シンプル都心ライフ

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優雅な生活を手に入れるためにやる事(シミュレーション)

タクミです。

 

優雅な生活。憧れますよね。

 

一世代前はテレビが中心になり、派手な生活を公開する人が多かった印象ですが、近年はYouTubeで羽振りの良い人を見る機会が増えました。

 

しかし多くの方は「面白いお金の使い方だな」と思っても、「それなりに優雅に生活できれば満足」という人の方が大多数ではないでしょうか。

 

高級車やブランド品を買うよりも、日常生活でのお金のストレスを減らす方が優先したい事でしょう。

 

  • スーパーで国産の食材を選べる。
  • 必須ではない果物やこだわりの調味料を選べる。
  • 買いたい本や漫画が買える。
  • 利便性の高い場所で、過ごしやすい間取りの家に住む。

 

一方で、お金を稼ぐには仕事をする必要があります。仕事をする、ということは「自分の時間をお金に変える」ということです。

 

一度失った時間は2度と戻ってきません。あなたが60〜70歳まで働くとすれば、残り数十年の平日の時間は、自分の好きなようには使えないことになります。

 

そのため、私は「優雅な生活」を以下のように定義してみました。

 

増やすもの:収入や貯金

減らすもの:嫌なことをする時間(労働)

 

これを達成するために、私が今までやってきたこと、今後やっていきたいことをまとめました。

 

 

 

優雅な生活を手に入れるためにやる事(シミュレーション)

レベル1:経済的に親から自立する分のお金を稼ぐ(年収300万円〜)

まずは経済的に親から自立する分のお金を稼ぐ必要があります。

 

東京で一人暮らしをする場合、港区、千代田区、中央区、渋谷区は、家賃が高いです。

 

1K、1R20平米であれば、家賃8万円〜10万円程度。穴場は家賃補助制度のある新宿区でしたが、2022年現在、ファミリー用の補助しかありません。

 

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山手線内側なら、文京区の護国寺周辺の古いアパートが穴場です。治安が良いのでオートロックを必須にしなくても安心して住めます。買い物は池袋でなんでも揃います。

 

外側なら中央区の東日本橋、人形町など。こちらは新しいマンションも多いですが、探せば家賃8万円代の家が見つかります。東京駅までのアクセスが最高です。

 

フルタイムで働いて、家を契約して一人暮らしをする。経済的に両親から自立できる瞬間は楽しいもので、私も記憶に残っています。

 

自分の頭で考えて行動するためにも、まずは親元を離れるだけのお金を稼ぐことを目指しましょう。

 

なお、両親がお金持ちであり、都心に持ち家がある場合は、実家に住んで貯金を貯めるのもありです。

 

非常にレアな方ですが、そのような方はすでに優雅な生活を手に入れているので割愛します。

 

レベル2:貯金が年間100万円できるくらい稼ぐ(年収600万円〜)

一人暮らしを始めることで、すでに優雅な生活のスタートラインに立つことができます。

 

しかし、何年経っても貯金が50万円未満の方であれば、自転車操業のような気持ちになってきます。

 

貯金がないと、仕事を辞めたら一人暮らしを継続できないためです。

 

そのため、レベル2では貯金を始めます。私個人の感覚では、年収600万円あると年間100万円は貯金できるチャンスが出ると思います。

 

年収600万円の場合、年間の手取りは480万円ほど。月に40万円使えるので、毎月30万円を生活費や娯楽費に使っても年間120万円貯金できます。

 

節制が身に付いている方は、年収600万円無くても年間100万円以上貯金できると思いますが、過去の私のようにガンガン使うタイプの人であれば、年収600万円でもそのほとんどを使い切ってしまうと思います。

 

年間の貯金額が100万円を超えると大きな自信になります。3年継続すると300万円の貯金ができます。

 

これで、仕事を一時的に辞めたとしても、貯金がある安心感から、次の仕事を探すチャンスが生まれます。

 

レベル3:資産運用を開始する。

貯金が300万円を超えたあたりから、資産運用を開始します。

 

日本の個別株や、新興国の株、FX、仮想通貨を買うのではなく、米国株のインデックス商品を買います。

 

手元に100〜150万円を残して、残りのお金を米国株に投資しておきます。

 

あとは、今までと同じように、年間100万円以上を米国株に積み立てしていきます。

 

年間120万円入金できるなら「一般NISA」、それ以下なら「積み立てNISA」を選択することになりますが、できれば一般NISAで年満額120万円の入金を目指してみましょう。

 

資産運用を始めたあたりで、貯金額が500万円を超えてきます。

 

貯金額が500万円を超えると、一気に物欲が減ってきます。

 

500万円あれば、たいていのブランド品は買えますし、高級腕時計も車も買えます。

 

「いつでも買える」という心理状態になると、物欲はおさまってきます。

 

ここまでくると、資産形成の好循環が生まれます。支出は減り、貯金や運用額は増え、将来の不安が減っていきます。

 

