タクミです。
2023年9月にイタリア旅行に行きました。期間は7泊9日です。
今回の旅は「航空券の高騰」「ユーロ高円安」の影響を受けて、私が過去に海外旅行に行った2017〜2020年よりも高くなっています。
最近では海外旅行に行く人が増えてきた印象がありますが、一番ネックになるのが費用です。
そこで、私の1サンプルですが、7泊9日のイタリア旅行にかかった費用をまとめました。
イタリア7泊9日の海外旅行。実際にかかった費用まとめ
イタリア7泊9日の旅程
今回は以下の旅程でした。
- 羽田空港→フランクフルト空港(トランジット)→フィレンツェペレトラ空港
- フィレンツェ3泊
- フィレンツェからナポリに移動→カプリ島に移動して1泊
- カプリ島からポジターノに移動して1泊
- ポジターノからアマルフィに移動して1泊
- アマルフィからナポリに移動して1泊
- ナポリ空港→フランクフルト空港(トランジット)→羽田空港
上記のとおり、都市部はフィレンツェのみで、後半はイタリア南部の島々をフェリーで移動しました。
移動が多い旅でしたので、通常のイタリア旅行よりも交通費は高くなると思います。
なお、イタリア旅行で人気の街であるベネチア、ローマ、ミラノなどは訪問していません。
それではイタリア旅行の費用の内訳をご紹介します。
イタリア旅行の費用の内訳
- 航空券:65万円
- ホテル:95万円
- 食事 :18.9万円
- 移動 :12万円
- 観光 :3万円
- 買い物:17万円
- その他:1.5万円
- 合計 :212.4万円
今回は20代、30代の2名で212万円強の費用がかかりました。
あくまで私たちの場合の費用ですので、通常はここまで高額にはなりません。
それでは内訳を解説していきます。
航空券は高騰
航空券は1人あたり30万円超えの価格でした。
以前、私はオーストリアやフランス、アメリカに旅行したときは、トランジットであれば20万円もあれば往復券が買えたのですが、今は30万円を超えてしまいます。
もちろん20万円代の航空券もありますが、片道30時間以上、トランジット2回以上など、条件が非常に悪くなります。
時期によって航空券の価格は変わりますが、ハイシーズンの7〜9月にヨーロッパに行くなら、1人あたり30万円は予算を確保しておきましょう。
マイルが貯まっている人は、一気に旅行費用を削減できるので、積極的に活用しましょう。
ホテル代は旅の目的で調整可能
ホテル代に100万円弱かかっていますが、これはハネムーンで奮発したためです。
アマルフィのサンタカテリーナホテルで1泊70万円弱を使っています。
これを除くとホテルの費用は30万円になります。7泊で割ると1泊4.3万円ほどですから、そこまで高額ということはありません。
ホテルのグレードは以下のとおりです。
◆エクスペディア掲載のホテルグレード
B&B:3泊
3つ星ホテル:1泊
4つ星ホテル:2泊
5つ星ホテル:1泊
B&Bは1泊2万円前後の場所に2泊、1泊6万円超えの高級B&Bに1泊しました。
3つ星は3万円、4つ星は6万円、5つ星は70万円、というように、ホテルに価格差をつけて、最終日に一番グレードの高いホテルを選びました。
ホテルも以前と比較すると高くなっています。人気都市のフィレンツェなどでは、9月のシーズンは1泊4万円でもコンパクトな3つ星ホテルしか予約できないと思います。
B&Bを使って、1泊2万円の場所に5泊、少し贅沢して1泊10万円の4つ星、5つ星ホテルに2泊というようにすれば、7泊だとしてもホテル代は30万円にまでおさまります。
ホテル代をケチる方法はいくらでもありますが、せっかくの旅行でホテルをケチるのは非常に損です。
B&Bは価格のわりに快適な場合もありますが、24時間のフロント対応がないところがほとんどのため、オーナーとチェックイン時間をチャットで調整するなどの手間がかかります。
