学生で投資をしている人:学生時代から株の投資をすれば億万長者になれるかも。社会人になれば収入も増えるから投資額も増えるし楽しみだ。実際に学生時代から投資をしている人の話を聞きたい
タクミです。学生時代から株式投資をしていましたが、社会人になってやめてしまいました
株式投資は自分の資産を証券会社に預けて運用し、利益をもらうビジネスです
一見、ほっておいてもお金が増えたり、中には億万長者になったごくごく一部のネット情報をもとに株式投資を始める人も多いでしょう
タクミも億万長者に憧れ、学生時代から株式投資を二年程度続けていました
そして社会人になった一年目の6月には店じまいをしています。つまり株式投資をやめてしまいました
今回は株式投資の失敗談を赤裸々にまとめました。副業で株式投資をしている方、これから株式投資をしたい方に向けて書きます
株式投資はこんな人に向いてます!
- 資産が1千万円以上ある方
- 毎月、3〜5万円以上、運用資産として積み立てられ「貯金よりはちょっとでも運用利益が欲しい」という方
- ベンチャー企業に勤務しており、自社株を安値で大量に購入できる方
なぜ学生投資家は社会人になって株式投資をやめたのか?【経験談】
株式投資は「元からお金持ちの人が稼げる世界」
平均年収の方が株式投資で億万長者になるのは不可能ではありません
実際にインターネット上で検索すれば年収300〜500万円の方で、株式投資で億の資産を作っている方もいますからね
しかし、基本的には株式投資はお金持ちが成功する世界です
元手が多ければ多いほど、株式投資で成功する確率は上がり、逆に資産が少ないと失敗します
なぜ株式投資は少額の元手しかないと稼げないの?
例えば以下のような登場人物が、同じ時期に株式投資をします
学生A:アルバイトや貯金をして50万円の資産を作る
サラリーマンB:数十年貯金してきて、自由に使えるお金が500万円ある
企業家C:ビジネスで作ったお金5000万円を運用して増やしたい
3者が同じ時期に、同じ企業の株を購入したとします。たとえば株価500円の企業の株を購入します
学生A:1,000株を保持
サラリーマンB:10,000株を保持
企業家C:100,000株を保持
株価500円の企業が、一年後に8%の市場価値が上昇して1株540円となりました
学生A:40円分の利益。4万円の利益で54万円
サラリーマンB:40円分の利益。40万円の利益で540万円
起業家C:40円分の利益。400万円の利益で5400万円
なんと同じ株を買っているにも関わらず、学生Aと起業家Cでは利益額の差が396万円にもなります※
※20%の税金は計算しません
株式投資は、いかに資金力があるほうが有利かがわかります
サラリーマンは学生と違い株式投資の時間がない
さて、この残酷な現実を知っていたにも関わらず、タクミが学生時代に投資をしていたのは「就職活動で企業研究をする必要があったから」です
株式投資をすれば、嫌でも企業の情報を知る必要があります
経済学部ではなく農学系だったので、ROI、ROEの計算、キャッシュフローの計算が全くチンプンカンプンな状態でした
しかし、就職活動を通して企業の情報を調べて行った結果、少しづつ企業の株価や時価総額などの経済指標がわかるようになりました
直接就職活動の成果には結びつきませんでしたが、学生の間に経済に興味を持つには株式投資で自分の資産を削りながら勉強するのが最速です
サラリーマンになると、株式投資の勉強をする時間が少なくなります
サラリーマンになると、学生とは違い投資対象の企業を研究する時間は少なくなります
せっかくの休日に企業の情報を調べるのは辛いなあと思い、株式投資をやめることにしました
そして、十分に企業研究できない状態で、自分のお金を市場にさらすなんて行為ができず、
また結果的に投げやりで投資した場合に数十万円の損失を出すこともありました
サラリーマンで株式投資は、本業の仕事中にも市場が気になってしまう
学生からサラリーマンになり、一人暮らしを始めたこともあり、実家住まいで守られていた環境から独立しました
当然、本業がクビになったりうつ病で働けなくなれば、一人暮らしの生活自体ができなくなります
本業中に株式投資の株価の乱高下が気になる機会が増えてきたのも、株式投資をサラリーマンでやめた理由です
サラリーマンが株式投資をするには、リスクを減らして月々定額で運用する手法で、数十年後に数パーセントのリターンを得る方法が最もベストです