ストレスが大きく減ってくるので、余裕が生まれるようになり、短期でお金を増やそうという気持ちがなくなるので、リスクの高い商品や怪しい商品にひっかかることは、ほぼなくなります。

 

ここまでが私が実践できたところになります。

 

これ以降は、これから達成したいことになります。

 

レベル4:35歳までに資産運用を1000万円つくる。

資産運用額を1000万円作ります。5%で運用するとして、単純計算で年間50万円増えると仮定します。

 

5年間で250万円、10年間で500万円が仕事以外から入ってきますから、資産増加に与える影響は非常に大きくなってきます。

 

22歳〜25歳で仕事を始めたとして、10年間で1000万円を作れたとすれば、年齢は32歳〜35歳になります。

 

この時点で、結婚をしたり子供が生まれる可能性は高くなります。

 

仮に子育ての支出が増えたり、時短勤務などで収入が減ったとしても、資産1000万円からの運用益が毎年50万円あれば、1円も貯金できなくても10年後に500万円たまります。

 

子育ては学費がかかります。大学まで行く想定とすると、子供ができてから22年間は1円も貯金できない可能性もあります。

 

それでも、22年×50万円で1100万円が増える計算になります。55歳くらいで、30代で作った1000万円と1100万円をプラスすれば、2000万円以上の資産になります。

 

実際には、子供がいても年間貯金が0ということはないですし、運用利益は年間50万円からどんどん増えていくので、期待できる資産は2000万円以上になります。

 

ここまで考えると、32歳〜35歳の間に1000万円の資産を作ることができれば、経済的には相当安泰になるということがわかります。

 

レベル5:30代前後から年収800万円以上維持する。

年収800万円の場合、年間の手取りは600万円ほどになります。

 

一人暮らしであれば、一般的には年間の生活費は300万円〜400万円になります。

 

家族がいたとしても、年間400万円もあればそれなりに満足のいく生活ができます。

 

年間の手取りが600万円あれば、年間200万円〜300万円の貯金ができます。

 

節約を意識せず、生活水準を維持した状態でも、これだけのお金が貯まるようになりますので、時間と共に数千万円の貯金ができるようになります。

 

年収800万円を維持する、と書きましたが、会社員の場合は、金融業界やITなど、平均年収が高めの業界、もしくは業界内の大手企業に入社すると、20代後半〜30代前半で到達します。

 

年功序列の企業であれば、年収が減る可能性は減りますので、28〜32歳で年収800万円に到達すれば、残りの30年以上は年収800万円以上の収入を期待できます。

 

日系企業の場合、一部の超高給企業を除いて、年収1000万円は課長レベルにならないと到達しないところが多いです。

 

課長になるには運の要素も必要になりますので、確実に資産を作るには年収800万円あたりを目標にすることが確実かと思います。

 

レベル6:余暇の時間を増やす。

年収を増やすだけであれば本業で残業、休日出勤を増やすことで達成しやすくなります。

 

しかし、肝心の休暇の時間がなければ、お金を使う時間や人生を楽しむ時間をとることができません。

 

20代〜30代の全ての時間を仕事に費やして、40歳までに数千万円の資産を作ってリタイアするというやり方もありますが、この場合、一番体力もある年齢で食やファッション、デートなどを楽しむことができません。

 

20代は平日は24時まで働くやり方でもOKですが、30代からは仕事量をコントロールして遅くとも21時には帰宅できるようにしたいところです。

 

また有給休暇も積極的に消化します。深夜までの残業がなければ休日にまる一日眠って過ごす必要はなくなります。

 

この時間を使って、自分の好きなことを探します。

 

私の場合は、落ち着いた空間でクラシック音楽を聴きながら読書をして、コーヒーやココアを飲むことが一番好きだとわかりました。

 

近所のカフェに行くのも楽しいのですが、結局は自宅が一番落ち着くので、最近は家にいることが多いです。

 

他には月に一回はスパか温泉に行きます。片道1時間までの距離なら移動の負担も少ないので、都内の温泉やサウナで一服して、たまの贅沢に昼からビールを飲みます。

 

お金の計算をするのが好きです。何歳までに年収はいくらになって、資産額はどうなるのか、家はどこに住んでいるのか、などシミュレーションしているだけで時間が過ぎます。

 

このように、余暇の時間を持つことは非常に大切です。

 

突き詰めて考えると、「社会人になってからは、仕事をしてお金をもらい、生活を維持する」以外の時間で何をするかで決まってきます。

 

自分が好きなことは、時間やお金を使って体験しないとわかりません。

 

30代はいろいろな経験を積むことに時間を使いましょう。

 

レベル7:仕事と余暇のバランスを自由にとる。

35歳で1000万円の資産を作り、年間200万円以上の貯金ができるようになり、余暇の時間で自分の好きなことを見つけたら、仕事と余暇のバランスを自由に取れます。

 

40歳で2000万円、45歳で2500万円、50歳で3000万円と資産が膨らんでいきます。

 

