タクミです。
2022年は私にとって「200万円」がキーワードになった1年でした。
「100万円ならわかるけど、なぜキリの悪い200万円なのか」というのは本記事で説明します。
200万円というと、それなりに自由に好きなことができる金額です。
- 海外旅行にビジネスクラスの飛行機に乗ったり5つ星ホテルに連泊できる。
- コンパクトカー、カローラなどの車を新車で買える。
- 月15万円の生活レベルなら1年間は働かずに暮らせる。
- エルメスのバッグが買える。
想像するだけでも200万円を使ってできることはたくさんあります。
ということで、今回は200万円という数字を意識した理由についてまとめます。
200万円を「貯める」「増やす」「もらう」「支払う」1年になった
4つの200万円とは。
結論からいうと、2022年は4つの項目で、200万円になるものがありました。
- 年間貯金額(実際には200万円以上)
- 投資評価額
- 結婚祝い
- 税金
1:年間貯金額
まずは年間の貯金額が200万円以上であることです。
年間200万円を貯金できれば、5年で1000万円、10年で2000万円の資産がつくれます。
20代のうちは年収もおさえめですが、30歳になれば年間200万円を貯金できる人も増えていきます。
私タクミは、社会人になった2016年から2019年までの4年間は、年間50万円貯まれば良いレベルで貯金ができませんでした。
それが、2020年になり旅行や飲み会に行けなくなり、空いた時間でYouTubeで発信されるお金の情報を素直に実行していったら、年間200万円以上の貯金ができるようになりました。
昨年2021年は、タワーマンションの引っ越しや高額商品の購入、2人暮らしになることによる家電一式の買い替えなど、散財してしまい、年間50万円すら貯められませんでした。
その反省をもとに2022年は200万円以上、おそらく年間260万円〜280万円の貯金ができる見込みです。
毎年連続で年間200万円をクリアするのは難しいですが、5年で1000万円、10年で2000万円のように、5年、10年単位で計画すれば達成しやすくなります。
このように、年間貯金額を200万円以上にすることができたのが1つ目です。
2:投資評価額
私は2020年から米国株投資をしています。
2022年は調子が悪く、10月になるまでマイナス評価が続きました。
それでもこの記事を書いている2022年10月には年間の評価額がプラスに転換し、評価額は「200万円」になりました。
2年10ヶ月(34ヶ月目)で200万円となるので、毎月6万円弱のお金を作れたという計算になります。
投資をしているかしないかで3年弱の期間で200万円をもらえるかもらえないかが決まります。
もちろん逆になる可能性もあったわけで、200万円の損失を出していたら、資産運用を継続するモチベーションも低下していたと思います。
運が味方しているだけではありますが、投資の評価額が200万円になり、車1台買えるようになりました。
3:結婚祝い
2022年は結婚をしたのですが、私と奥様側の両家合わせて200万円のお祝い金をいただきました。
使い道は決まっておらず、漠然と数年後のヨーロッパ旅行に使いたいと考えています。
1に書いたように、年間200万円の貯金をするのはそれなりに大変です。
1年間、仕事を継続する必要がありますし、私の仕事はそれなりに忙しく月60〜80時間の残業をすることもあります。
フルタイムで病気せずに余暇時間を削って働いて、入ってきたお金の一部を使わずに貯金、もしくは投資に回すのは、それなりに骨が折れる作業です。
それだけ頑張って貯めた200万円という金額を、結婚というきっかけでいただくことができてしまいました。
200万円をもらったということは、200万円分のお金を稼ぐために、誰かが身を削って、時間を削って私の代わりに働いてくれたものを譲ってくれた、ということです。
同じ200万円だとしても、自分で稼いで貯めたお金、投資で運よく増えたお金よりも、当然重みがあります。じっくりと考えて大切に使っていきたいと考えています。
4:税金
最後は「税金」です。
痛税感(つうぜいかん)という言葉があります。税金の支払い(納税)に対して負荷を感じることを指します。
新卒1年目は痛税感が最も低い年です。前年は学生でまとまったお金を稼いでいないので、所得税などを支払う必要がなく、給与も安いので税金の負担感も大きくありません。
そのため、2年目に痛税感を感じる人も多いでしょう。
