資産運用に興味がある人:今年こそは資産運用に挑戦したい。でも資産運用は損する可能性があるから怖いなあ。実際に資産運用をしている人の話を聞きたい。
タクミです。30歳の都内で一人暮らししている会社員です。
私は資産運用で「米国株インデックス投資」を初めて1年が経過しました。
私は都内で働く会社員です。そのため資産運用の勉強に時間を使えないため「米国株インデックス(アメリカの企業の複数の株をまとめた商品)」を購入して資産運用しています。
今回は2020年1月から2021年2月まで約1年間の米国株インデックス投資の資産運用結果についてまとめてみました。
普通の会社員が資産運用を1年間実施するとどうなるのか知りたい方は、ぜひこの記事を読み進めてください。
米国株インデックスで1年間の資産運用結果をまとめてみた。
ステップ1:資産運用の金額を決める。
資産運用をするには「いくらの資金を運用するか」決める必要があります。
私は「お金の増やし方」の本を読んで「200万円」を元に資産運用を始めることにしました。
初心者の方は30万円〜50万円から初めることをオススメします。
ステップ2:資産運用の方針を決める。
資産運用の方針は以下の通りです。
- 200万円を元手に「米国株インデックス」を購入する。
- お金が必要になったら損得関わらず売却する。
- 毎月の給与から3〜7万円。ボーナスから可能な限り米国株を購入する。
- 「買い時」「売り時」を勝手に判断しない。
特に最後の方針が重要です。金融の知識がない素人の私が「今が買い時」「今が売り時」ということを勝手に判断しないようにしました。
私は変に自信家です。そのため金融知識もないのに勝手に個別株の投資で買い時、売り時を独断で判断したことで、過去に100万円損失を出した失敗をしています。
「銀行に入金するよりは証券口座に入金する。お金が必要になれば売却する」を徹底しました。
ステップ3:資産運用の推移を分析する。
ここから、米国株インデックス投資一年分の結果の推移を分析します。
月 |
追加資金(万円) |
元金(万円) |
評価損益(万円) |
時価総額(万円) |
損益比率 |
20年1月 |
200 |
200 |
0 |
200 |
100.00 |
20年2月 |
19 |
219 |
-20 |
199 |
90.8 |
20年3月 |
0 |
219 |
-80 |
139 |
63.47 |
20年4月 |
18 |
237 |
-50 |
187 |
78.90 |
20年5月 |
11 |
248 |
-25 |
223 |
89.92 |
20年6月 |
91 |
339 |
-15 |
324 |
95.58 |
20年7月 |
21 |
360 |
-5 |
355 |
98.61 |
20年8月 |
10 |
370 |
15 |
385 |
104.05 |
20年9月 |
5 |
375 |
5 |
380 |
101.33 |
20年10月 |
0 |
375 |
-10 |
365 |
97.33 |
20年11月 |
5 |
380 |
30 |
410 |
107.89 |
20年12月 |
89 |
469 |
42 |
511 |
108.96 |
21年1月 |
3 |
472 |
51 |
523 |
110.81 |
21年2月 |
0 |
472 |
75 |
547 |
115.89 |
2020年1月〜2021年2月の約1年間の資産運用を振り返ると、以下のことがわかります。
- 感染症の影響で前半の月は全てマイナスであった。
- 評価額がプラスになったのはつい最近だった。
- 評価額がマイナスの月の入金は合計160万円であった。
- 評価額がプラスの月の入金は合計112万円であった。
含み損の間に入金を増やすことができたので、2020年後半から時価総額を大きく増やすことができました。
なお私は米国株インデックス投資は年間5%を目標としています。
2021年2月現在、損益比率は115%のため、10,25%(1,05%の2乗)より上回る資産運用の結果となっています。
このことから「含み損が大きくなってしまっても辛抱強く入金し続ける」ことが資産運用には大切だということです。
2020年3月に資産運用を諦めて売却していれば資産を80万円以上も減らしていましたから、資産運用にはリスクがつきものということがわかると思います。
現在は調子が良いですが、あくまで評価額のため引き続き経過観察します。
ステップ4:資産運用の今後の方針を決定する。
2020年1月から2021年2月までの間に200万円から547万円にまで資産運用額を増やすことができました。増加金額は+347万円です。
そこそこ順調ではありますが、2021年の資産運用の方針についてまとめました。
- お金が必要になったら損得関わらず売却する。→変更なし
- 毎月の給与から3〜7万円。ボーナスから可能な限り米国株を購入する→変更なし
- 「買い時」「売り時」を勝手に判断しない。→変更なし
- (新)収入の増加分は資産運用せず手元に残す。
私の企業は年功序列です。そのため毎年20〜30万円分年収が増えていきます。
2021年は増えた分の収入を全て運用に回すのではなく、手元にとっておこうと思います。
これは、資産運用に資産のほとんどを使うのではなく、物販や資格試験の学習、受験費用にお金を使うためです。
米国株インデックス投資の場合、投資に使う時間はほぼ0です。
そのため、空いた分の時間は本業の収入を増やすための資格試験の勉強、副業の収入を増やすための物販の仕入れ費に使おうと思います。
収入を増やしていくことで、資産運用に依存せずお金を増やしていけると考えています。
まとめ。米国株インデックス投資は年に1〜2回は運用結果をまとめてみよう。
今回は会社員の私が1年間米国株インデックス投資をやってみた結果についてまとめてみました。
米国株インデックス投資はほとんど時間を使う必要はありません。
米国株インデックス投資では購入する商品自体が「米国の複数企業の株」で分散されているので、1つの商品を選ぶだけで自動でリスク回避ができます。
一方で、個別株投資であれば、どの会社の株を購入するかを調査する時間が必要です。
そのため本業が忙しい会社員の方にはオススメの資産運用だと思います。
ただし米国株インデックス投資のデメリットは以下の通りです。
- 一年で資産が倍以上になることはほぼない。
- やることがなくて刺激はない。
- 資産が増えても利益確定しなければお金を使えない。
- 配当金のようにお金はもらえない。
このように「短期」で「少額のお金」を「倍以上」にしたい人、そして「資産運用はギャンブル性を楽しみたい」という方には、米国株インデックス投資は不向きです。
米国株インデックス投資は「長期」で、給与所得やボーナスからの「入金」をメインにして「数十年後にコツコツ資産を増やしていきたい」人にオススメです。
資産運用をしてみたい方は、まずは以下の本を読んでから投資を始めるか考えてみてはいかがでしょうか。