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ピアノを弾くと頭が良くなるのか。クラシック歴15年の私が考えてみた。

タクミです。

 

子供の習いごとの中で、常に人気なのが「ピアノ」です。

 

私は8歳から23歳まで15年間、クラシックピアノ(主にモーツァルトやショパンを弾きます)のレッスンを受けていました。

 

ところでピアノを習う理由の中で「ピアノを弾くと頭が良くなる」というものがあります。

 

ピアノを習うことで頭が良くなれば、学校の成績も良くなりますし、有名大学に進学しやすくなります。

 

そこで今回はピアノを習うことで頭が良くなるのか、ピアノ歴15年の私が独断で考えてみました。

 

私の結論としては「ピアノを弾くと少しだけ頭は良くなる。ただし継続する根気があれば」ということです。

 

私が愛用している電子ピアノはこちらです。

 

 

 

ピアノを弾くと頭が良くなるのか。クラシック歴15年の私が考えてみた。

ピアノを弾くことで鍛えられる能力

ピアノを弾くことで鍛えられる能力はたくさんあります。

  • 音の正確性、強弱を判別する「聴力向上」
  • 10本の指を動かす「脳トレ」
  • 楽譜を覚える「記憶力」
  • 弾けるまで練習し続ける「根気」
  • 音を弾くだけでなく聴かせるための「表現力」

 

このようにピアノを弾くことのメリットはたくさんあります。

 

特に頭が良くなる要素となるのが「記憶力」です。これはピアノを弾くことで間違いなく鍛えることができます。

 

学校のテストでは「暗記力」がものをいいますから、記憶力が良ければ勉強が得意になるというのも理解できます。

 

ピアノで鍛えることができない能力

一方でピアノでは鍛えることができない能力もあります。

 

  • 空間把握能力:数学・物理の図形・空間を理解する。他、物を作るなど
  • 論理的思考力:数学の証明、プログラミングのアルゴリズム、論理的な説得など
  • 計画性:スケジュール管理・タスク管理など
  • 読解力:文字を読み、文章の意味を理解すること

 

例えば、私はシステムエンジニアとして働いていますので、上記の能力が必須になります。

 

しかし、残念ながらピアノを弾くことで得られる頭の良さは「記憶力」くらいなので、ピアノを弾き始めたら「数学ができるようになった!」というのはあまりないと思います。

 

また「読解力」は社会人になると必要になるケースが最も多いですが、読解力を鍛えるには「文章に触れて思考する」時間が必要ですので、ピアノを弾くだけでは身につきません。

 

とはいえ高校レベルのIIICまでは公式の性質を理解できなくても「丸暗記」もできますから、「記憶力勝負」ならピアノは頭を良くする(記憶力を増やす)上で必要だと思います。

 

また営業の方で、取引先の人の特徴を正確に覚えておく必要がある人にも「記憶力」は非常に役立ちます。

 

「ピアノを弾くと頭が良くなる」より大切なこと

まとめると、ピアノを弾くことで「記憶力」が鍛えることができるので、暗記力が学力に影響する「受験」では有利になるといえます。

 

しかし、ピアノを弾くよりも大切なことは「ピアノを続けられるか」という点です。

 

私の周りでは3歳の頃からピアノを習っている人がたくさんいました。

 

ピアノは幼少期から始めるのが良いのはその通りなので、私のように8歳で始めるのは「やや遅め」といえます。

 

とはいえ、3歳でピアノを始めた人は、ほとんどの場合、小〜中学校で辞めてしまうことが多かった印象があります。

 

最初は親の勧めでピアノを習ったとしても、他の習い事や部活動が始まり、ピアノの優先度が下がるためと思います。

 

ピアノを習っていた人はたくさんいても、ピアノを継続する人は非常に少ないことから、「どうすればピアノを長く継続できるか」を考えていく必要があると思います。

 

ピアノの先生との相性が最も重要

ピアノを継続するために重要なのは「ピアノの先生との相性」です。

 

私は地元の小さなピアノ教室で個別レッスンをしていました。

 

他には大手の集団レッスンなどもありますが、一番大切なのは「ピアノを弾きにいくのが楽しくなること」です。

 

ピアノを習熟するには相当の根気がいります。

 

また幼少期から、ピアノの前で長時間練習できる子は少ないでしょう。

 

私自身も、ピアノを弾くよりもゲームをしたくて、レッスンを良くサボっていました。

 

それでもピアノの先生に怒られた記憶がないので、ピアノを長く続けられたのだと思います。

 

もちろん音大やピアニストを目指す人は、厳しいレッスンが必要になってきますが、趣味レベルでピアノを始める人にとっては「先生の相性」で見るのが良いと思います。

 

まとめ。ピアノを弾くと頭は少し良くなる。ただ継続することが大切。

今回はピアノ歴15年の私が思う「ピアノを弾くと頭は良くなるのか」についてまとめてみました。

 

ピアノを子どもに習わせたい人は多いと思います。

 

私も将来子どもができたらピアノは習わせたいと考えています。

 

しかし、大切なのは「ピアノを継続すること」です。

 

ピアノに興味がない人もたくさんいるので、その場合は無理せずに他の習い事をすることをオススメします。

 

逆にピアノを習い続けさえすれば、楽譜も読めるようになりますし、大人になってからクラシックピアノを再開することも簡単になります。

 

私はピアノを習っていて本当によかったと思いますし、ピアノをやっていなかったら、今のように根気強く物事に向き合うこともなかったと思います。

 

ピアノは生涯続けられる趣味になりますので、「頭を良くする」という点に縛られず、「ピアノが続けられたらラッキー」くらいの気持ちでやってみましょう。

 

余談ですが、私の母が54歳からピアノを始めて、1曲弾けるようになっていたのに驚きました。

 

一人でも多くの人にピアノに興味を持ってもらえると嬉しいです。

 

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