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社会人生活の総額3000万円の使い道を振り返ってみた【家賃高すぎ】

タクミです。

 

社会人7年目の30代会社員です。

 

2016年に会社員として働き始めてから、今年で7年目、社歴としては6年3ヶ月になります。

 

私は過去の給与や支出を管理するのが趣味です。

 

6年3ヶ月の会社員生活の中で、会社からの総額が約3200万円(税引き後の手取り総額)になっていることがわかりました。

 

そこで、過去6年3ヶ月の間で、何にお金を使ってきたのかを振り返ってみました。

 

正直な話、私が家計簿をつけ始めたのは「入社4年目」なので、最初の3年間の記憶はほぼありません。

 

あくまで、「ざっくり」と振り返ってみて、「過去の自分が何にお金を使ったのか」を把握できれば良いと思います。

 

 

 

社会人生活の総額3000万円の使い道を振り返ってみた【家賃高すぎ】

もっともお金が必要なのは定番のあれ

以下の円グラフが3000万円の使い道です。

 

 

割合の多いものから順に表に整理したものが以下となります。

 

 

総額(万円)

割合

総額

3224

100%

家賃

988

30%

交際費

390

12%

食費

312

10%

大型出費

200

6%

旅行

160

5%

150

5%

光熱費

117

4%

交通費

83

3%

投資

70

2%

奨学金

65

2%

通信費

39

1%

貯金

650

20%

 

順番に見ていきます。

 

「家賃」は飛び抜けて高い

家賃はなんと約1000万円もの支出になりました。

 

今回の支出見直しをして本当に良かったと思ったとともに「こんなに家賃を支払ってきたのか」と少しショックを受けました。ここまで家賃にお金を使った意識がなかったからです。

 

内訳は以下の通り。約2〜3年ごとに引っ越しをしており、その度に初期費用と退去費がかかっているのが痛いところ。更新料も高いですね。

 

 

初期費用

家賃

滞在月

家賃合計

更新料

保険料

退去費

合計

神楽坂

40

9.5

36

342

20

3

4

414.5

麻布

30

11

28

308

20

3

8

378

現在

40

14

12

168

0

1

0

195

 

 

 

 

 

 

 

 

987.5

 

私の会社は家賃補助があるので、家賃の比率を新卒時代から増やすことができました。その結果もあり、通常よりも家賃比率が高く見えています。

 

現在は、年収に対する家賃の比率は20%ほどにおさえています。ただ、「手取りに対する家賃比率」をみると「27%」と割高になっています。

 

東京、かつ山手線内の千代田区、港区、新宿区は本当に家賃が高いです。支出以上のメリットを享受していますが、「都心に住むなら家賃の比率は高くなる」ことは、間違いないようです。

 

「交際費」は思ったほどではない

次に多かったのが「交際費」です。約400万円になりました。

 

こちらは月に5万円を想定して、78ヶ月(6年6ヶ月)で計算しています。

 

交際費は多い月は「15万円」ほど使っており、逆に少ない月は3万円もいかないという「振れ幅の大きい支出」です。

 

20代は会社の同期との飲み会やデートなどが頻繁にあり、交際費は高い傾向にありましたが、30代になると月に3万円前後になりました。

 

交際費は形としては残りませんが、「思い出に残りやすいお金の使い道」だと思います。

 

30代になり結婚していると、新しい出会いを求めなくなりますし、新しい人に出会う機会も大きく減ります。

 

20代のうちにがんがん交際費に使って色々な人に出会った経験は、私の中では非常に良い思い出になっているので、約400万円の交際費については、特に後悔はないです。

 

「食費」は誰でもかかるもの

食費は約300万円強になりました。

 

月に4万円を想定して、78ヶ月(6年6ヶ月)で計算しています。

 

食費も振れ幅が大きい支出です。30代の現在は自炊がメインなので、月に3万円前後ですが、一人暮らしで麻布に住んでいた頃は6〜8万円使っていました。

 

毎日のように成城石井やなにわやのような高級スーパーに行って、肉やワイン、スナックを好きなだけ買っていたのが懐かしい思い出です。

 

食費は下げすぎると健康的ではないですし、逆に月4万円も使えるなら十分に健康な食生活をすることができます。

 

とはいえ、総収入の10%もの割合で食費に使っているというのは、面白い発見でした。日給1万円だとすると、1日1000円は食費になるわけです。確かに収入の10%は食費に使っているようです。

 

食費は節約しても1〜2万円です。一方、自炊メインなら3万円前後出せば十分に楽しめます。節約しすぎず、今後も3〜4万円を目安にしたいと思います。

 

「大型出費」で真っ先に買うべきだったもの

約3万円以上のものを大型出費としています。総額200万円ほどになりました。

 

大型出費の中で、真っ先に買うべきだと思ったのが「ドラム式洗濯乾燥機」です。2021年6月に購入しましたが、これは新卒時代の2016年のうちに買っておくべきでした。

 

20代の頃も意識はしていましたが、「時間は本当に重要」です。特に残業の多い仕事をしている方は、「洗濯の時間や負荷をいかに減らすか」が重要になります。

 

せっかく洗濯したのに、寝落ちして臭くなったり、ベッドカバーを干したら雨が降ったり、一体どれだけの時間を、洗濯のために無駄にしてきたのか考えると怖くなります。

 

残念なことに、私は社会人2年目の頃に、「プラダの財布」や「ローランドのキーボード」「イタリア製の革靴」などを購入していました。総額25万円ほどになります。

 