ホテル代は航空券の次に費用がかかる項目ですので、じっくりと考えて選択しましょう。
食事代はミシュランを含むと高額になる
食事代は18.9万円でした。
フィレンツェでミシュラン2つ星のレストラン、アマルフィでミシュラン1つ星のレストランを利用していますので、そこだけで13万円使っています。
他には評判の良いフィレンツェのTボーンステーキのお店や、カプリ島のレストラン、ポジターノの夕食バルなど、1回あたり1.8万円ほどの価格のレストランに行きました。
海外旅行でミシュランのレストランを選択する人は少ないと思いますので、毎日2万円くらいの食費を使う想定で、滞在日数分を計算すると良いと思います。
移動費は意外とかからない
移動費は12万円でした。
- 観光地からホテルまでのタクシー:10〜30ユーロ(1,600円〜4,800円)
- フィレンツェからナポリへの鉄道利用:1.4万円/1人
- カプリ島、ポジターノ、アマルフィへのフェリー利用:3,000円〜4,000円/人
- バス利用:300円〜600円
- 空港までのタクシー送迎:3.4万円
イタリアは観光客が多く、その分、公共の交通手段が整備されているので、そこまで高額な費用はかかりません。
カプリ島、ポジターノのような湾岸沿いの街でも、ハイシーズンは深夜0時まで10分おきにバスがあるので、タクシーの利用すら必要なくなります。
一番高額の鉄道利用ですが、フィレンツェからナポリまでは470kmも離れていますので、東京から大阪くらいの移動距離になります。価格は日本の新幹線と同じくらいです。
タクシーは15分で3000円くらいの間隔で割高です。これは運転手にぼったくりにあったわけではなく、ユーロ高(1ユーロ162円)のため、相対的に高額になっているだけで、安心してタクシー利用ができました。
フェリーは1回4000円前後でリーズナブル。4〜5社のフェリーが港から30分、1時間おきに出ているので、前日、当日のチケット購入でも間に合いました。
移動費はそこまで心配しなくても良いと思います。
イタリア旅行。通常の費用はどのくらいかかる?
上記をふまえて、イタリアの通常の費用はどのくらいかかるか再計算してみました。
◆ホテル、食事にお金をかけるプラン
航空券:30万円
ホテル:30万円
食事 :12万円
移動 :5万円
観光 :3万円
買い物:10万円
合計 :90万円(45万円/人)
◆コスト優先プラン
航空券:20万円
ホテル:12万円
食事 :6万円
移動 :5万円
観光 :4万円
買い物:3万円
合計 :50万円(25万円/人)
以前のように格安旅行となると難しいですが、一人当たり25万円だせれば、イタリア旅行を楽しめると思います。
もしくは個人手配よりもツアー会社に頼ったほうが、よりリーズナブルに観光名所をまわれるかもしれません。
まとめ。イタリア旅行を楽しもう。
今回は私が2023年9月に7泊9日でイタリア旅行に行ったときの費用をまとめました。
2023年9月は、ユーロ高の影響を受けて、500mlの水を買うのに2〜3ユーロ(324円〜486円)かかります。
また飛行機、ホテルの費用も以前よりも高騰しています。
過去にヨーロッパ旅行に行ったことがある人ほど、「海外旅行に行きたいけど高い」と思ってしまい、海外旅行を諦める人は多いと思います。
私も4年ぶりの海外旅行に嬉しくなった反面、もっとリーズナブルだったらより海外旅行を楽しめたなと思うこともありました。
イタリアでは、ハワイのように1食5000円〜1万円を超えるような物価にはなっていません。
それでもユーロ高の影響で、少し割高に感じることはありました。
とはいえ、せっかくの海外旅行です。私も今まで以上に感動した体験をたくさんでき、本当にイタリアに旅行に行ってよかったと思っています。
なかなか海外旅行のハードルが高い時期ではありますが、それでも海外旅行の魅力は素晴らしいものがあります。
ぜひ、海外旅行に行ってみてはいかがでしょうか。