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収入が減った場合をシミュレーションして無駄な支出を減らす方法を考えてみた

 

収入に不安がある人:収入が安定しなくて、もしかしたら減ってしまうかもしれない。収入が減ってしまった場合に生活が維持できるのか不安だな。どうしたら良いのかな

 

タクミです。本記事では収入が減った場合をシミュレーションして無駄な支出を減らす方法を考えてみました

 

安定していると言われている大手企業や公務員の方であっても、休職や時短勤務を余儀なくされることで収入が下がると大変ですよね

 

自営業やフリーランスの方であれば、青天井で稼げるときもあれば収入が0、もしくはマイナスになってしまうこともあると思います

 

私は普通のサラリーマンです。普段はあまり意識しませんが、ちょっとしたことで収入が急に下がることがあるかもしれません

 

そこで収入が下がった場合でも今現在の生活を維持できるのかシミュレーションすることで「無駄な支出を減らす」方法をまとめてみました

 

 

 

収入が減った場合をシミュレーションして無駄な支出を減らす方法を考えてみた

シミュレーション:収入が8割になってしまった場合

まずは休職や時短勤務により収入が8割になってしまった場合を考えてみます

 

たとえば月に20万円の手取り収入がある場合は、16万円にまで手取りが下がってしまうのでかなり厳しい状況ですよね

 

少し収入に余裕がある手取り30万円と仮定しても、24万円にまで手取り額が下がります

 

もし普段の生活で月の収入を使い切ってしまうライフスタイルの方の場合は、収入が下がった場合に生活ができなくなってしまいます

 

対策としては通常時から「生活費の8割で生活できるようにすべし」ということです

 

私は「生活費の2割は最低でも貯金すべし」という教訓だけを意識してきました。普段から生活費の一部は貯金する習慣をつけるのは、急に収入が低下した時に役に立ちます

 

オススメの書籍はこちらです

 

【前提】収入が激減することはあるのか?

 そもそも安定した会社に勤めている人は「年功序列で収入が激減することなんてないんじゃないの?」と思う人も多いと思います

 

しかし私の周りをみても、予想していなかったことをきっかけに収入が激減している人をみてきました

 

  • 結婚で勤務先を変更せざるを得ず、地方の子会社に転職して給与が70%になる
  • 育児休暇を取得したため、給与が60%になる
  • 精神病になってしまい、長期休暇をせざるを得ず給与が50%になる(半分でもありがたいですけどね)
  • 地元の両親の介護のために退職して給与が一時的に0になる

 

私の場合もいつ収入が下がるかわかりません。仕事が無くなってしまえば給与が0になることはなくとも60〜80%まで収入が下がる可能性も0ではないなと実感しています

 

こちらの本では収入の25%を貯金するように解いています。かなり厳しい目標ですが、意識だけでもしておくと良い効果があると思います 

 【実践】実際に家計簿をつけて無駄な出費を減らしてみた

それでは収入が減ってしまった場合のシミュレーションをしてみましょう

 

私の場合は月の手取りが30万円と仮定します。独身ですので子育てや教育費が必要ない為、手取り30万円でも特に問題なく一人暮らしができます

 

月の手取りが30万円あれば、日本一家賃相場の高い港区でも十分に一人暮らしができます

www.takumoney.com

 

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それでは仮に会社からの要請、もしくは精神病や感染症、ケガにより仕事ができなくなってしまった場合を想定します

 

休職の場合、私の場合は収入が3分の2にまで落ち込んでしまいます。手取り30万円の場合は、手取り20万円ということです。手取り30万円の生活水準をしていた場合には、この収入の減少はかなり厳しいですよね

 

もともと手取り20万円の生活水準をしていれば問題ないのですが、手取り30万円の人が手取り20万円の生活をするには十分に意識しないと難しいです

 

 

休職により収入が3分の2に下がった場合を想定して家計簿を見直す

私の場合、特に意識しないで一人暮らしをしている場合は、以下のような生活費がかかります

 

■一人暮らしで30万円を使う場合の支出割当

家賃

110000

食費

50000

交際費

50000

通信光熱費

20000

奨学金

10000

旅行

20000

大型出費

30000

交通費

10000

合計

300000

 

一人暮らしで30万円を使い切るプランです。食費、交際費合わせて10万円。大型出費や旅行に5万円を使えるので、「月に自由に使えるお金は15万円」あることがわかります。かなり優雅な生活ができますよね

 

 

それでは収入が3分の2に下がったと仮定して無駄な出費を減らしてみました

 

■生活水準30万円の人が20万円まで生活費を下げた場合の支出割当

家賃

110000

食費

35000

交際費

10000

通信光熱費

13000

奨学金

10000

旅行

5000

大型出費

7000

交通費

10000

合計

200000

 

