人
- クリエイティブな発想ができる人
もちろん全ての分野をカバーできる超人であれば何も悩む必要はありません。
しかし残念ながらそうではないですよね。
一円単位の計算ミスやハンコの押し方のミスが許されない仕事では「ミスが少なく事務処理が早い人」が重宝されます。
しかしあなたがクリエイティブな発想が得意だったり、リーダーシップをもっていたり、人に気遣いができる優しい人であっても、仕事に活かすことはできません。
例えるなら、フレンチレストランのシェフの募集に対して、一流のホスピタリティを持ったウェイターが応募するようなものです。
一流のホスピタリティのスキルがあればレストランのウェイターに応募するべきですし、他にもホテル業界や介護分野に活かすことができますが、料理を作るスキルを満たしていなければシェフとして採用はされません。
私の例でいえば「英語の語学力」を活かして、若手ながら20代で海外でのプロジェクトを担当することができました。
しかしこのように派手なビジネスは割合でいえば1割程度。その他9割はひたすら専門知識の理解、資料作り、スケジュール調整、メール作成、雑務と「事務処理を効率的にミスなくこなし、適切に報連相するスキル」が必要になります。
つまり「語学力のスキル」はあくまで「サブ」であり、会社から求められるスキルは別にあるということです。
このように「会社からどのような能力を求められているのか」を分析してみると、大抵の場合、「会社から求められている水準の仕事ができていない」ことが原因だとわかります。
「こんな細かいチェックや事務作業に時間をかける意味はあるのかな」と考えて作業効率を上げる自動化ツールの導入を検討するよりも、目の前の仕事を淡々とこなすほうが評価が高くなってしまうのですよね。
多くの会社では「ミスが少なく事務処理が早い人」が評価されるのではないかと思います。
これは幼少期からキッチリ計画的に勉強をこなしてきた人が有利なので、入社時に学歴を求められる理由はここにあるのではと思います。
「仕事で評価されない」と感じたときは、会社が求めているスキルと自分のアピールポイントがズレていないか確認してみましょう。
思い込みによるコミュニケーションミスがないか考える
実は仕事で成果が出ているにもかかわらず、上司から評価されない場合には「コミュニケーションミスがないか」を考えてみましょう。
例えば上司のタイプによって、コミュニケーションの方法は臨機応変に変えていく必要があります。
- 要点が大切と考え、短い説明を求める人
- 背景のストーリー重視の説明を求める人
- なんとなくの説明で満足する人
- ロジック重視で「根拠」を重視する人
- 内容よりも「非言語」のコミュニケーションを重視する人
例えば入社時の上司が「短く結論を求める人」であった場合、伝えるべき内容を先に考えてから、要点に絞って手短に伝えるスキルが必要になります。
一方で上司が代わり「非言語」の身振り手振り、声色、表情を重視する人であれば、要点だけの説明をしても「なんだか短くて冷たい説明だな」と感じるかもしれません。
同じように、背景のストーリーを重視する人であれば、「なぜそう考えたのか」「どのようなストーリーでお客様に説明するつもりなのか」という背景まで含めて伝える必要があります。
人によって何を大切にするかの価値観は異なりますが、仕事をする上ではコミュニケーションミスをいかに減らすかが重要になります。
そのため、今までは問題のなかったコミュニケーション方法に関して、上司が変更してから上手くいかなくなったと気づいたら、コミュニケーションの仕方を少しづつ変えてみるようにしましょう。
コミュニケーションミスにより評価が不当に下がってしまうのはもったいないですよね。
仕事上、上司は選べませんのでコミュニケーションがうまくいかないと思ったら、コミュニケーションの仕方を変えてみましょう。
仕事に対する客観的なふるまいを見直す
最後は見落としがちな項目になりますが、仕事に対する振る舞いに問題ないかを見直してみましょう。
例えばオフィス出社の方であればスーツやネクタイを着用必須であれば、しっかり周囲に合わせた方が良いです。
ある海外の研究結果の話ですが、とある大学教授の講演で、スーツを着た人とラフな私服を着た人がいた場合、受講生はスーツを着た人の話を聞きやすくなるそうです。
身近な例として、大切な人の記念日に格式高い高級フレンチに行ったのに、襟付きでない私服のウェイターやシェフがいると「手を抜かれているのかな」と感じてしまうかもしれないですよね。
見た目は周囲の印象に大きく影響を与えます。残業続きで疲れた顔をして覇気のないコミュニケーションをしていると、周囲からの印象は良くないですよね。
身だしなみについては、ヨレヨレのスーツやボロボロの革靴を履いていないかは定期的に見直しましょう。
また、私の場合は私服勤務でOKなのでスーツを着ることはなくなりましたし、テレワークがメインなので対面で人に合う機会が減りました。
しかし、たまの出社時に、気を抜くと「髪伸ばしっぱなし」「ヒゲを伸ばしっぱなし」で出社してしまうなど、身だしなみに気を遣わなくなってきます。
仕事時間も基本的に自由ではありますが、極端に朝の早い時間帯や、午後の遅い時間からの始業が続くよりは、決めた時間から仕事をするほうが、周囲の人も仕事をやりやすくなります。
自分の行動は自分では客観的に気付きにくいので、見直すことが難しいです。
しかし「仕事で評価されないな」と思っていたら、「朝からきっちり仕事をする人」「身だしなみがしっかりとしていて印象が良い人」という、業務内容とは関係性の低いところを評価されていたりします。
新入社員の時代には当たり前にできていた「基本動作」を振り返って、自分の行動や身だしなみ、仕事の勤務時間などについて客観的に問題がないか見直してみましょう。
まとめ。仕事で評価されないときには理由がある
仕事で評価されないときは必ず理由があります。
今回ご紹介したこと以外の観点が含まれるとは思いますが、その原因は「あなたに何かのスキルが足りていない」ことにあります。
自分の行動を見直す作業は大変ですし心地よいものではありません。
単に上司や仕事内容との相性が悪いから、という理由で済ましてしまうかも知れません。
すぐに転職、辞職を考えてしまう人も多いと思いますが、まずした方が良いことは「仕事の仕方で改善できるところはないか」について冷静に考えてみる、ということです。
最終手段として転職、辞職を選択することはありですが、どの会社、部署でもあなたに合わないタイプの人はいますので、転職しても職場環境が改善されず、また転職、という悪循環にはまることは避けたいですよね。
私も日々「仕事でうまくいかない」「上司に評価されていない」と思ったときは、できる限り「自分の行動の何に問題があるのか」を振り返るようにしています。
すぐに問題が解決することはなく、時間はかかりますが、もし今の仕事で「自分は評価されていない」と感じたときは、一度、自分の仕事の仕方について振り返ってみることをオススメします。
私も何度か転職を考えたことはありますが、まだまだ改善できることはある、と考えて根気強く仕事を継続していきたいです。