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IT企業の社員に中小企業診断士の学習がおすすめな理由。

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スタディングというサービスで中小企業診断士の講座を購入しました。

 

タクミです。

 

24年7月から中小企業診断士の勉強をはじめて、1週間が経過しました。

 

中小企業診断士の試験は、1次試験で7科目、2次試験で4科目があり、幅広い分野から出題されます。

 

1科目あたりの勉強時間は100〜150時間ともいわれており、合計1000時間以上の学習が必要です。

 

具体的には、以下の分野から出題されます。

 

  1. 企業経営理論
  2. 財務会計
  3. 運営管理
  4. 経営情報システム
  5. 経営法務
  6. 経済学
  7. 中小企業論

 

私はIT企業で働いている会社員です。

 

普段はIT分野の学習をしていますので、中小企業診断士の勉強は新鮮に感じます。

 

1週間ほど中小企業診断士の学習をしてみて、IT分野を勉強している人にとって相性が良い試験だと感じました。

 

IT企業の社員に中小企業診断士の学習がおすすめな理由。

1.学習範囲が被っている分野があるから

中小企業診断士の分野とITの分野は被っている範囲があります。

 

たとえば「経営情報システム」はITパスポートや基本情報技術者試験、応用情報技術者試験で使われる用語が多く出題されています。

 

IT企業の社員の方々は、上記の資格試験に関する学習経験が豊富な人が多いため、学習をすすめる上で有利です。

 

応用情報技術者試験以上の資格を取得していれば、「経営情報システム」を科目免除にすることもできます。

 

中小企業診断士の勉強時間は1000時間以上といわれており、1科目あたり100〜150時間の学習が必要です。

 

応用情報技術者以上の資格を持っている場合、中小企業診断士の学習時間を100〜150時間削減できます。

 

また「企業経営理論」「財務会計」「運営管理」「経営法務」の一部の用語も、応用情報技術者の試験で学習しています。

 

たとえば上記科目の用語のうち、PPM、成長マトリクス、損益分岐点、アローダイヤグラム、請負契約などの用語は、すでに学習済みです。

 

特に応用情報技術者の学習で、経営戦略、プロジェクトマネジメントを学習している方々には有利です。

 

2.IT以外の分野の知識を業務に活かせるから

中小企業診断士の学習をすることで得られた知識は、普段のIT企業の業務で活かすことができます。

 

たとえば顧客業務の知識が身につくことで、システム開発の提案のクオリティを向上させることができます。

 

具体的には「運営管理」の科目で製造業の商品開発、管理の仕組みを知っていれば、顧客業務に合わせたシステム開発の提案ができます。

 

同じように「経営法務」の科目で法律を知っていれば、たとえば個人情報保護の観点でデータをどの拠点のサーバに保存するか、という幅広い視点を待てます。

 

このように、ITの知識だけでなく中小企業診断士で顧客業務、法律の知識を幅広く持つことが、IT業務に活きると思います。

 

3.試験慣れしているから

中小企業診断士は年に1回の試験ですので、長期間の勉強が必要です。

 

このような試験をいきなり受けるのは、心理的にも体力的にも難易度が高いです。

 

特に勉強習慣がない人が、いきなり1年以上かけて1000時間以上の学習をするのは厳しいです。

 

その点、IT企業の社員は何かしらの学習を継続することに慣れているので有利です。

 

ITの分野は勉強して資格をとったら終わり、という世界ではありません。

 

世界中で1日、1時間という非常に短い期間で新しい技術が登場しますので、常に学習を続けないといけない世界です。

 

そのため業務中も含めて、平日夜から土日まで、何かしらの勉強を続けている方が多いです。(ネットサーフィンでも立派な勉強になる分野ですので、オンオフの感覚が薄い)

 

またIPA(情報処理推進機構)という団体が半年ごとに試験を開催しています。

 

試験時間も長く、日曜日をまる一日潰して、午前、午後に5時間以上かかります。

 

このような面倒臭い試験を20代から受け続けているので、忍耐力(自己犠牲力)を持ち合わせています。

 

海外の資格も膨大にあり、毎日でも受験できるので、試験慣れしている人が多いです。

 

このようにIT企業の人は、毎年何かしらの資格勉強をしている(させられている?)ので、勉強慣れ、試験慣れしている人が多く有利です。

 

まとめ。IT企業の人は中小企業診断士の勉強をしてみよう

中小企業診断士の学習は、IT企業で資格試験の学習を続けている人にとっておすすめの試験です。

 

IT分野以外の幅広い知識を学ぶことで、普段の業務にも活かしやすいメリットがあります。

 

もちろん勉強時間は膨大になりますので、それなりに覚悟が必要になりますが、科目別に関連資格を学習するだけでも十分な知識を得ることができます。

 

たとえば、私はビジネス実務法務検定、ビジネス会計検定、知的財産管理技能検定のテキストを購入して読み進めています。

 

これらの資格は中小企業診断士の「経営法務」「財務会計」に関連します。

 

中小企業診断士の1次試験は8月ですから、1年先まで勉強をするのは根気が必要です。

 

その点、関連資格を受ける場合は数ヶ月ごとにアウトプットができるので、コストと時間に余裕がある人は関連資格を受けてみることをおすすめします。