タクミです。
2019年10月〜12月にかけて総額100万円を使ってファッションをアップデートしました。
元々、学生時代は近所の「しまむら」、大学生+大学院生では「ユニクロ」「無印」、たまにアウトレットでアウターを買うくらい、ファッションにはお金をかけていませんでした。
しかし20代後半になり「30代になる前に質の良い服を買おう。価格が高い服は長持ちするだろう」という発想で100万円近く支払ったわけです。
たとえ1着3万円の高級シャツを購入したとしても、ユニクロ、無印で3000円のシャツを5枚購入して1年ごとに買い替えるなら同じ支出になります。
それでいて、1着3000円代の服では決して味わえない着心地、デザインを楽しめるなら、安いものですよね。
ということで、品質の良い高い服を購入してから2年以上が経過しましたので、検証結果はどうなのかまとめてみます。
安い服より品質の高い服の方が長持ちするのか【1着3万円〜10万円】
高い服であっても使用頻度が高いアイテムは寿命がくる。
まず結論としては、安い服よりは高い服の方が長持ちする傾向にありますが、使用頻度が高いアイテムはどうしても寿命が来るのが早いです。
そこで「ジャンネットの白シャツ(2,6万円)」「ジョンスメドレーの白、黒ニット(3,5万円)」、「麻布テイラーのオーダージャケット(3,5万円)」など、大人っぽく上品に見えるアイテムを揃えました
特に私が愛用していたジャンネットの白シャツは、1年間、ほぼ毎日利用していたこともあり、最も消耗が早かったです。
またシャツについては、体のサイズが変化すると着にくくなります。私は2年前よりも筋トレを始めたことで体型が良くなり、2年前に購入したシャツでは小さく感じます。
こうなると、胸元が横に引っ張られるので、どうしてもシワになりやすくなりますしパツパツの印象を与えてしまいます。
利用頻度としては3〜4年分は使ったと思うので、寿命でも問題ないとは思いますが、「高い値段の服だから寿命も長い」ということにはなりませんでした。
その一方で、ニット類は冬にしか着用しませんし、2種類を用意していたので、使いまわすことができたので、ニット類は2年経ってもまだまだ現役です。
ニットはドラム式では洗えないので手洗い+浴室乾燥にしているのも寿命が伸びる理由だと思います。
シャツはドラム式でガンガン洗いますし、化学繊維がない天然素材だと、シワがよったり襟元が破れてしまったりとダメージが大きくなります。
シャツを毎回手洗いできれば良いのですが、それは難しいので、シャツについては化学繊維+形状記憶のものをドラム式でガシガシ洗うことができれば一番いい気がします。
高い服のデザイン性は非常に高い。
安い服と高い服では、デザイン性が全く異なります。
1着2〜3万円のシャツ、ニット、ボトムスであれば、職人が手作業で作っているものもたくさんあります。
素材が綺麗で肌触りが心地よいものであったり、シャツの細かなデザイン(腰元が閉まっていたり、胸ポケットがなかったり、ボタンの質が高いなど)、大量生産された服とは全く異なるデザインとなります。
もちろん、ファストファッションでも十分おしゃれを楽しむことはできますが、イタリア製、イギリス製の服は歴史が長いですし、上品に見えることが多いので、デザイン性は全く異なります。
余談ですが、私はおしゃれと言われる頻度が明らかに「ユニクロ」「無印」を着ているときよりも増えました。2〜3万円の服は「素材」が非常に良いので、素材感に光沢が出たりと、1アイテムだけでもファストファッションと差別化しやすいのです。
なお、1着5〜10万円以上するようなハイブランドの服は購入していません。ビームスの上位ラインの「ビームスハウス」「ビームスF」の店舗で購入しています。
インターネットで購入する場合は、以下のサイトを参考にしてください。
私のようにファッションセンスに自信がない方は、少しずつ良質のアイテムを買う方が簡単におしゃれに見えるのでおススメです。
社会人の20代〜30代前半の方でモテたいという方はもちろんですが、結婚してご両親に挨拶回りに行く際など、正式な場でも良質な服を着ている方が見た目がよく、評判が高くなります(実体験。)
ファッションを「機能性」だけで捉えるならファストファッション、スポーツウェアの方が格段に上ですが、ファッションを「おしゃれ」「芸術性」でより一層楽しむなら、1着3万円代の服を購入してみてはいかがでしょうか。
高品質な服を買うならおすすめの順番は?