こちらが生活費を下げた場合のシミュレーションです。食費が下がり、交際費、旅行、大型出費が大きく下がっています

 

月に30万円を使うプランに比べて、月20万に落とした場合、「自由に使えるお金は食費を含めて5万円強」にまで減少しています。なんと3分の1になってしまいましたね

 

つまり収入が3分の2になるインパクトは、自由に使えるお金が3分の2になるのではなく、3分の1にまで減少するということです

 

この理由は家賃比率が高いためです。見てわかるとおり「固定費」の代表である「家賃」はすぐに下げることができません。この家計簿では家賃比率が50%を超えてしまっていますので、好ましい数値ではないことがわかります

 

こちらはよく読まれている記事です。収入が安定しているときは攻めたお金の使い方ができますが、家賃は安ければ安いほど支出をコントロールできます

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今回は収入が3分の2になった場合を想定しましたが、もし収入が50%になってしまったり、元の手取りが20万円だったとすると、さらに家計簿は厳しくなります

 

その場合には、比率の高い家賃を下げるために、家賃の安い地域に引っ越したり、実家に戻るなど対策を打たないといけなくなるかもしれませんね

 

収入が減った場合をシミュレーションしてみると、普段のお金の使い方の問題点が浮き彫りになってきます

 

 

収入が減った場合の対策方法とは?

それでは収入が減ってしまった場合の対策方法はどうすればよいでしょうか

 

まずは生活予備資金を貯めておくことをオススメします。最初は3ヶ月分を貯めることを目標にしてみましょう

 

  • 月の生活費が20万円→60万円の貯金
  • 月の生活費が25万円→75万円の貯金
  • 月の生活費が30万円→90万円の貯金

 

一人暮らしの方で月の生活費30万円以上の方は少ないと思いますので、少し多めに「100万円」を貯金しておくことからスタートしましょう

 

100万円の貯金があれば、収入が月に10万円分減ってしまったとしても、生活水準を変えずに「10ヶ月」は生活できることになります

 

次に月の生活費を見直すことをオススメします。月に30万円を使い切っていた人は月に25万円に抑えることを考えてみましょう

 

■生活水準30万円の人が25万円まで生活費を下げた場合の支出割当

家賃

110000

食費

40000

交際費

40000

通信光熱費

15000

奨学金

10000

旅行

10000

大型出費

15000

交通費

10000

合計

250000

 

生活水準が月30万円の人が月20万円までいきなり減らすのは難しくストレスがたまります。しかし月25万円であれば、そこまで生活水準を変えずに支出を抑えることができます

 

100万円の貯金があれば、生活費を月に5万円分下げることができれば、生活水準を変えずに「20ヶ月」は生活できることになります

 

同じように月の生活費が20万円の方でシミュレーションしてみます

 

■生活水準20万円の人の支出割当

家賃

70000

食費

40000

交際費

30000

通信光熱費

20000

奨学金

10000

旅行

10000

大型出費

10000

交通費

10000

合計

200000

 

東京、都心近郊に住むなら家賃は7万円はします。食費、交際費など月に自由に使えるお金は「9万円」ありますね

 

■生活水準20万円の人の支出見直し後の割当

家賃

70000

食費

35000

交際費

20000

通信光熱費

15000

奨学金

10000

旅行

5000

大型出費

5000

交通費

10000

合計

170000


家賃は急に減らすことはできませんので、食費、交際費などを減らします。月に自由に使えるお金は
「6.5万円」に減りますが、 生活水準30万円の人と比較して家賃比率が低いため、自由に使えるお金は多いことがわかります

 

100万円の貯金があれば、収入が月に3万円分減ってしまったとしても、生活水準を変えずに「33ヶ月」は生活できることになります

 

このように収入が減った場合のシミュレーションをしてみると月の手取りを増やすことよりも、月の支出をコントロールして貯金を作っておくことの大切さがわかります

 

 

まとめ。収入が減った場合をシミュレーションして無駄な支出を減らそう

収入が減った場合をシミュレーションすることで、貯金の大切さや毎月の生活費の見直しの重要性を肌で感じることができます

 

どんな働き方をしていても、いつ収入が下がってしまうかはわかりません。その時のために1割でよいので月の収入から貯金をするように心がけてみましょう

 

普段から収入に対して支出の割合を抑えることができれば、万が一収入が下がってしまったとしても、収入が改善するまで耐えることができます

 

シンプルライフが流行った理由として支出を増やすこと以外で満足感を得るためにモノを減らすことがウケたのが理由の一つと考えられます

 

普段から支出をコントロールして、無駄な支出がないか考える癖をつけてみることをオススメします