親友「学生時代からコツコツと勉強も仕事も頑張ってきて、生活も安定してきた。なのに、なんだか刺激が足りないんだよ。安定はしてるんだけどこのままでいいのかな」
タクミです。安定した人生と予想できる退屈な将来は紙一重です
冒頭の親友は、都内の有名私立大学を卒業後に、公務員として働いています。
奥さんも大手企業で働いています。
はたから見れば「幸せそう」かつ「いい人生を送れそう」な親友です。
26歳にして世帯年収で、すでに700〜800万。公務員なので首も切られませんし、奥様は大企業なので家賃補助などの福利厚生がバッチりとあります。
平均年収が400〜500万円、20台後半の平均年収が300万〜350万の時代に周囲から嫉妬されそうな親友ですが、それでも「刺激が足りない」と嘆くのです。
安定を求めるのが人間ですが、「変化を求める」のもまた人間なのです
変化を求めるのが人間!環境に慣れて飽きてしまった時の対処法とは
「変化を求める」のは「環境に慣れてしまう」から
人間はどんなに成長したと思い込んでも、環境に慣れてしまうと飽きが生じます
親友と同じように、私は刺激をもとめて「港区の六本木や赤坂近辺に引っこしたい」と考えたことがありました。
港区の家賃相場は1Kで11万〜14万と日本屈指の高さを誇ります。普通のサラリーマンはまず住もうと思わない場所です
元は「神楽坂」に3年間住んでいました
「神楽坂」に住んだ当初は、こんな高い家賃の場所に住んでお金は払えるのだろうかとビクビクしていました
そして、毎日のように近所を散歩して、田舎から都会に出てきた少年のように興奮していました。
- やべえ自転車で池袋、新宿駅まで15分で行けるじゃん!
- すげえ、高級そうな家とベンツだらけだ!
- マジでおしゃれでうまそうな店ばっかだわ!
- 神楽坂を歩いている人はみんな小洒落ててなんか意識上がるわ!
神楽坂に引っ越した当初は本当に新鮮で楽しかったです
それが1ヶ月前には港区に住みたいとか思っちゃってました。完全に環境に慣れて「変化を求める」ようになったのです
そして、結果的に私は変化を求めて「麻布」に引っ越しました。しかし3ヶ月住んだら「次はどのマンションに住もうかな」と既に物件を探してます
タワーマンションに引っ越したいと思い、記事にしたこともあります
これだと欲望に終わりがありません。
港区に仮に住んだら次はドバイにでも住むのかと突っ込みたくなりますね
大企業で安定した仕事をしても、環境に飽きると転職を考える
「変化を求める」のは、親友や私だけの話ではなく、会社の同期からもこんな話を聞きます。
- この会社じゃ能力がつかなくて転職のときにつぶしが効かない
- 給料とか総合商社や広告代理店、外資と比べると低くて嫌になる
- ぶっちゃけ、もっと自分の力を試してバリバリ働きたい
入社時点では「名の知れた企業に勤められた」「家賃補助も〇〇万円も出るんだぜ!」と自分たちを誇らしげに語っていた同期も、3年もすると次の職場に転職したりします
それほど人間はルーティーン(同じことの繰り返し)に飽きるのです
恵まれた環境にいても、慣れてしまうとそのありがたみを忘れていきます
離職率が低い企業は「良い企業」と言われますが、実際には転職者は多いものです
「変化を求める」のは、当たり前の日常への感謝の気持ちを忘れていることが原因だったりします
環境に慣れて飽きてしまったら「感謝の気持ち」をもつ
「環境に慣れて飽きてしまう」のは、誰でも同じことです
対処法としては「環境に感謝する」習慣をつけることです
例えば安定した大企業、公務員に勤務している場合には
- リストラがない
- 家賃補助が手厚い
- 年収も平均より高い
- 有給消化率が高い
普通と比較して、数々のメリットがあるのです
このメリットを得るために、普通の人は18年間も努力して有名大学に進学し、さらに死に物狂いで就職活動をして、ようやく大手企業や公務員の「内定」を手に入れるわけです
何年も何年も苦しい思いや不屈の努力をして、ようやく手に入れた仕事に対して、「環境に慣れて飽きた」という気持ちで「ぽいっ」とそれまでの人生を捨てる必要はありません
変化がないことに飽きたことを自覚して「現状の環境に感謝の気持ち」を持つことが大切です。
「感謝の気持ちをもつ」とネガティブな感情を乗り越えられる
「現状への感謝の気持ち」をもつと、ネガティブなことを乗り越えられます
例えばどんなに職場で嫌で辛いことがあったとしても、平凡な毎日に嫌気がさしたとしても、「仕事があること」「平凡な人生が送れていること」は恵まれているはずです
現状に感謝しないままだと、「こんな環境は嫌だ」と「転職」を繰り返す結果になります
そして、大抵の場合は「転職」するごとに「労働環境」は悪くなる悪循環になります
私は、過去に大学を退学する寸前まで行った失敗があり、そこから考えれば「仕事があるだけものすごい恵まれている」ことに感謝できるようになりました
まとめ。人間は「変化を求める」生き物。環境に慣れたら「現状に感謝」してみよう
今の人生に飽きてしまうのは当然です
そんな時は一度たちどまって現状に感謝してみるのがオススメです
私の場合は、ブログを書いて感謝の気持ちを思い出したり、紙やエバーノートなどに「現状で恵まれていること」のリストを書き出したりしています。
例えば今お勤めの会社に通うことで・・・
- 一人暮らしできる予算があって感謝
- 朝の出勤時間がゆっくりで感謝
- 通勤電車の時間が短いことに感謝
- ストレスが少ない職場であることに感謝
このように、とにかく思いついたことを書き出してます。
そして時々書いたものを見直して、「今の現状も想像よりは悪くないな」と現実を見つめて、元気が出たり、「この程度のことで悩んでいたのか」と客観的に自分を見つめることができようになります。
「変化を求める」のは当たり前の感情です
みなさまも感謝の気持ちを書き出してみるのはいかがでしょうか。
きっと想像以上に恵まれていることに気がつき、楽しい気持ちになると思います。