タクミです。
米国株投資を初めて2年5ヶ月になります。
私は毎月、家計簿をつけていますが、米国株の運用成績も月に数回つけるようにしています。また、当時の気持ちを1行メモにまとめるようにしています。
資産運用は調子が良い時もあれば悪いときもあります。そんな時に、当時の自分の気持ちをメモに残しておくと、冷静に相場に対応できるようになります。
そこで今回は資産運用を始めた2020年から2022年5月までに、私が書いたメモを公開してみます。
資産運用の成績を公開している人は多いですが、生々しいメモを公開する人は少ないと思いますので、資産運用をこれから始めようとする方や、資産運用を継続するか迷う方の参考になれば嬉しいです。
米国株投資2年分の過去の成績を振り返ってみた【暴落と急騰】
2020年は最悪のスタートも、年末には一気に評価額が上がる
まずは2020年のメモを振り返ります。私が米国株投資を本格的に始めたのは「2020年1月」なのですが、まさに最悪のタイミングでスタートになりました。
2020/3/4 3/1は感染症の影響で-20万円に下落。生活費は20万前後で改善
2020/3/28 感染症で-70万から-50万になった。
まずは手持ちの200万円を元に投資を開始しました。入金してから感染症の騒ぎがあり、2020年3月は一気に資産が減りました。
さあ投資を始めようと思った矢先、たったの2ヶ月でマイナス80万円になったわけです。元手が200万円でマイナス80万円(200万円が120万円に減ってしまった)ので、「最悪なタイミングで資産運用を初めてしまった」と思いました。
あまりにも急に下がったので、どこまで下がるのかが予想できず、恐怖の感情が強くなったのを覚えています。ただ、「まずは2〜3年やってみよう」と思っていたので、損切りして退場するのは辞めようと思いました。
また、月の生活費が20万円前後に抑えられていたので、家計簿としては安定していました。月の手取りは30万円程度だったので、毎月10万円は収支がプラスになるのは心の安定につながりました。
2020/5/29 感染症の損益が-25万まで回復。生活費はぎりアンダー20万
2020/6/6 感染症の影響-13万まで一気に回復
2020/6/19 6月給与。株11万追加
2020/6/25 6月賞与。90万と前の90万から変化なし。2万ほど増えたが所得税増えむしろ減った
2020年5月になると、少しずつ評価額が回復してきました。また6月には給与の他に賞与が入ったので、80万円くらいのまとまったお金を資産運用に回しました。
賞与は6月と12月に振り込まれます。毎回、5万円ずつ上がっていたのですが、この時は前回の賞与から変化がなく、少しテンションが下がっているようです。
賞与が出るというだけでもありがたいのですが、私は欲深いようで、給与や賞与が右肩上がりの状態でないと頑張る気力が減ってしまうようです。
2020/7/1 家賃引かれたあとだが-16万までもどる。給付金10万ありがたい
2020/7/10 クレジットカード10万ひかれたが評価額が上がりホクホク
2020/7/17 ついに外国株の損失がー5万以下に収まってきた
2020/7/20 初の400万円突破
2020/7/31 家賃など引き落としてぎり400万円キープ
2020/8/15 ついに外国株がプラス10万に!
2020/8/27 爆上がり。プラス15万円。ただし家賃光熱費奨学金引かれる
2020年8月になると、ついに評価額がマイナスからプラスになりました。また8月末から一気に評価額が増えたので、200万円でスタートした資産は400万円にまで増えていました。
この頃が一番嬉しかったと個人的には思います。プラスだったものがさらにプラスになるのも嬉しいですが、マイナスだったものがついにプラスになった瞬間は「投資を続けてよかった」と思える瞬間です。
2020/9/1 運用プラス20万超え。450万まであと少し
2020/9/19 運用益プラス5万に下がる。給与で450万までもう少し
2020/10/12 運用益13万プラス。
2020/11/1 運用益マイナス10万円。沖縄10万円、ふるさと納税10万円で減少
2020/11/13 30歳の誕生日。運用益プラス28万。
2020/11/18 運用益30万近く。引越し確定したら利確したい。
2020/11/20 給与。ついに450万円突破。
2020/11/26 外国株+33.6万。まだまだ
2020/12/3 外国株+37万円。いい感じ
2020/12/10 外国株+40万円突破。初の500万円突破。ボーナス90万円。増えないことにテンション下がる。
2020/12/29 外国株+42,8万円。2020年は560万円でフィニッシュ。クレジットカードがー15〜20万円あるので540万円程度かな。
2020年9〜11月まではプラスとマイナス評価を行き来していました。その後、2020年12月に一気に評価額が急騰しました。
12月には賞与が入るものの、6月と同じく金額が増えなかったので、少しテンションが下がっていますね。この時も80万円ほど入金して、その後、評価額が上がったので、550万円にまで増えました。
2020年1月に200万円でスタートした米国株投資ですが、最初の年は入金額も250万円以上でしたし、評価額もプラスに転じたので、1年で350万円ほど資産が増えました。
