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60歳以降は主要5教科以外を楽しむという話

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タクミです。

 

ここ数ヶ月は仕事も落ち着いており、空き時間に勉強もできて楽しい日々を送っています。

 

先日、美術関連の画廊を訪問した際に、その道で成功された方から含蓄のあるお話を聞きました。

 

それは「60歳以降は5教科以外の科目が得意でないと楽しめない」ということです。

 

大変興味深かったので、こちらのブログに記録として残しておきます。

 

 

 

60歳以降は主要5教科以外を楽しむという話

60歳以降は仕事よりも芸術が活きる

60歳以降、今では65歳以降になると、仕事から引退する人が増えます。

 

私の会社も55歳あたりで役職がダウングレードして60歳以降に再雇用になり、長くても65歳までしか働けないようです。

 

60歳までの人生では主要5教科が得意かどうかで収入や地位が決まります。

 

5教科とは英数国理社のことです。

 

5教科が得意であれば、高校受験、大学受験で希望の高校、大学に進学できる可能性が上がります。

 

就活や公務員試験でも、SPIなどの5教科をメインにした問題が出題されますから、勉強が得意だと有利です。

 

しかし60歳以降に仕事を引退したあとにも、20年から40年の長い人生が待っています。

 

この期間に、主要5教科以外の「音楽」「美術」「図工」などが得意であれば、第2の人生を楽しむことができますが、そうでないと時間が余ってしまいます。

 

主要5科目以外は若いうちは評価されにくい

主要5教科以外の科目は、若いうちは評価されにくいです。

 

例を出すと私はピアノを習っていたことがあり、今も楽譜が読めたりクラシックの作曲家はそれなりに知っているので、主要5教科以外の「音楽」は得意でした。

 

音楽の中でも比較的ハードルの低い「歌」が得意だったおかげで、カラオケで目立てるなど楽しい思い出を作ることができました。

 

ただ、音楽のスキルを使ってお金を稼ぐことはできませんでした。

 

世間知らずだった18歳〜19歳の頃に、「歌手でデビューして食っていく」と思い込んでいた時期がありますが、ハードルが猛烈に高いことを知り、結局1留して大学に戻ることにしました。

 

一方で、主要5教科の1つである「国語」は、どちらかといえば苦手な科目でした。

 

ところが、社会人になってからは仕事で難解な文書の読解やメール文章の作成で苦労することになり、また資格試験でも何度も不合格になった時期があり、国語はもっとも必要な科目だと思いました。

 

また本やコラムなど、活字を読むのが苦ではなかったので、文章を読むうちに文章を書きたくなり、ブログを書くことでお小遣い程度のお金を稼ぐことができました。

 

社会人になると、生活費は全て自分で賄う必要がありますから、お金を稼げる行動が優先され、お金を稼げない主要5教科の優先度は下がります。

 

主要5教科以外の科目は、面白いですが周囲から評価されにくく、お金になりにくいのが難点です。

 

60歳までは主要5科目。60歳以降は主要5教科以外にすれば解決か。

冒頭の方のように、芸術で生涯食べ続けられる人は、非常に限られた成功者で、一般的には真似することはできません。

 

好きなことを続けられるのは幸福なことですが、それ以上に経済的に困窮する苦痛ははるかに大きいからです。

 

私は歌手などで著名人になって食べていくことはできませんでしたが、安定した企業で長く働けて都心の生活を楽しめている現状に大変満足しています。

 

何をするにも、まずは経済的に自立して安定を目指し、その後に好きなことをする方が合理的です。

 

それなら60歳まではわりきってお金を稼ぐこと、資産を増やすことに集中して、60歳になったらキッパリと芸術の道を楽しむ、ということも考えられます。

 

しかし20代前半から、50代〜60代になるまで30年〜40年働いて、ようやく金銭的に余裕が出た頃には、サボっていた音楽の技量は相当落ちていると思います。

 

となると、社会人として生きている間に、主要5教科以外の科目を少しずつ始めておく方が良いことになります。

 

そうすれば60歳以降になり仕事がなくなった後の長い人生を、より一層楽しめるようになると思います。

 

私個人の考えでは、年齢はいくつになっても新しいことを始められるエネルギーがある人が好きです。

 

しかし、年々、体力や活力が老化によって衰えることを実感した今になると、余力のあるうちから新しいことを始めないと60歳以降に長続きできなくなると思います。

 

まとめ。趣味に使う時間を少しでも持っていこう

冒頭の方は美術関連の方ですが、若い頃は「絵ばっかり書いている」と周囲から心配されていた時期があるようです。

 

それでも自分の意思を貫いて絵を描き続け、次第に絵が売れるようになったとのことでした。

 

このお話を聞いて、社会人を続けながらでも良いので、少しずつ主要5教科以外の学習も始めようと思いました。

 

私は現在、ITや中小企業診断士など、思いっきり主要5教科に該当する勉強に時間を使っています。

 

これは生涯賃金を最大化するための時間の使い方であり、今後も続けていく予定です。

 

ただ、今のように勉強していればOKという考えだけでなく、週末には美術館に通ったり、ピアノを弾いたり、文学を読むという時間を持ちたいと思いました。

 

主要5教科の場合は、簿記、宅建、ITパスポートなど、わかりやすい目標がたくさんありますが、音楽、美術ではそのようなものは少ないです。

 

まずは小さな目標ですが、人前でクラシックピアノを弾いてみる機会を作るなど、30代の今からできることを始めたいと思います。

 

社会人になると、どうしても合理的に行動することが有利になってきますが、あえてお金を稼ぐことに直結しないことに時間を使う、ということも取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

(私自身、勉強しなくちゃ、という理性を抑えながら、あえてブログを書くことに時間を使うと決めて、なんとか書き切れたことに満足しています)