社会人7年目の私が、当時の自分に説教できるなら「先にドラム式洗濯乾燥機を買え」ということです。(当時のブランド志向の私には無理だと思いますが・・)

 

次に「高性能のPC」です。同じく社会人2年目に頑張って購入した「MacBookAir(10万円)」のおかげで、ブログを開始して総額100万円以上を稼ぐことができました。

 

今はiPadProやiMac、AirPodsなど、便利すぎるアイテムに囲まれて、すごく幸せです。

 

一方で、部屋のインテリアをこだわって、机や椅子を買うというのは、優先度は最後で良いと思います。

 

どんなに頑張って良い家具を購入しても、ワンルームや1Kでは、作業スペースとしては十分ではありません。

 

「旅行」こそもっともお金をかけるべきもの

私が一番記憶に残っているのは「旅行」です。総額160万円ほどですが、感染症がなければ200万円は優々と突破してたはずです。

 

国内旅行では、温泉に行ったり、自然の中でぼーっとして仕事のストレスから解放されるのがこの上ない幸せでした。

 

海外旅行では、右も左もわからない中で、街をぐるぐる散策したり、弾丸の計画を立てて、ヨーロッパを周遊したりと、非常にエキサイティングな経験でした。

 

2022年もようやく海外旅行に行ける場所が増えてきたように思います。来年、2023年か、2024年には、海外旅行で貯めてきたお金をガツっと使いたいと思います。

 

「服」は生涯に一度「質の良いもの」を体験できればOK

服は150万円ほどでした。服の中には「腕時計」などのアクセサリーも含みます。要は被服費です。

 

私は2019年に3ヶ月の間で100万円をファッションに使ってみました。1着3万円の服を次々に購入していると、どんどん購買意欲が増してきて上から下までアイテムを上質なもので揃えたくなります。

 

結果として、2年半も経過すれば、どんなに品質の良い服もボロが出てきます。残念ながら、1着あたりの値段を考えると、リピートしたいという気持ちにはなりませんでした。

 

ただ、人生の中で1回くらいは思い切って上質な服を購入してみても良いかもしれません。

 

想像以上に周囲の評価が良くなるかもしれないですし、1着3万円のニットやボトムスを「それユニクロ?」と言われてイライラするかもしれません。

 

服は消耗品です。フランス人のように「少量の服を長く着る」という「ミニマル×ラグジュアリー」なライフスタイルに憧れておりました。

 

しかし、高い服はどれもドラム式がダメな服ばかりで、洗濯にも手入れにも時間がかかり、形状記憶のシャツよりもすぐにヨレてきます。

 

あくまで「勝負服」を1枚持っていれば、あとはユニクロで十分で、ドラクエでフル装備をするように全身上質な服にする必要は全くないということを学べました。

 

www.takumoney.com

 

その他:光熱費・通信費・交通費は必要経費

これ以降の支出項目は、総支出の5%未満のため、まとめていこうと思います。

 

光熱費(4%)や通信費(1%)は、固定費になります。通信費はスマホと固定回線合わせて1万円近い時期もありましたが、今は月5000円に済んでいます。

 

他には交通費です。これは会社への交通費の他、遊びに行った際の交通費も含まれています。

 

体感として、このうち7割は会社から支給されているので、実質的には負担額は少ないと感じます。

 

奨学金は、大学院時代に120万円借りた分を、毎月8500円ずつ返済しています。合計で65万円分の返済ができているので、ようやく折り返し地点となりました。

 

最後に投資。これは70万円と書いていますが、社会人1年目の頃にやっていた「個別株の投資の損失」になります。

 

今は米国株のインデックス投資をしていますが、当時は「投資としては個別株!」という状態で、しっかりとカモになりました。

 

なお、固定費で見ると以下の通りです。

 

  • 食費(10%)
  • 光熱費(4%)
  • 交通費(3%)
  • 奨学金(2%)
  • 通信費(1%)
  • 合計(20%)

 

これに家賃(30%)を合わせると、毎月の固定費の支出は50%程度ということがわかりました。

 

家賃は高いものの、他の項目がそこまででもないので、トータルで見れば安定している気がします。

 

貯金はもっと頑張るべき

最後に貯金になります。こちらは総額のうち20%となりました。

 

この数値は人によって多いと思うか少ないと思うかですが、私は「少ない」と感じます。

 

「バビロン大富豪の教え」で言われている「貯金の1割(10%)を貯めておく」のラインはクリアしておりますが、「本多静六」さんの「25%」には及びません。

 

なお、米国株の評価額を含むと、貯金の比率は25%にまで増えますが、あくまで評価額なので、今回は対象外としています。

 

私が貯金や資産運用を意識したのは3年前の2020年からです。

 

最近では年間200万円以上の貯金ができるようになりましたが、貯金は「コツコツと継続」していかないとなかなか増えませんね。

 

社会人3年目の頃は貯金0円でしたので、そこから見れば改善傾向にあります。

 

今後も、貯金額については意識していきたいと考えています。

 

まとめ。社会人になってからの収支を計算してみよう

今回は、私が社会人になってから現在までの総収入のうち、何にどのくらいの割合のお金を使ってきたのか分析してみました。

 

家計簿をつける前のデータはないので、あくまで感覚値にはなりますが、少なくとも「家賃」については、総収入のうち、どれだけの割合を家賃に使っているのが計算してみることをお勧めします。

 

自分では節約していると思っていても、初期費用や更新料などで、実は割高だったことに気づくきっかけになるかもしれません。

 

毎月の支出管理をすることは大切ですが、数年に1度は社会人になってからの収支を「ざっくり」で良いので計算してみてはいかがでしょうか。