タクミです。
タワーマンションに住んで、早くも1年が経過しました。
私は住む場所にこだわりがあります。特に立地を優先して、東京の都心部に住んできました。
タワーマンションに住むといっても、グレードはまちまちですし、家賃も高層階と低層階では別物です。
普通のサラリーマンである私タクミにとって、タワーマンションの高層階は憧れはあるものの、収入に対する家賃を考えると、低層階のコンパクトな部屋に住むのがやっとです。
それでもタワーマンションに住むことは多くのメリットがあります。そこで今回はタワーマンションに1年間住んでみてわかったことをまとめました。
タワーマンションに1年間住んでみてわかったこと
防音性が非常に高い
タワーマンションが建てられる立地は、利便性重視のため、駅や高速道路から近かったり、近隣の工事の音が年中あるなど、騒音に悩まされることが多いです。
しかしタワーマンションの窓ガラスは特殊な構造なのか、窓を閉めると信じられないほど静かになります。
24時間換気機能も付いており、窓を閉めきったとしても、特に問題は発生しないのも嬉しいポイントです。気になる方は空気清浄機を使えばOKです。
バルコニーでのんびりくつろぎたいという方にはお勧めできませんが、テレワークや週末も家にいることが多い人には、タワーマンションは最高峰のくつろぎを与えてくれます。
利便性が高い
タワーマンションは立地重視で建てられることが多いです。
そのため、最寄駅まで徒歩5分以内であったり、中には「駅直結」のタワーマンションもあります。
私も、最寄り駅まで徒歩5分以内のため、通勤にも遊びにいく際も大変便利です。
また、タワーマンションの近隣には商業施設が多いので、買い物で困ることはまずないです。
電車であればJ Rやメトロ、他にもバスまで含めると、選べないほど多くの公共交通機関があるので、どこに行くにも便利です。
仕事に行くのもプライベートで出かけるのも大変便利になるのが、一番のメリットといえます。
タワーマンション特有のサービスはほとんど利用しない
タワーマンションは付加価値として、スカイデッキやキッズスペース、共有部に広々としたくつろげるソファ、庭園など、さまざまなサービスがあります。
私のマンションでも、いくつかのタワーマンション特有のサービスがありますが、ほぼ使うことはありません。
家はプライベートな空間ですので、他の方が出入りする共有部でくつろぐよりも、まっすぐ部屋に入ってくつろぐ方が良いからです。
タワーマンションの設備といっても、利用回数ごとに料金が発生するものもあるので、住民なら完全に無料で使える、というものでもありません。
タワーマンションのプールやジムに期待するよりも、タワーマンションの近くにスポーツジムがある方が使い勝手は良いと思います。
低層階のメリット:階段で部屋にたどり着ける
これはタワーマンション低層階のメリットになります。
エレベーターは朝の通勤時間や夜の帰宅時間はそれなりに混雑します。
私の住んでいるマンションは、戸数がそこまで多くはないので、他の住民とすれ違うことは多くはないですが、上層階からエレベータが来るのを待つのは面倒です。
その場合は階段を使うようにしています。私のマンションは内廊下になっており、階段は外からは見えない状態ですので、気軽に利用できるメリットがあります。
タワー型のオフィスビルの階段ようなイメージです。
エレベータの利用が億劫になると、外出が面倒になってくるので、家から出なくなってしまいます。毎日使うものですからね。
そのため、低層階であればほぼ利用者のいない階段を独占して利用することができます。
低層階のデメリット:高層階の人に申し訳なく感じる
逆にいえば、エレベータを使うときに、高層階から降りてきた人がいると、少し申し訳なく感じます。
私一人であれば大したことはありませんが、1階に着くまでに途中で止めてしまうことになるので時間を使ってしまったと感じるからです。
気にしなければ良いだけなのですが、私の住んでいる階を1階と間違って降りようとしてくる人がいると、少し気まずい空気になります。
利用者がいないタイミングでボタンを押すなど、余計な工夫をしているのですが、気兼ねなくエレベータを使えるようになると、より良いかなと思います。
この点は、気にしない方なら全く問題ないですが、タワーマンションのエレベータ問題は、それなりに実感しています。
家に帰るときに高揚感がある
タワーマンションはブランド物と同じだと私は考えています。
通常よりも家賃が高いということは、それだけブランド価値が高いといえます。
他の建物よりも背丈が高いので、非常に目立ちますし、エントランスは通常のマンションよりも広かったり、グレードが高いので、毎日家に帰るたびに高揚感があります。
このちょっとした高揚感は1年経過しても変わらずあるので、心理的にはプラスに働いていると思います。
私は妻と二人暮らしなのですが、友人や家族を招く機会が多い方には、より一層、誇らしく感じる方も多いと思います。
24時間365日は誰でも同じです。その限られた時間の中で、自分のことを誇らしげに感じることができるなら、タワーマンションの家賃も割安に感じると思います。
ブランド物の腕時計やバッグなどは、人に見てもらうことで価値が出ますが、タワーマンションは居住性もバッチリですので、一人の時間のほとんどを快適に過ごすことになるからです。
タワーマンションは、通常のマンションと変わらないとわかる
タワーマンションというと、ハイグレードで素敵な場所のようにブランディングしています。
そのため、タワーマンションそのものの価値よりも素晴らしいものに感じる人も多いと思います。
しかし、タワーマンションに1年住んでみると、タワーマンションといっても、通常の鉄筋コンクリートのマンションと何ら変わらないということがわかります。
外観はかっこよく見えていても、内装は意外とチープであったり、低層階でもシャワーの水圧が弱かったりするので、タワーマンションに憧れが強い人にとっては拍子抜けするかもしれません。
タワーマンションでも通常のマンションでも、最重要なのは「立地」、次に「防音性」だと私は思います。
タワーマンションだけど、駅徒歩10分以上で最寄りにお店がないところを選ぶなら、普通のマンションだけど駅徒歩5分以内でお店が充実している地域を選ぶことをお勧めします。
まとめ。一度はタワーマンションに住んでみよう
今回はタワーマンションに1年間住んで分かったことをまとめてみました。
タワーマンションの住み心地は、低層階でコンパクトな部屋であっても総じて「かなり良い」です。
デメリットもあるにはあっても、住み心地やブランド性を考えれば非常に小さなものになります。
住民とのトラブルについても、そもそもプライベート空間で人とすれ違うことは少ないので、ほぼないといえます。
ドラマや漫画では、タワーマンションの階層によってマウンティングがあると書かれていますが、フィクションとしては面白くても、現実はそこまで他の住民に関心がない人がほとんどです。
エレベータの待ち時間はややデメリットかなとは思いますが、その場合は階段を使うなど代替案もあるので、気にするレベルではありません。
低層階であっても、マンションのグレードは高層階と何ら変わりがありませんので、タワーマンションの住み心地を知りたい方は、低層階、かつワンルームなどのコンパクトなところに住んでみてはいかがでしょうか。