タクミです。
学生時代は映画や本を楽しんでいました。
社会人になり9年、最近でも本は読むものの、専門書が多く、橘玲さんの新書をちょこちょこ読むくらいです。
映画は過去3年、本当に見なくなりました。
その理由について私なりに考えてみました。
学生時代ほど映画や本を読まなくなった理由
稼ぐことに時間を優先するようになった
一番の理由は「稼ぐことに時間を優先するようになった」からだと思います。
私の仕事はサラリーパーソンながら専門職でもあるので、時間を使うなら仕事にも役立つものを選びます。
必然的にITや法律の勉強が第一になるので、それに加えて余暇の時間がとれない、というのが理由です。
学生時代は、将来どの仕事になるのか何も決めていませんでした。なんなら音楽家になりたいとすら思っていました。
音楽家になるなら、映画音楽を大量にインプットすることが効率的かも、と仮説をたてて映画を100以上見ていた時期があります。
昔から役立つことに時間を使いたいと思っていたところは変わらずですが、仕事の業務が固定されているので、映画や本より優先しているといえます。
経験が増えてきて実体験を優先するようになった
映画や本は、他の人の人生をモチーフにしています。
ある意味、擬似体験をインプットすることで、自身の生活に役立てようとする活動といえます。
20代の経験が浅いうちは、多少、頭でっかちながらも知識だけはもっているということで、それなりに役立ったと思います。
一方で、30代になると自体験が増えていきます。
収入も増えて、例えば食なら、松屋から個人居酒屋、おしゃれなビストロ、ミシュラン星つきまで、選択肢と体験が増えます。
擬似体験よりも実体験のほうが価値があると考えるようになります。
このように実体験を優先するようになり、映画や本を読む機会が減ったといえます。
やることが増えて時間がない
単純に、映画や本に使える時間が減ったことも事実です。
大学時代は夏休みや冬休みは数ヶ月ありましたし、なんなら私は大学を留年しており、時間だけは大量にありました。
だからこそ時間のかかる映画や本を読む時間があったといえます。
今は平日はフルタイムで仕事。仕事帰りは夫婦の時間。週末はブログや勉強、その他の趣味でやることが多いです。
映画を見るために2〜3時間とれるのは、贅沢なことだったのだと思います。
何かをするときには、時間のかかりにくいものから優先して着手する癖がついてしまいました。
動画をみるにしてもYouTubeのほうが短く要点がまとまっています。
逆にいえば、いくらでも時間があった学生時代に、海外の名作を一気に見ておいたので、時間のない会社員になって観たい映画が見れないということがなくなりました。
まとめ。
社会人になってふりかえると、映画を観る余裕があるのは贅沢なことだということです。
もちろん、今の生活でも観たいと思えば観に行けます。しかし、他の作業の優先度が高いので、ここ2〜3年は何もみていないのです。
ある意味、実生活が充実しているとも考えられます。
きっちり週5で仕事をして、少しは仕事の資格勉強をして、学んだことをブログに書いて、夫婦で会話して、趣味をやったら、もう月曜日になっています。
特に仕事を減らしたいという気持ちはありません。なかなか体験できない業務をできていて、仕事も楽しいからです。
そのため、FIREしたい気持ちもありません。
あくまでFIしておくくらいの5000万円以上の資産を持っておき、働きながら運用益を好きなことに使う生活に憧れます。
リタイアして朝から映画をたくさん見たいか、というと、意外とそのような気持ちにはなりません。
これは、学生時代に大量に映画を見ておいたからこそ感じられることだと思います。
今はコンテンツが溢れていて、映画以外にも漫画やドラマ、YouTube、雑誌とキリがありません。
できるだけ多くの情報を知っておくことが幸せだと思っていた時期もあります。
しかし、逆にどれか数個に絞って少しずつコンテンツを楽しむ方がありがたみを感じます。
ミシュランのメインの肉料理がでる前にお腹がいっぱいになると悲しい一方で、皇居でランニングして疲れた空腹の身体で鳥貴族を喰らうのが染みたりします。
私のブログも宇宙の数ほどあるコンテンツの一つでしかないのですが、そんな文章を読んでくれる人が一人でもいることが、私にとって一番の財産です。
たまたま大学留年で絶望していた頃から、運良く大学院に進学して、たまたまJTCに滑り込んだだけの、普通の会社員の私ですが、今後ともよろしくお願いします。