資産運用を継続していれば、50歳を待たず、もう少し早い段階で3000万円以上の資産を作れます。

 

3000万円以上の資産を作ることができれば、5%で運用できれば年間150万円のお金が入ります。

 

30歳前後で年収800万円になっていた場合、40代では年収1000万円前後になっているので、年間1150万円ほどの収入が期待できます。

 

手取りの場合は、本業は730万円ほどでしょうか。運用益と合わせると880万円になりますから、実質的に年収1200万円強の収入になります。

 

この時点でやりたいことが見つかっていれば、仕事を変えるなど方向展開しても良いかもしれません。

 

本業に限らず、副業で個人のサイトを作ったり、週末は別の仕事をしてみるのも面白いです。

 

本業の安定した収入があれば、副業で失敗しても何も問題ありませんから、思い切っていろいろなことにトライできます。

 

投資の収益が150万円分あるわけですから、仮に収入が800万円のままだったとして、150万円引いた650万円の求人があったとしても、選択肢の一つに入ります。

 

年収800万円以上の求人は、管理職の立場か、外資系でないとなかなかありません。しかし600万円代に下げると、多種多様な業種があります。

 

年収を増やすことだけに焦点を当てると、いつまでも自分の時間を使うことができなくなります。

 

貯金額が増えることが趣味という人以外は、40代の間に資産3000万円を作って、仕事の選択肢を増やしておく方が、本業で躓いた時のリカバリにもなるので良いかと思います。

 

レベル8:準富裕層でアーリーリタイアも選択肢に入る。

40代で仕事をそのまま続けるか、興味のある分野にシフトするかに限らず、仕事を継続していれば、50歳前後で3000万円以上の資産ができます。

 

同じペースで年間200万円貯金ができると、55歳には4000万円になります。

 

この時点で選択肢の一つになるのが「アーリーリタイア」です。

 

企業によっては、早期退職をすることで退職金を上乗せするという話があるかもしれません。

 

自己都合の退職では、退職金は大きく減ります。それでも55歳まで働けば、仮に25歳から仕事を始めたとしても勤続年数30年ですから、1000万円以上のお金が入る可能性があります。

 

それ以外にも失業手当ももらうこともできますから、想像よりもお金が貯まる可能性があります。

 

そうなると55歳で5000万円以上の資産を作れます。

 

退職と同時に準富裕層の仲間入りができますので、経済的にはかなり安泰になります。

 

また65歳から年金をもらう場合は、10年間無収入になる期間を耐えればOKになります。

 

5000万円を5%で運用すれば年間250万円入る計算なので、年間の支出が400万円だとして、1年間150万円、10年間1500万円が減るので、資産は3500万円ほどになります。

 

実際には資産が減る分、運用益も減りますし、5000万円全額を運用するわけでもないので、10年たてば3000万円ほどになるかと思います。

 

年金を月に20万円もらうとして、年間240万円ですから、400万円の支出の場合は差額は160万円です。

 

これで65歳から年金をもらうことができれば、83歳まではお金は持ちます。

 

仮に90歳まで生きる場合には足りなくなりますが、その場合は年金の範囲内で慎ましく生活すれば良いのではと思います。

 

少なくとも男性の寿命平均に近い83歳まで、年間400万円ほどの支出を維持できるわけですね。

 

なお、これは55歳でアーリーリタイアした場合であって、通常は何かしらの仕事を65歳まで継続している方が健康的だと思います。

 

完全に収入を0にするのではなく、ストレスが少ない職種で週3勤務などに調整して働いたり、テレワークの仕事で旅行先から仕事をするなど工夫すれば、お金にも余裕を持って生活できるようになります。

 

もし、55歳で貯金額が5000万円ない場合は、働く期間を延長する必要がありますが、できれば50代のタイミングで仕事を継続するかの選択肢がある方が、自由度が高い人生を送れるので良いと思います。

 

まとめ。楽しみながら50代までに5000万円を作る

質素倹約を50代まで継続して、ようやく資産を作れるよりも、30代から余暇の時間を作り、自分の好きなことを探しつつ、資産形成する方がおすすめです。

 

仮に50代でまとまった資産が作れなくても、余暇の時間を30代から楽しんでいれば、後悔することも減ると思います。

 

収入は人によってまちまちです。もっと高収入な人や退職金が3000万円以上出るような高待遇の企業であれば、もっと早く資産形成できると思いますが、本業は簡単に変えられません。

 

今の企業で働いて得られる収入をベースにしつつ、30代の頃から余暇の時間を使っていろいろなことにトライして、50代ごろに資産形成できると、仕事の幅も広がります。

 

優雅な生活をするには、必ずしも年収1000万円以上の高収入になる必要はなく、現実的にできる範囲で資産形成をすればOKです。

 

増やすもの:収入や貯金

減らすもの:嫌なことをする時間(労働)

 

シンプルに上記の目的を達成するために、早いうちから将来の計画を立てることをおすすめします。