タクミのように数十万〜数百万円の少額資金で、株価50〜100円のボロ株を購入して、数十万円の損失を出すなんてのは精神的なダメージが大きすぎます
株式投資は若いうちから経験すると、数十年後に大きなリターンになるもの
ブログでも株式投資でも同じですが、若い頃にスタートする方が、副業で成功する可能性は上がります
今、億万長者としてネット上で知名度のある方は、サラリーマンの若手時代か、学生の頃から株式投資の世界に入っています
学生であれば企業研究にもなりますし、いかに自分のお金を運用するのが難しいのか経験できるのでおすすめです
数十万円程度の損失であればサラリーマンになればあっという間に取り返せる金額なので、勉強代と割り切ってもいいと思います
しかしサラリーマンになると、自分の生活のためにお金を稼ぐ必要があります
副業で月に数万円が欲しいとなった時に、普通のサラリーマンの方が運用を始める金額では少ない上に、本業の仕事に支障が出る可能性があります
サラリーマンで株式投資をするなら、月に数万円を地道に数十年間運用するのがおすすめです
タクミも毎月の給与から、一定額を会社の持株に投資しています
株式投資で毎月3万円を稼ぐのはどれくらい大変なのか
月に3万円の利益を目指すと仮定すると、年間3%の利益を目指すなら年間36万円の利益が必要です
しかし運用資金が10,000,000円(1千万円)だとしても、年間3%の利益では年間30万円です
さらに株式投資は、利益のうち20%は税金で引かれるので年間240,000円、毎月2万円の収益という計算になります
普通のサラリーマンで資産1千万円で運用できるのは、数十年サラリーマン人生を過ごして堅実な生活を送らないといけません
それでいて、株式投資で年間3%の成績を納めても、毎月2万円の利益です
株式投資なので、逆に損失を出すリスクもあります
株式投資は、長期戦で数千万円を運用し、さらに毎月の給与所得からお金を積み立てていく必要があるのです
まとめ。株式投資は学生のうちに経験すること。そしてサラリーマンになったら月々の運用に切り替えること。数十年後の利益を見ること
株式投資を学生のうちに経験することは重要です
市場での戦い方や、企業に個人が勝てるのか、そして超絶エリートの投資銀行のブローカーの成績と、
サルが適当に選んだ株価の成績が変わらない?など、多くの経済事情を学習することができます
ゲームや漫画、スマホアプリなどのサブカルチャーや恋愛しか興味がない学生が、一気に経済ニュースで会社のM&Aが気になったりします
実際に、家でピコピコやっているゲームの会社が、日本に何社あって売り上げが大きい企業は〇〇で、
なぜ各社で差が出るのかなど、株式投資をすることで大きく興味が湧いてくるようになります
しかし、あくまで利益を出すことではなく、企業研究の範疇です
大切な利益を出す目線で考えると、株式投資は運用資産が大きい方が株の選択範囲も広がります
予想していない株価の動きをして損失を出している時に、次の一手をどうするか選ぶことができます
少額投資では、予想しない株価の動きをした瞬間に、一気に資産が半分になったりします
数十万円の損失を出して「Mac Book Proが数台買えたのに」「海外旅行行けたのに」と思った瞬間、株式投資の世界に二度ともどって来なくなります
タクミもその一人で、残念ながら株式投資では数十万円の損失を出しています。これはリスクを取りすぎて、全て裏目に出たからです
ただし、株式投資を若いうちから経験してよかったと思うこともあります。それは被害額が最小で済んだからです
サラリーマンを数十年経験して、運用資金数百万〜数千万で同じような投資をしたら、
それこそ数百万円の損失となり「車も新車で買えたよ」「結婚資金を溶かした」となれば、精神的に立ち直れなかったと思います
サラリーマンで副業で月数万円を株式投資で稼ごうと思っている方は、
月数万円レベルを株式投資で稼ぐことがいかに難しいかを知った上で挑戦してください
リスクをとるのが株式投資です
当然、数百人、数千人に1人は稼げる人もいます
しかし8〜9割の人は、株式投資をして、数百万円の損失を出す計算となるそうです
副業で数万円の収益で良いなら、まずはブログや物販など、リスクの低いビジネスから挑戦し、
月に数十万円の利益がでるようになってから、利益の一部を株式投資で運用する流れが最も良いと思います
ぜひ、サラリーマンで株式投資で副業で稼ぐ。と考えている方は、株式投資のリスクを知った上で挑戦してくださいね
副業は簡単という風潮がありますが、実際には月に5000円を稼ぐことすら難しいものです