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家賃が高いのに貯金額が増える?都心歴7年の私が理由を解説する。

タクミです。

 

貯金をするなら「お金を使わない」ことが鉄則です。

 

一般的な方であれば「家賃」が最も高い支出なので、貯金をしようと思ったら、まずは「いかに家賃を安くするか」を考えますよね。

 

しかし、私はあえて「家賃を上げてでも、できるだけ良い家、良い立地」に住むことをおすすめします。

 

私は都心に住んで7年になります。最初の3年間は貯金ができませんでしたが、最近では年間200万円以上の貯金ができるようになりました。

 

住んできた場所は、神楽坂、麻布、千代田某所と、全て都心部です。

 

家賃の高さに嘆きながらも、気がついたら貯金ができるようになった理由として「都心に住んでいたから」というのが大きいです。

 

今回はその理由について、都心在住歴7年の私が解説します。

 

 

 

家賃が高いのに貯金額が増える?都心歴7年の私が理由を解説する。

前提:収入に対して家賃が高すぎれば貯金はできない。

いきなり矛盾することを書きますが、収入に対して家賃が高すぎる場合は、やはり貯金はできません。

 

月の手取りが20万円なのに、家賃が10万円だとすれば、実に50%も家賃に充てていることになります。

 

ボーナスがある方なら、このような条件でも審査に通ることもありますので、家賃を増やしすぎることは気をつけましょう。

 

私自身、若手の頃に残業がなくなった月には、手取り16万円に対して、家賃が10万円と悲惨な家計でした。

 

今思えば無謀な家賃でしたが、都心に住むなら家賃10万円は必要です。

 

とはいえ、家賃が高すぎる場合は、そもそも不動産の審査に通らないので、家賃の審査が通る範囲であれば、気にしすぎることはないといえます。

 

それでは、家賃が高いのに貯金が増える?理由について解説します。

 

理由:人は無意識のうちに周囲の経済状況に合わせようとする。

家賃が高い場所=高収入の人が住む場所となります。

 

高収入の人=社会的地位の高い職種か、リスクをとってビジネスで成功した人、ということになります。

 

基本的に、人間は住んでいる場所の半径2km圏内が行動範囲になりますので、同じ家に住む人や周囲の住宅に住む人のマネをするようになります。

 

仮に引っ越しをしたタイミングでは、そこまで収入が多くなくても、「収入を増やそう」という気持ちに自然となるのです。

 

それで副業を始めたり、本業を頑張ったりするようになるので、時間と共に収入も増えていきます。

 

収入が増えれば、手元に残るお金も増えるので、結果として貯金が増えます。

 

「家賃が高い」といっても、家賃8万円を家賃12万円にしたところで、「月4万円」しか変わりません。

 

少しだけ仕事を頑張ったり、副業をすることで、月4万円の差は2〜3年で取り返せるようになります。

 

この逆に、家賃相場が安いところに住むと、「お金を稼ぐ意味」を失ってしまいます。

 

「こんなに残業したり副業して稼がなくても、生活費は十分稼げる」と思ってしまうと、働く時間を減らすようになります。

 

すると数年後には収入が減ってしまうので、仮に家賃が安くなったとしても、貯金額も思ったほど増えないのです。

 

驚くほど単純な理由ではありますが、「人は常に周囲の人に合わせようとする」ということを覚えておけば、家賃を減らすことに一生懸命になる必要性は無くなります。

 

家賃相場の安い場所の高級マンションか、家賃相場の高い場所の普通のマンションか。

家賃相場の安い場所でも、高級マンションが販売されることがあります。

 

湾岸沿いのタワーマンションも同じ理由ですが、都心部の普通のマンションと比較して、設備、広さが充実したマンションであれば、わざわざ都心に住む必要はない、と感じる方も多いと思います。

 

それでも、同じ予算を支払うなら、私は「家賃相場の高い場所の普通のマンション」を選ぶ方がお得だと思います。

 

なぜなら、「家賃相場の高い場所は、周囲の環境もよい」ことが多いからです。

 

