タクミです。
年々、お金の使い方が上手になってきた気がします。
入社3年目は貯金がほぼ0の状態でしたが、今ではその当時よりも上手くお金を使いつつ、最低でも年間100万円以上はお金を増やせるようになりました。
新卒時代は何にお金を使えば良いかわからず、いろいろな方面で散財して失敗を重ねてきました。
そこで今回は私が思う「お金の使い方でやっておいてよかったこと」について、実体験をまとめます。
お金の使い方は千差万別です。あくまで1サンプルとして考えていただければと思います。
お金の使い方。やっておいてよかったこと。
お金の使い方を見直してよかったこと
面倒だけど社会人2年目からは「ふるさと納税」を活用する。
ふるさと納税。すでにやられている方も多いと思いますが「お得」でしかないので、面倒でもトライした方がおススメです。
簡単にいえば「自己負担2000円で、1万円以上の食べ物や日用品がもらえる」と思ってもらえればOKです。
私は社会人3年目からふるさと納税をスタートしています。言い換えると「社会人2年目はふるさと納税をやっていなかった」ので、1年分損しています。
どの自治体がお得なのかという情報は割愛します。「ふるさと納税をするかしないか」で大きく差がつくので、まずはトライすることをおすすめします。
そしてふるさと納税は「年収が増えると納税額が増える→返礼品の金額が増える」という仕組みがあります。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000408217.pdf
引用元:総務省
例えば独身の方は、年収300万円→28000円。年収500万円→61000円。年収700万円→108000円と、年収が上がるごとに納税できる金額が上がります。
もし納税額の30%の返礼品がもらえるなら、8400円、18300円、36000円分の食料や日用品をもらえるので、頑張って年収を増やすとどんどんお得度が増します。
また返礼品は1万円が主流ですが、1000円から100万円以上まで幅があり、例えば「5万円以上」の商品に納税すると、家電などのモノをもらえるようになります。
家電系は不要になって売るときに、買った時の値段から値段が下がりにくい(リーセルバリューが高い)ので、数年利用して中古品で販売すると、「数万円の商品をお試し利用できて、数万円で売れる」ので「新品商品を無料で使用して、数年後にお小遣いになる」という夢の状態になれます。
私が見る限り、バルミューダの商品やキャンプ用品が人気の印象です。納税額の上限を超えた分は、名前の通り「寄附」になるのでお得にはなりません。そのため、年収によって選べない商品もあります、
それでも普段は節約のために「鶏肉」を買っているという人が「国産和牛」を楽しめたり、北海道の新鮮なウニやイクラを楽しめたりと、ふるさと納税の魅力は素晴らしいものがあります。
今までふるさと納税をしていない方は、2022年からスタートして見ることをお勧めします。
中古で十分なものは中古品を活用する
新品至上主義になるとお金がかかりますが、中古でもいいやと思うと、お金の使い方が上手になります。
新品のブランド価値は非常に高いです。「自分が初めての利用者」になれる価値に付加価値がついているので、中古の商品よりも断然高くなります。
しかし、日常の生活の中では「中古品」に触れる機会の方が、「新品」に触れる機会よりも断然多いですよね。
新築の学校や塾で学べる人は少ないですし、建設されたばかりのオフィスで働ける人もいないです。賃貸物件は築年数2〜5年の築浅であっても「中古物件」です。
レストランのコップや食器類は「誰かが使ったものを洗って再利用している」わけですし、服も新品であっても「店頭に置かれてからどれくらい経過したか」は不明です。
服については多くの人の手に触れられたり試着しているものを購入するなら「新品」とは呼べない状態かもしれません。(通常は試着用と在庫で分けてありますが、在庫もどれだけの期間保管されているか不明です)
そのため「中古で良い」ものは新品をあえて買う必要はないと思います。
私の場合、今まで「服」「マグカップ」「香水」「電子キーボード」など、中古で購入してみました。
中古のデメリットは「当たり外れがある」ということです。服は形は良くても色落ちしていたり、香水は匂いが飛んでアルコール臭しかしなかったり、キーボードは鍵盤がガタガタだったりします。
その一方で新品同様に綺麗なシャツが定価の20%(例:3万円が6000円)、エルメスのマグカップが30%(2万円が6500円)など、中古でも十分いいじゃん、というアイテムもあります。
エルメスのマグカップに至っては中古でも8000〜11000円で販売されているので、もし売却したら無料どころか「お金をいただいて数年間マグカップを利用できた」ことになります。