20代も終わり、30代のスタートの年でしたが、暴落と急騰を1年で経験するという珍しい年になりました。
2021年は入金力がしょぼいが、米国株の調子が非常に良い
続いて2021年の米国株投資2年目を見ていきます。
2021/1/1 外国株+46万円。2021年はプラスのままスタート。総資産560万円強。
2021/1/9 外国株+58.8万円。運が良いがいつまで続くか。
2021/1/14 外国株+59.4万円。そろそろ60万円突破しそう。
2021/1/15 20日の給与が決まりなんと47万円のプラス。12月に所得税が引かれすぎて戻ったのと休日2回分。600万円を一時的に超える。
2021/1/20 外国株+53.4万円。麻布賃貸の更新料を18.9万円支払った。まだ580万円台。
2021/1/22 米国株+62.5万円
2021/1/29 米国株+51万円まで下落。
2021/2/4 米国株+64.6万で最高額。
2021/2/7 米国株+72.3万円で最高額。
19-Feb 米国株+88万円で最高額。貯金600万円超え。
1-Mar 米国株+71万円。出費かさなりギリギリ
3-Mar 米国株+85万。いきなり600万円に戻る。
9-Mar 米国株+70.6万円。82万円のところ、75万円引き出したので、9万円は手取りで利確。
12-Mar 米国株+79.8万円。どんどん上がる
13-Mar 米国株+86万円。どこまであがんねん
20-Mar 米国株+91.6万円。最高益。
2021年1〜3月の米国株の伸びは驚異的でした。年始は+46万円ほどでしたが、年度終わりの3月には+91.6万円にまで上がりました。
一方で、当時住んでいた麻布の賃貸物件の更新料を支払ったりと、大型出費が多く、入金力はしょぼい時期でもありました。
たまたま運用成績が良かったので、評価額は600万円を突破。元々貯金できない人間だったのですが、米国株投資を始めて1年で300万円以上も資産が増えるとは思いませんでした。
2021/4/5 米国株+87万円。手持ち169万円、米国株437万円。米国株比率72%。
4月7日 米国株+90万円。気を引き締めて。
4月13日 米国株+95万円。100万円まであと少し。
4月23日 米国株+92万円。100万円いくかと思いきや下がり気味。
4月29日 米国株+99万円。100万円いったら利確しようかな。
5月4日 米国株+101.4万円。ついに100万円突破。
5月11日 米国株+103.5万円。クレジット引き落としが痛い
5月25日 米国株+99万。アドセンス1万円入金。
5月29日 米国株+107.9万。持株益あり。家賃引かれてもプラス
6月1日 米国株+108万。持株分を銀行にin。
6月23日 米国株+111万。過去最高から1ヶ月で一気に150万円くらい減るかな。
6月23日 米国株+116万。ボーナス91万で780万円に。すごいが、ここからナイアガラ。
6月28日 引っ越し初期費用支払い。
2021年4〜6月も堅調に評価額が伸びていきました。評価額が7桁の+100万円を超えました。6月の賞与が入ったので、一時的に総資産が780万円まで伸びました。
その一方で、麻布からタワーマンションへの引越し費用が大きくかかり、引き落とし金額が150万円を超えている状態です。これだけの費用がかかっていたので、2020年のように賞与のほとんどを資産運用に回すことはできませんでした。
7月7日 米国株+125万。クレジット101万引き落とし前だから実質640万円
7月20日 米国株+116万。
7月20日 米国株+126万
8月10日 米国株+129万。
8月20日 米国株+126万円。nisa40万円いれて、運用500万突破。
8月27日 米国株+136万円。家賃引かれても10万円プラス。
9月10日 米国株+138万円。運用538万円。
9月24日 米国株+116万。給与が入るも下がり気味
2021年7〜9月も米国株の評価額は増えていきました。9月末に一気に下落するものの、+100万円以上のプラスがある状態というのは精神衛生的に良い影響があると思いました。
また2021年8月にNISA口座を開いて入金を始めました。最初からNISA口座を開いておけば良かったのですが、10年以上前の学生時代に開いた証券口座の住所変更などに時間がかかってしまい、このタイミングでのスタートになりました。
評価額は増えて嬉しい反面、引越し後の支出が増えてきたので、入金はほとんどできずでした。そのため資産は600万円台が長く続きます。
10月13日 米国株+135万。10万追加で運用546万。
10月15日 米国株+137万。運用548万円。
10月17日 米国株+148万。運用558,9万円。
10月20日 米国株+155万。運用565,9万円。最高益。給与も入り700万円近い。
10月22日 米国株+162万円。最高益。
10月28日 米国株+165万円。最高益。
11月8日 米国株+173,8万円。最高益。
11月20日 米国株+176,4万円。最高益。
12月9日 米国株+166.8万円。150万くらいから回復
12月10日 米国株+170万円。
12月28日 米国株+175万円。2021/12/29 米国株+185万円。瞬間最大風速
2021年10〜12月もマイナスになる調子は全く見えず、むしろ過去最高益に達しました。2021年1月には+46万円だったはずが、1年間で+185万円にまで増えました。
