セミリタイアしたい人:若いうちからお金を貯めて定年を待たずにセミリタイアしたい。セミリタイア後の毎日、たくさんの時間を使えるライフスタイルに憧れるなあ。どんな生活をしているのだろうか。
タクミです。最近セミリタイア系の動画が増えた気がします。
セミリタイアとは「働かなくても生活できる状態」で仕事を若くして辞める、もしくは仕事の量を減らすことを言います。
平日、時には土日を含めて仕事をするのは大変ですよね。
人によりセミリタイアに必要な金額は異なりますが、5000万円もあれば年間5%運用できれば250万円、税金を支払っても200万円ほどの不労所得が手に入ります。
私タクミも資産を増やすことの重要性に気がつき、29歳からお金の管理を本格化したことで年間250万円〜300万円資産を増やすことができました。
ところでセミリタイアができたとして、その先にはどのような理想な生活が待っているのでしょうか。
私の場合は「今の生活と大きくは変わらない」ことに気がつきました。
セミリタイア後の生活を想像したら今の生活と変わらないことに気づいた。
セミリタイア後の生活1:好きな時間に働ける自由。
セミリタイアできると自分で仕事を選べるようになります。
なぜなら生活に必要なお金は既に持っているからですね。これは素敵なことだと思います。
そのため、毎日8時〜9時に出社して、夜遅くまで仕事をして0時過ぎに寝る生活から解放されます。
しかし、私の場合、裁量労働制(フレックス)というスタイルで働いているので、朝の勤務開始時間も退社時間も自由です。
朝一で会議があるときは別ですが、始業時間が決まっていないため「遅刻」という概念がありません。
またテレワーク勤務がスタンダードですので、満員電車に乗る必要もほとんどありません。
働き方という意味では、既にセミリタイア後と同じ生活ができていることに気づきました。
セミリタイア後の生活2:休日に自由に過ごせる自由。
セミリタイアをすると、平日5日働く必要がなくなるので週に1〜4日好きなだけ働ければOKになります。
すると「余暇をどのように過ごすのか」を考える必要がありますよね。
セミリタイア前の仕事をしている今は、土日2日間の過ごし方を考えるだけで十分です。
現在の私の場合、一人暮らしなので、土日のどちらかは彼女や友人、家族と楽しみ、もう1日は読書や勉強、散歩、料理、ピアノ、サウナなど、一人でできる好きなことをする生活をしています。
また私の会社では有給休暇を年20日、夏期休暇を5日取得する必要があるため、月に1〜2日は週4勤務になります。
とはいえ、一人暮らしの場合は有給休暇を取得しても他の人は働いているので一人で行動する必要があります。そのため、土日のどちらかと同じく読書や勉強、ピアノ、サウナを楽しむ生活をしています。
ということで、セミリタイア後も今のライフスタイルから大きく変わることはなく、読書や勉強に使える時間が増えるくらいかなと思います。
現在の勉強は今の本業に活かすためのものですので、セミリタイアすると読書か趣味で資格試験の勉強をするくらいで十分になりますね。
セミリタイア後も休日の過ごし方は大きく変わらないことに気づきました。
セミリタイア後の生活3:好きにお金を使える自由。
セミリタイアするくらいお金が貯まれば、最低限の生活費は資産運用でカバーできるので、遊びに必要なお金をアルバイトなどで稼げればOKになります。
遊びに必要なお金は「旅行」「高級レストラン」「プレゼント」などが考えられますね。どれも3万円以上のまとまったお金が必要になります。
ただ「海外旅行」「高価な家電」「引越し」などの大型出費の場合は10万円以上のお金が必要になるので、アルバイトで稼ぐには多くの時間が必要です。
私は、冒頭でお金の管理を強化したことで年間250万円〜300万円の資産を増やすことができたと書きました。
これは毎日自炊してこまめに光熱費を管理し、家賃を抑えて、質素な生活をする・・のような生活で貯めたのではなく、今まで通り「自由にお金を使う」生活でも貯められました。
つまり「旅行」「高級レストラン」「プレゼント」に加えて・・
- 都心部で10万円以上の家賃の支払い
- 年会費3万円以上のクレジットカード
- 月額1万円のヒルズライブラリーの契約
など、節約からほど遠いライフスタイルを送っても、年間250万円〜300万円のお金が貯められたということです。
セミリタイア後は大型出費をする際には、お金を稼ぐ準備が必要になりますが、アルバイトではなく、今の仕事を継続して時短勤務や年休消化率をあげるダウングレードをした生活を選択できることが一番良いのではと気づきました。
遊びに必要なお金は今でも満足に手に入っていますが、セミリタイアできる資産を作って、年収にこだわりがなくなることで、仕事の働き方を選べるのは最高の特権ですね。
セミリタイア後の生活4:周囲からの見られ方の変化。
セミリタイア後の生活というと、私は思いつきでふらっと旅行したり、温泉やサウナに出かけることをイメージしています。
このように休日の時間を自分の好きなように使えると楽しいのですよね。
その一方で、有給休暇を使って一人で旅行や温泉に行ったときの話ですが、同年代の人は働いているため数が少なく、学生か仕事を引退された高齢者の方が大半でした。
そのとき、セミリタイアできる人というのは非常に少なく、ほとんどの20〜60歳の人は働いているのだという当たり前のことに気づきました。
セミリタイアというと自由な生活をイメージしますが、一方で世間的な周囲からの見られ方についても意識する必要があります。
お金があって働く必要がないのだから世間体を気にする必要なく、仕事を辞めて好きに生きればいいという意見もあると思いますが、両親がお金持ちで働く必要のない人でも、会社で働いている人もいます。
セミリタイアは人と異なる生活をするということなので、共感してもらえる人が少なく、その意味では仕事を継続して社会的なつながりを維持する方が良いのではと思います。
また不動産の契約やクレジットカード発行など、会社に勤めている信頼がないとできないことがたくさんあります。
いくら資産形成がうまく行って生活費を稼げるようになったとしても、何かしら会社員として働き続ける生活を選択していると思います。
まとめ。セミリタイア後の生活を想像すると楽しい。
今回はセミリタイア後の生活を想像したら、今の生活と変わらないことに気づいたというテーマで記事を書きました。
これはあくまで私の意見ですので、例えば「どうしてもやりたい趣味があるけど、生活のために働き続けている」という人にとっては、セミリタイアできる選択肢をもてると人生が大きく変わると思います。
また、仕事を継続する場合でも「資産があるからいつでも仕事を辞められる」という状態は精神上、良い影響があると思います。
私の場合は、今のフルタイムの仕事を時短勤務にしたり、週3〜4勤務に減らすことができる自由が手に入ると、より仕事の負担が減って楽になると思います。
いずれにしてもセミリタイアを目的にして資産形成を20代〜30代からスタートすることは大切なことだと考えています。
私のように、今のライフスタイルと変わらないにしても、今以上に自由時間が増えることや仕事にこだわる必要性が減ることは、人生に大きなインパクトを与えてくれると考えています。
私もまだまだ資産形成をスタートしたばかりですが「〇〇歳までに5000万円貯めてセミリタイア!」という目標を立ててセミリタイア後の生活に期待するのではなく、
現在30歳から継続して、遊びや趣味、勉強をほどよく楽しみつつ、将来に向けての資産形成をコツコツ継続することを心がけたいと思いました。
ぜひお時間があるときにセミリタイア後にどのようなライフスタイルを送っているかをイメージしてみるのはいかがでしょうか。