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「サイコロジー・オブ・マネー」一生お金に困らない「富」のマインドセットが面白い!

 

タクミです。

 

今回は「サイコロジー・オブ・マネー」(一生お金に困らない「富」のマインドセット)を読んでみました。

 

最近は図書館利用が多くなりましたが、月に数冊はkindleに課金して贅沢に読書を楽しんでいます。

 

さて、表紙タイトルの通り、今回はお金の本です。

 

お金の本は色々とありますが、本書は「貯金=大切」というごくごく一般的な話がかかれています。

 

今回はこの本の中で面白い&参考になると思った部分をまとめました。

 

「サイコロジー・オブ・マネー」一生お金に困らない「富」のマインドセットが面白い!

目的がない貯金に価値がある

著者は「目的がない貯金に価値がある」と主張しています。

 

貯金をする目的は人それぞれですが、一般的には「買いたいものがあるから貯金する」という人が多いですよね。

 

中には「貯金していてもお金を使わないなら価値がない」と考える人もいると思います。

 

しかし著者は「貯金自体に価値がある」と主張しています。

 

その理由は「貯金があることで時間をコントロールできるから」です。

 

例えば貯金がない人は仕事を辞めてしまったら生活ができなくなります。

 

その一方で貯金がある人は、仕事を辞めても貯金から生活を維持できます。

 

お金は生活費ですから、貯まっていれば貯まっているだけ仕事をしなくても生活ができる、つまり時間を生み出すことができるので、「貯金に価値がある」ということです。

 

「貯金が目的になっている」という批判を受けたことがある人は、「貯金のおかげで将来の時間を生み出している」と考えると貯金のモチベーションが維持できそうですね。

 

人間の考えていることは変わる

著者は貯金が重要と主張する理由のひとつに「人間の考え方は変わる」と述べています。

 

憧れの職業に就くために長期間、勉強や仕事を積み重ねて、晴れて望んでいる職業に就いたとしても、数年後には「こんな仕事とは思わなかった」と思うこともあります。

 

貯金があれば給与が安くても時間がコントロールできる仕事に転職できますが、貯金がないと生活水準を維持できないので、不満を漏らしながら仕事を続けることになります。

 

これは私も経験があります。新卒時代は「激務でも良いから少しでも給与が高い企業」に内定したいと考えていました。

 

しかし30代になると20代ほどの体力と根気が無くなってくるので、「もう少し楽な仕事がしたい」と考えることもあります。

 

その逆に、新卒時代はまったり安定して働きたいと思っていても「刺激が足りない」「給与が少ない」という理由で、転職する人もいます。

 

やりたい仕事も、長年継続する間に飽きてきたら、やりたいことではなくなってしまいます。

 

その際に貯金があれば、少なくとも「給与」の優先度を下げて仕事選びができます。

 

先程の「目的のない貯金」があることで、好きな仕事が将来変わったとしても柔軟に対応できるようになります。

 

テールイベントを意識する

急にカタカナ語がでてきました。テールは英語で尻尾です。これは「長い目で見れば複数の挑戦の中で、一つが上手くいけば全体としてもうまくいく」という考え方です。

 

投資の世界に「インデックス投資」があります。指数に連動して投資をするものですが、購入する商品は「複数の企業の株の詰め合わせ」です。

 

筆者は、投資は「儲かる投資」よりも「負けない投資」が重要と主張しています。

 

儲かる投資をしたいなら、リスクを取って1つの企業の株を購入しますし、レバレッジを5〜20倍かければ儲けも5〜20倍になります。

 

しかし、儲けようとすると、たいていの場合、大損して投資の世界から離脱する人のほうが大多数ですよね。

 

インデックス投資であれば複数の企業の株を購入します。そのうち9割が損しても1割が高騰すればお金が増えます。

 

私はこの考えは非常に重要だと思います。収入源も会社員の給与の他に副業や資産運用の収入源がある方が、どれかダメでも1つ上手くいけばOKなわけです。

 

インデックス投資のように複数の企業の株を購入して、数十年後に利益がでる。負けない投資をすることを推奨しています。

 

ここまで本書を読むと、著者は相当控えめで慎重な性格に思えます。

 

「エゴをなくせば支出は抑えられる」とも本書に書いています。確かに見栄をはってしまうと支出は増えてしまいます。

 

結局のところ、支出をコントロールして、運用金額を増やしていくことで、生活コスト=時間をたくさん持つことが、豊かさにつながるのではと思いました。

 

まとめ。「サイコロジー・オブ・マネー」はこれから貯金を始めたい方には必読の本!

「サイコロジー・オブ・マネー」にはお金にまつわる多くの事例が出てきます。

 

本記事では筆者の要点をいくつかピックアップしていますが、本書を読めば「お金に困らない」という意味がわかるようになります。

 

これから貯金を始めようと思うけど、貯金のモチベーションが湧かない。という方は、ぜひ本書を読んでみてはいかがでしょうか。