しかし2021年はほとんど入金できていなかったので、2020年のときよりも、総資産は増えずでした。いくら資産運用の調子が良くても、資金が少ないうちは入金力こそが一番重要だと実感しました。
2022年は下落が続く。
続いて2022年の米国株投資3年目のメモを振り返ってみます。
2022/1/5 米国株+188万円。最高益更新
2022/1/11 米国株+179.9万円。100万円クレジット引かれて約700万
2022/2/2 米国株+152万円。下落から多少回復。
2022/2/10 米国株+157万円。大型出費分の精算完了。
2022/2/20 米国株+140万円。なかなか700にもどらない
2022/3/1 米国株+138.5万円。貯金40万はあぶないかも。
2022/3/9 米国株+104万円。貯金26万円は学生並み。1年前とさほど変わらない水準で悲しみ。
2022/3/18 米国株+150.2万円。72回目の給与と34480ダウのおかげ。700万超え確実
2022/3/20 米国株+156万円。確定申告分も入り。700万超え。3/9から100万変わる激動
2022/3/23 米国株+169万円。安定して700万以上を維持
2022/3/24 米国株+183万円。一気に最高益近くまで。
2022/3/29 米国株+190万円。過去最高益達成
2022/3/30 米国株+204万円。ついに200万円
2022年1〜3月は3月に大幅下落があったものの、その後反発して、評価額が一時的に+200万円を突破しました。
3月になると毎日10〜15万円が変動していたので、会社員として月30万円ほどの給与をもらっている私からすると、「半月分の給与が下がって悲しい」という気持ちになることもありました。
資産運用額が増えていくと、毎月の給与のありがたみが減ってきてしまうこともあります。しかし安定した収入があるからこそ、資産運用ができるということに改めて感謝の気持ちが湧きました。
2022/4/11 米国株+193万円。クレジットで7万ほどひかれたが、700万代は死守。
2022/4/20 米国株+199万。給与が50万円近くになりホクホク。
2022/4/21 米国株+219万円。1日で20万円プラスになり、総額800万円突破。
2022/4/29 米国株+173万円。1週間で40万円も減る。
2022/5/11 米国株+146万。GW明けで減る。
2022/5/20 米国株+162万円。5月も給与が40万円近くになる。
2022年4〜5月は暴落傾向に変わりました。ダウが1000円以上下がる日が頻発するなど、大荒れの時期になりました。
1日で20万円プラスになったり、1週間で40万円もマイナスになったりとまさに「大荒れ」ですね。この記事を書いている日もダウが1000円以上下がっており、「調子が良い時もあれば悪い時もある」ということを痛感しました。
ただ、この時期は仕事が忙しいということもあり、残業代が通常よりも10〜15万円多く入るようになりました。それによって、毎月の収支がプラス15〜20万円になる月が増えてきて、生活が安定してきました。
また、評価額はまだ100万円以上プラスということもあり、「評価額がマイナスにならないならいいか」という楽観的な気持ちで資産運用を続けることができています。
米国株投資を続けてみてわかったこと
米国株投資を続けてみてわかったことは「資産が少ないうちは入金力が重要」ということです。
資産運用は調子が良い時もあれば悪い時もあります。2年分の資産運用の中で、マイナス80万円からプラス200万円まで経験してきました。
しかし、重要だと思うのは「収入-支出」がプラスになっていることです。2021年は2020年よりも評価額が増えていますが、2020年の方が入金力があったので、気持ちは安定していました。
2022年は1日に20万円前後が減るような日もあります。それでも「収入-支出」の数値が増えていけば、生活は安定していますから、安定した気持ちで資産運用を続けることができます。
いくら資産運用の評価額が増えたとしても、売却しない限りは「幻」です。一方で、収支をプラスに維持することができれば「年々、家計状況が好転している」というふうに捉えることができて、気持ちが安心していきます。
資産が1000万円以下の少額を資産運用している間は、とにかく「収入-支出」の数値を改善することに集中して、余ったお金を資産運用するくらいの気持ちの方が良いと思いました。
まとめ。米国株投資をするなら記憶を残すのがおすすめ
今回は私が2020年1月に米国株投資を始めてから2年分のメモを振り返ってみました。
毎日、上がり幅、下がり幅などを把握することは面倒ですし続きません。しかし1行程度のメモを気分が乗った時につけるだけでも、当時の気持ちが思い出せるのでおすすめです。
メモが残っていることで、例えば、1日に20万円がマイナスになって気持ちが落ち込んでも、「昔はマイナス80万円になったこともあるから誤差の範囲」と気持ちを整理することができ、資産運用をやめずに継続することができます。
短期的な暴落や急騰を気にせず、「長期間投資を続けること」+「収入-支出を改善すること」を意識して、これからも投資を続けていこうと思います。
資産運用をこれから始めようとする方や、資産運用を継続するか迷う方の参考になれば嬉しいです。