例えば、港区に住んだことがある方はわかると思いますが、周囲は「歯医者」「ペットショップ」「会員制ジム」など、美容やペット用のお店が非常に多くなります。

 

一口に「歯医者」といっても、外観がガラス張りの美術館のような施設もあります。

 

歩道も綺麗に整備されており、散歩するたびに気分が高まります。

 

また都心部は人がたくさんいます。

 

ゴミゴミしている場所は苦手、という人もいますよね。私も閑静な空間が好きなので、人が多すぎる都心に住むのはどうかな、と思いました。

 

しかし、人が多いのは平日だけ。都心部の住宅地で過ごす休日は、広々として整備された街を独占できるような気持ちになり、非常に心地が良いです。

 

人がいる場所には新しいお店もできるようになります。再開発も活発に行われるので、街の変化を楽しむことができます。

 

都心は住んでみるとわかるメリットが多いので、同じ予算なら可能な限り家賃相場の高めの地域で、最低限の居住空間を得られる部屋を選ぶことをお勧めします。

 

反論:誘惑が多くて支出が増えるのではないか。

家賃相場の高い都心に住むと、魅力的なお店が周辺に多くなります。

 

となると、むしろ「買い物が増えて支出が増えるのではないか」と考える方も多いと思います。

 

これは「一時的には支出は増える」というのが正しいです。

 

引っ越しをしたての数ヶ月は、周辺のお店開拓が楽しいので、通常時よりも支出が増えます。

 

しかし、半年も経つと次第に慣れてくるので、結局はシンプルに生活することが増えます。

 

東京タワーや六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、TSUTAYA書店。

 

どれも魅力的な施設ですが、徒歩圏内でいつでも行ける状態になると、ありがたみを感じることは少なくなります。

 

人が買い物をする原理の中には、「いつもとは違うもの(非日常のもの)を買いたい」というものがあります。

 

麻布に住むと、家から徒歩15分圏内にこれらの施設があるので、「日常」になっていくのです。

 

そのため、次第に買い物をする機会は減っていきます。

 

引っ越しが楽しいのは最初の半年間くらいです。その後は、コンビニやスーパー、薬局、駅、郵便局などが近くにあるか、という利便性が重要になります。

 

そのため、いくら魅力的なお店が家の周辺に多かったとしても、支出が増えるのは最初の数ヶ月になりますので、支出が増える心配は入りません。

 

まとめ。住みたい場所に思いきって住んでみよう。

人は周囲の影響を受けます。これは年齢問わず、どなたでも当てはまると思います。

 

周囲の人が勉強をするのが当たり前の学校に行っていれば、自分も普段よりは勉強しますし、服が好きな人がいればファッションが好きになり、バイクが好きであれば乗り物に詳しくなります。

 

同じように、住む場所によって、無意識のうちに周辺の人が目に入ります。

 

身なりを気にしない人が多ければその影響を受けますし、パリッとしてセンスがある服を着ている人が多ければ、「自分もそうなろう」と思うようになります。

 

都心に住む人は余裕がある人が多いです。

 

そのような人を見ていると、現在の自分との差を考えるようになります。

 

貯金が少ないと思えば貯金するようになりますし、収入が少ないと思えば仕事を変えるかもしれません。

 

もちろん、都心にこだわりすぎて、築年数が古いアパートを無理やり契約しても、思ったような効果は得られるかは分かりません。

 

できれば鉄骨鉄筋のマンションで、築年数20年以内であれば、多少狭い空間でも居住性は高いです。

 

住み始める頃は、家賃が高いことに驚いて「こんな家賃を払えるだろうか」と不安になると思いますが、もし払えなくなっても家賃の低い場所に引っ越せば問題ありません。

 

例え数ヶ月だとしても、住みたい場所に住んだという体験は、人生の中で一生残り続けます。

 

ぜひ、住みたい場所の家賃が高いとしても、好きな場所に住んでみてください。

 

思った以上にモチベーションが高くなり、仕事に打ち込んだりすることで、収入も貯金も増える可能性は高くなると思います。