2022年は税金の合計支払い金額が「200万円」を超える見込みです。
毎月13〜14万円が額面給与から差し引かれており、賞与では30万円以上が引かれます。
今までも「税金が高いな」と思うことはありましたが、200万円以上を税金で引かれるようになると「痛税感」が高くなりました。
- 1年間働いて貯めたお金
- 資産運用で3年弱リスクをとって増やしたお金
- お祝い金として他の人が代わりに働いて貯めたお金
これらと同じか、それ以上の金額が税金として引かれています。
給与を増やせば増やすほど、税金の負担は増えていきます。
概算にはなりますが「年収が100万円増える」といっても、以下のように年収が増えていくと手取りの割合も悪化します。
◆年収と手取りの割合1
- 年収300万円から400万円:+77万円
- 年収400万円から500万円:+73万円
- 年収500万円から600万円:+76万円
ー手取り70%以上ー
- 年収600万円から700万円:+64万円
- 年収700万円から800万円:+65万円
- 年収800万円から900万円:+67万円
- 年収900万円から1000万円:+69万円
- 年収1000万円から1100万円:+63万円
ー手取り60%以上ー
- 年収1100万円から1200万円:+71万円
ー手取り70%以上ー
- 年収1200万円から1300万円:+54万円
- 年収1300万円から1400万円:+54万円
- 年収1400万円から1500万円:+54万円
ー手取り50%以上ー
参考:ウェルスハック
https://www.musashi-corporation.com/wealthhack/annual-income-net-income
一部、なぜか増えている箇所もありますが、年収1200万円を超えるとより一層、痛税感は高まりそうです。
念のために別のサイトも確認してみます。
◆年収と手取りの割合2
- 年収300万円から400万円:+76万円
- 年収400万円から500万円:+75万円
- 年収500万円から600万円:+71万円
ー手取り70%以上ー
- 年収600万円から700万円:+66万円
- 年収700万円から800万円:+64万円
- 年収800万円から900万円:+67万円
- 年収900万円から1000万円:+66万円
- 年収1000万円から1100万円:+64万円
- 年収1100万円から1200万円:+64万円
- 年収1200万円から1300万円:+63万円
ー手取り60%以上ー
- 年収1300万円から1400万円:+51万円
- 年収1400万円から1500万円:+52万円
ー手取り50%以上ー
参考:酒居会計事務所
どちらも年収1300万円前後で、一気に税負担額が増えています。
所得税の計算が、課税所得900万円以上で23%→33%と10%も跳ね上がるからです。これが年収1300強が対象になるわけです。
一方で、課税所得695万円以上になったタイミングでは、20→23%と3%しか増加しません。こちらは年収1000万円強です。
引用元:財務省 所得税の税率構造
できるだけ早く年収1300万円に到達して、それを長年維持できるのがお金の面では良いですね。
引用が長くなりましたが、年収が増えるにつれて税金も高くなります。
私の場合は、1年ごとに新車を買えるくらいの税金を支払っていると考えると、「もし税金がまるまる手元に残ったら最高だな」なんて考えてしまいます。
まとめ。収入をできるだけ増やし、資産をできるだけ増やす。
今回は4つの指標で「200万円」の数値がでてきたので、記事にしてみました。
- 年間貯金額
- 投資評価額
- 結婚祝い
- 税金
2022年は、200万円というまとまった金額を「貯める」「増やす」「もらう」「支払う」という年になりました。
結婚祝いでいただいた金額以上に、毎年税金を支払っている、ということを踏まえると、「税金は高いな」とも思ってしまいます。
しかし、会社員である以上、税金を減らすことはできませんから、税金を支払って残ったお金の中でやりくりする必要があります。
過去4年間、家計簿をつけて収入や税金を計算していたことで、何にどれだけお金を使っているのかが、明確にわかるようになりました。
今年はたまたま「200万円」がキーワードになりましたが、今後「300万円」「400万円」と金額は増えていくと思います。
せっかく給与が増えてもお金が手元に残らない、と思った方は、ぜひ家計簿や給与、税金で引かれている金額について、時間をとってまとめてみてはいかがでしょうか。