こうなると新品で1000円〜1500円のマグカップを買うよりも、エルメスの中古商品の方が、エルメスの商品を使う経験を得られながらもお得になっているという不思議な状態になります。
もちろん新品の商品が良い場合もあります。ギフトを中古にしたらどんなに高級なものでも気持ちが伝わらないですからね。
世の中のサービスはほぼ中古ということを意識して、無駄に新品のアイテムを買っていないか見直すと、お金の減り具合が減るのでおすすめです。
相場を勉強して、相場より安く満足度が高いものを探す
お金を使うには、その分野の「相場」を知ることが大切です。
例えば「家賃」。「東京の家賃」は幅が広すぎて平均値をみても参考にはなりにくいです。
23区内とそれ以外の地域でも違いますし、23区の中でも全く家賃相場が異なります。
例えば1K20〜25平米、築年数15年以内の物件を検索すると、港区などの人気エリアは13〜16万円ですが、一番安いエリアは6万円代で2倍もの差があります。
不動産会社に条件を依頼してもいいですが、時間を使える方はsuumoやhomesでじっくりと物件検索していると、その土地の相場感がわかってきます。
また、どういった条件になると家賃が安くなるのかわかります。大通り沿い、低層階、墓地が近い、部屋が正方形から遠い(三角や斜めになっていたり、柱が大きく角に物が置けないので実際に使える面積は狭い)などです。
また相場感を知った上で、じっくりと物件を見ると、たまに好条件の物件に巡り合えることがあります。私は引っ越しまでに1〜2年は物件を見るのですが、それだけ見て、ようやく1件見つかるかどうか、です。
相場、条件よりも1〜2万円安く契約できれば、年間12〜24万円もお得になります。契約は時間をかけて慎重にすべきですが、一度契約すると条件がいいのでお金も節約できますし、満足度も高まります。
今回は家賃をベースにしていますが、他のものにも当てはまります。例えば本は新品やkindleでは1500円でも、中古なら1円のこともあります。
自分でいくら稼げるかも同じです。新卒で入社した企業で5年働いて、年収が400万円だったとして、転職すればスキルが評価されて500万円になるかもしれないですし、逆に400万円以下の条件しか見つからない場合もあります。その場合は今の会社に残る方が賢明になります。
銀行にお金を預けても金利は年に1〜2円しかつきませんが、投資をすると年5%以上増えることもあります。お勤めの会社でお得な条件で資産運用できるなら試してもいいかもしれません。
格安スマホを使えば月に8000〜1万円払っていた人が月1000円程度で使えるようになり、年間6万円以上お得になります。
ガンガンスマホを利用したい人でも、例えば私が使っている「ahamo」なら月3000円で20GBまで使えます。外出中もYouTubeが見れますし、wifiがない環境でもテザリングを使ってiPadで作業できて快適です。これで3000円ならお得です。
物事には相場がありますので「何にいくらかかるのか」を知っていけば、「どうすれば手に入るのか」がわかるようになります。
まとめ。お金の使い方は失敗して学ぶ
お金は「使ってみないと価値がわからない」ものです。
若いうちから貯金、運用できる人は、自己管理ができる素晴らしい人ですが、同じように若いうちから「損するかもしれない」けどお金を使ってみたり、色々な制度を活用してみるということも大切です。
ふるさと納税はお得ですが、ワンストップ申請や確定申告を忘れていたら、本当に寄付になりますし、上限金額を上回る寄付をしてしまうかもしれません。
中古品は前述の通り、買ってみて失敗することも多いです。基本的には返品できますが、手間がかかるので、時間がもったいないと感じる人もいると思います。
物件はやっかいで、家賃は安いけど初期費用が高かったり、退去時に規定にないクリーニング費用を請求されたりします。
お得になるためにやったことが、逆に損につながるということもあります。それでも今回ご紹介したような取り組みをしていれば、失敗の数は減って、お金の使い方が上手くなってくると思います。
大切なことは「お金を使って何を得たいのかを考える」ことです。服についても、他の人からおしゃれに見えるだけなら中古でも全く問題ないですし、「勝負服を着ているから自分はイケてる!」とモチベーションを上げるために、あえて高額な新品を買うこともあります。
他の人の意見は非常に参考になります。しかし最も参考になるのは「過去の自分がお金を使って何を体験したか」です。
実体験に勝るものはありません。私もこれからもいろいろなものにお金を使っては「何にお金を使うといいのだろう」と考えていこうと思います。