最後に「高品質で値段の高い服を買おう!」と思った方に、私からのアドバイスです。
高品質な服は本当に値段が高いです。女性ファッションとは異なり、男性で服にお金を使う人はごく少数派となります。
その分、購入層も年齢が30代後半〜50代の経済的に余裕がある人のみになりますので、20代から服を買うには正直、お金が足りなくなります。
アウター、シャツ、ニット、ボトムス、靴、鞄、腕時計・・・これらを一気に揃えようとすると、私のように数ヶ月で100万円もの大金が必要になってしまいます。
そこで、購入するアイテムのおすすめ順位をご紹介します。
1位:シャツ
真っ先に購入するべきは「白シャツ」です。変に「色がついている方がおしゃれかも」「デザインがある方がおしゃれかも」と考えると、途端にダサくなります。
2〜3万円のシャツであれば、サイズが合っていればどれを選んでも問題なく高品質です。
私がこの2年間で最も愛用していたのも白シャツ。春〜秋までは1枚で着れますし、冬はアウターの中に入れたり、ニットの中に入れて、襟だけ出すスタイルも可能です。
周囲の人から明らかに好印象だったのは「シャツ」なので、まずは白シャツを購入しましょう。
2位:腕時計
値段は一気に跳ね上がるものの、シャツの次に高評価だったのは腕時計です。
腕時計は、私が想像しているよりも目線を集めるアイテムでした。
仕事場でもプライベートでも、腕時計を変えただけで、目線が腕もとに集まることを毎回確認できるくらい、注目を集めることができます。
難点は非常に高額ということ。いろいろなブランドがありますが、総じて20万円以上はかかります。
私のおすすめは「カルティエ」の「タンク」シリーズ。男性でカルティエは、他の男性と被りませんし、価格も30万円から選ぶことができます。
なお腕時計は機械式の方が値段は高くなりますが、人から見られるのは「デザイン性」のみです。見た目重視なら数百万円の機械式時計を買う必要はありません。
また投資目的ならロレックスを購入する必要がありますが、価格は100万円以上となる場合があるので、入門編ということでカルティエの腕時計を探してみてはいかがでしょうか。
3位:革靴
最後は革靴です。休日であっても黒かブラウン系の革靴があると、印象が非常に良くなります。
これは女性の場合、革靴を履かないので、珍しく見えるという点と、革靴は光沢感があり、高級感があるので、おしゃれに見えやすいという点にあります。
またホテルや高級レストランではドレスコードを見られます。残念ながらジョンロブのような高級ブランドであっても、スニーカーではドレスコードで弾かれることもあると思います。
私は必ず「革靴」で行くので、ドレスコードで弾かれたことはありませんが、10万円超えのスニーカーであっても、ドレスコードのある場所にはふさわしくありません。
海外の例だと、有名人の方が高級スニーカーを履いていたところ、ホテルの宿泊を拒否された例があるようです。
せっかく10万円の予算があるなら、5万円の革靴を2足購入することをお勧めします。
それが難しい場合は、アウトレットに行って「リーガル」で2万円以下でアウトレット品を購入してもOKです。普通に「おしゃれ」と言われる機会が多かったです。
その他、ニットやボトムスは見た目が褒められることはほぼなかったです。ボトムスは目線が集まらないからでしょうし、ニットはユニクロでも高品質なものが購入できて、見た目の差別化が難しいためです。
イギリスのジョンスメドレーのニットは着心地は抜群に良いのですが、通気性が良すぎて防寒性が低いです。1着35,000円を出すなら、ユニクロのニットを複数枚使い回す方がおススメです。
ボトムスはユニクロのスキニーで良いと思います。ただ、ドレスコードのある店舗に行く可能性がある方は、私も愛用している「ジャブスアルキーボ」のスラックスが最高に履き心地とデザイン性が良いのでお勧めです。
まとめ。品質の高い服で気分をあげよう。
今回は品質の高い服の方が、安い服よりも長持ちするのか、について検証してみました。
結論としては、「多少長持ちするが、使う頻度、洗濯する頻度が多ければ寿命がくる」ということです。
しかし、品質の高い服は着心地はもちろんのこと、ファストファッションと比較した際に「デザイン性」が非常に優れています。
「ルイヴィトンやアルマーニで服を買え」という話ではなく、スーツを合わせて売っているような上質な服屋(私のお勧めはビームスハウス六本木ミッドタウン、ビームス銀座、ビームスF神宮前など)で、店員さんに聞いてみてください。
品質が高い服は値段も高くなってしまいます。しかしその分の価値は十分にあったと私は感じています。
何より周囲からの評価が良くなるのは気分がいいものです。
ぜひ、いつものファストファッションに1アイテム加えてみてはいかがでしょうか。