タクミです。
今回は本要約サイト「flier(フライヤー)」を使ってみたので、感想をまとめます。
「flier(フライヤー)」はビジネス本を中心に、プロによる要約を読むことで、1冊10分程度で情報収集できる「時短読書」ができるというメリットがあります。
初回利用の場合は、「7日間無料」期間があるので、「ビジネス本を読みたいけど時間がない」「たくさんの情報を知りたいけど本を読むハードルが高い」と言う方におすすめのサービスです。
本要約サイト「flier(フライヤー)」が面白い!すきま時間の情報収集におすすめ!
ビジネス本を中心に10分で1冊の要点を学べる。
「flier(フライヤー)」では「経済」「心理学」「テクノロジー」「お金」など、ビジネスに役立つ本が取り上げられています。
普通に1冊の本を読むと1冊あたり2〜3時間かかります。それが10分程度で読み切れる文字数に要約されています。
さらに時間がない人は冒頭の箇条書きを読むだけでも、本の要点がわかるようになっています。
要約する人はさまざまな経歴なのですが、要約のフォーマットが決まっており、どれもサクッとわかりやすく読めます。
通勤や待ち合わせの待ち時間など、5〜15分程度の細切れ時間に1冊の本が読めることになり、時間を有意義に使えます。
音声解説も素晴らしい
「flier(フライヤー)」では、音声解説の機能もついています。
音声だけであれば、他の作業をしながら「ながら聴き」することができます。
両手が塞がっているような料理や掃除などの家事の時間を使って、情報収集できるのがメリットです。
少し残念なのは、音声解説の質がまばらなことです。
本物の女性が要約を読み上げるものは聞き心地が良いのですが、ボーカロイドのような機械の読み上げのものも混じっており、頭に入りにくいです。
それでも、音声の速度を1.5倍などに変えることもできるなど、音声解説があることで、情報収集が捗ります。
「flier(フライヤー)」を使ってみたデメリット
「flier(フライヤー)」はビジネス本を読むのが好きな私にはかなり役立つサービスだと思いました。
それでは「flier(フライヤー)」を使うことのデメリットをまとめてみます。
利用料金が「2,200円/月」は高い
「flier(フライヤー)」には「無料」「550円プラン」「2,200円プラン」の3つから選べます。
とはいえ、無料プランや550円プランでは、読める本や冊数が制限されてしまうので、通常は2,200円プランの制限なしプランを選ぶかと思います。
普通に考えれば、1冊1,500円ほどの本を要約してくれているわけですから、たったの2,200円で何十冊分の情報が手に入るので、安く感じます。
しかし、サブスクリプション型のサービスで2,000円越えというのは、少し割高感がでてしまいます。
年間で26,400円にもなりますから、ビジネス本をたくさん読みこなしたいという人以外には、おすすめできないと思います。
本の要約=情報量削減により、1冊1,500円に満たない。
本の要約は「情報収集の時間を短縮できる」というメリットがあります。
しかし、それは「本の中に含まれる補足的な要素は抜け落ちている」ともいえます。
1冊の本の文字数は、一般的に「8〜12万字」といわれています。
もちろん、文字数稼ぎのために読む必要のない部分もありますが、重要な箇所や、著者の思いは要約には含まれていません。
そのため、「要約はわかるが、記憶に残りにくい」「実は重要な要素や例え話が抜けてしまう」というデメリットがあります。
ですので、1冊1,500円という一般的な価値換算とするのは難しいのかなと思います。
要約は「文字」と「音声」のため、「図解」は含まれない。
本ブログも同じですが、要約の場合は「文字」で表現されることになります。
「flier(フライヤー)」では音声の読み上げもありますが、逆に言えば「写真」や「図解」は含まれていません。
データの分析がメインの本では、図解を一眼見ればわかることが、文字のみになるので伝わりにくいというデメリットがあります。
要約では本の「個性」はわからない。
本には「個性」があります。言い回しや文字の書き方に、著者の個性が発揮されます。
しかし「flier(フライヤー)」では、その個性の部分がなくなってしまうので、「文字を読んでも頭に入らない」というデメリットがあります。
本の情報量は少なくても、著者の書き方が面白く魅力的であれば、本を読むことでエキサイティングすることができます。
そのような要素が要約ではなくなってしまうので、「本を娯楽として楽しむ」には向かないデメリットがあります。
「flier(フライヤー)」のおすすめの使い方
「flier(フライヤー)」のメリット、デメリットをお伝えしました。
それでは「flier(フライヤー)」のおすすめの使い方をご紹介します。
読みたい本を「検索」する
「flier(フライヤー)」では、選抜されたビジネス本が並んでおり、さらにはわかりやすい要約がついています。
そのため「自分が読みたい本を探す」使い方がおすすめです。
「flier(フライヤー)」のサービス自身でも「気に入った本は熟読してほしい」と書いていますので、「読みたい本を探して、気に入った本は買う」という使い方がおすすめです。
難解な本の解説を参考にする
「flier(フライヤー)」のメリットはプロによる要約がついていることです。
そのため、自身では読みにくいような「難解な本」は、要約をまず読むことでハードルを下げることができます。
また、「文章量が多い本」についても、サクッと要約を読んでから本を読むことで、読むべきポイントが明確になります。
「本を読みたいけど、本を読むハードルが高い」と考えている方に「flier(フライヤー)」はおすすめです。
まとめ。「flier(フライヤー)」をお試しで使ってみよう。
「flier(フライヤー)」は本の要約サービスで、1冊10分程度で、本の要点を学ぶことができます。
音声読み上げもついているので、スキマ時間にサクッと本の要点を知ることもできます。
デメリットとしては、文字と音声のみで要約していますので、図解がメインの本だと、インプットできる情報量が減ってしまいます。また、補足要素や著者の個性は見えにくいので、情報が頭に入りにくいという特徴があります。
そのため、「flier(フライヤー)」単体で済ますのではなく、お気に入りの本を探したり、普段は難解で読めないような本の解説を読んで、本を読むハードルを下げる使い方がおすすめです。
料金ですが、使い放題のサービスで「2,200円/月」と、やや割高感はあります。ただ、初回の7日間は「無料体験」ができるので、まずは使ってみてはいかがでしょうか。