タクミです。
「登竜門」という言葉をご存知でしょうか?
どの分野においても、入門レベルを指すこの言葉は、初心者レベルというわけではなく、ある程度の難関を突破したことを意味します。
登竜門は簡単ではありませんが、突破できたらその道を極める可能性を秘めているのです。
私の意見としては、登竜門は「すごいと言われるほどではないけど、努力したと思われるレベル」だと思います。
今回は色々な分野の登竜門を、私の独断で設定してみました。
色々な分野の登竜門を突破する
大学の登竜門
最初に経験する登竜門の一つは大学入試です。
大学はレベルが偏差値で分かれており、近年は情報が広く出回っていますが、大手企業は有名大学の採用人数が多い傾向にあります。
首都圏ならMARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)以上の大学が登竜門だと思います。
この大学群に入るには高校の偏差値が65以上が望ましいため、高校入試からすでに勝負が始まっています。
私自身は、高校や大学の登竜門の条件を満たせず、大学院から東京大学に入って登竜門を突破した稀なタイプです。
私の例のように、理系であれば大学院でもう一度チャンスがあります。
就職活動で逆転するのはかなり難易度が高いので、可能ならば大学入試の段階で登竜門を突破することが望ましいです。
しかし、周辺環境や教育に対する重視度など、外部要因にも左右されるため、可能ならこのタイミングで登竜門を突破し、難しい場合は次の手を考える必要があります。
資格の登竜門
資格にも登竜門があります。
医者や弁護士、会計士などの士業は非常に高いレベルの登竜門ですので割愛します。
一般的に合格できるレベルの資格としては、簿記2級(会計分野)、基本情報技術者(IT分野)、宅建(法律分野)などがあります。
どれも受験者の多くが不合格になる難関ですが、何度も受験でき、すぐに業務に活かせるのでおすすめです。
私はIT分野で基本情報技術者の資格を取得しましたが、相当な時間を要しました。登竜門の資格にサクッと受かる人は、高校や大学のレベルも高いのではないかと思います。
仕事の登竜門
仕事はお金を稼ぐ手段であり、たくさん稼げるほうが人生の選択肢が広がります。
20代、30代という10年単位ではなく、ざっくり5年ごとに考えると良いでしょう。
就職四季報に掲載されている企業に入社できれば、平均年収と平均年齢が分かります。
例えば、40歳で650万円の平均年収なら、35歳で580万円、30歳で500万円、25歳で400万円前後を狙えます。
近年は残業代の削減が進んでいるため、バリバリ働いて残業代を全額支給してくれる組織は限られますが、この水準の収入があれば、少なくとも単身では余裕があります。
貯金の登竜門
最後に、貯金についてです。
生活防衛資金としては50〜100万円あれば十分ですが、長期的な資産運用を考えるなら、まずは300万円を作ることが目標です。
この額なら100万円を生活防衛資金として残し、200万円を投資に回すことができます。
200万円を年利5%で運用すれば、10年で約289万円、20年で約430万円、30年で約638万円に増やすことが可能です。
投資を開始し、継続するためには、まず30歳までに300万円を作ることが登竜門となります。
まとめ
登竜門は様々な分野に応用できます。
最近ではネットで稼ぐ方法も多くありますが、重要なのは「継続して稼ぐこと」です。
そのための武器が学歴や資格、社歴となります。
また、何かあったときにはお金が必要になります。
貯金は不要だと言えるのは、ごく一部の稼げる人だけであり、大抵の人はお金がないと困る場面があるでしょう。
以上、独断で書いてみましたが、あくまで参考として捉え、あなたの業界や趣味に当てはめて、自分なりの登竜門を設定し、越えていく努力をすることが大切です。
登竜門を突破することで、新たな可能性が広がり、より豊かな人生を歩むことができるでしょう。