貯金が0の人:稼いだお金は若いうちに使う方がいい。大人になってから得られる経験よりも若いうちに得られる経験の方が実りがある。貯金は30〜40代になり年収が上がってからでOKだろう
タクミです。2年前までこのように考えていました
しかし最近は家計簿を見直したことで大きく貯金体質に変わってきたと実感しています。今でもときどき贅沢はしていますが、家計簿をつけて支出を管理したことで「貯金0から年間200万円」以上の貯金ができるようになりました
そこで今回は「貯金0で良いと考えていた私が貯金を始めた理由」についてまとめました
私と同じように「若いうちは貯金は0でいいだろう」と考えている人の参考になれば幸いです
貯金0でいいと思っていた男が貯金を始めた理由をまとめてみた
貯金を初めた理由1:いつまで仕事ができるかわからないから
私の収入源の97%は本業の仕事から得ています。その為、本業の仕事を大切にしており感覚としては「本業>>>>>>プライベート>>副業>>趣味」という優先順位をつけて時間を割り振っています
しかし本業の仕事はいつまで続けられるか将来はわかりません。幸いにも倒産、リストラのリスクが非常に低い企業におりますので企業の経営自体に不安があるわけではないですが、担当する仕事によってはストレスが大きいこともあります
貯金が0の場合にはストレスにより休息が必要になっても無理に頑張る必要があり、結果として心身の健康を害して長期間働けなくなるリスクがあると考えました。一方で貯金があると「最悪の場合でも1年以上は無収入で生活ができる」という安心感があります
いくら仕事が順調でも貯金をして万事に備えることで安心感を得られます。まずは1年間分の貯金(月20万円なら240万円。月30万円なら360万円)を貯めることをオススメします
貯金を初めた理由2:まとまったお金がないことで損すると感じたから
まとまった貯金がないことで「損する」と感じるようになりました。例えば100万円自由に使えるお金があればお金を増やすことができます。
- 100万円を外国株で運用:年間5%の利益で年間5万円(月額4166円)
- 100万円をせどりの仕入れ費用にする:年間20%の利益で年間20万円
- 100万円を資格試験の学習、読書費用に使う:数年後に利益発生
特に資産運用においては「元手が多ければ多いほど良い」「運用期間が多ければ多いほど良い」という法則があります
- 100万円を10年間、年利5%で運用:164万円(64万円プラス)
- 1000万円を10年間、年利5%で運用:1640万円(640万円プラス)
- 100万円を30年間、年利5%で運用:446万円(346万円プラス)
- 1000万円を30年間、年利5%で運用:4467万円(3467万円プラス)
貯金額が大きく資産運用の期間が長いほど将来得られるリターンが大きくなります。貯金がないと資産運用で得られるメリットは小さくなってしまうと考えました
貯金を初めた理由3:お金を使って得られる経験は初めの1回が最高であるとわかったから
お金を使って得られる経験は貴重です。しかしどの経験も最初の1回目がもっとも満足度が高く、2回目、3回目になると満足度は1回目ほど高くならないことがわかりました
例えば私の場合、ブランド物を購入する際に最初の1つ目を購入するときの満足度がもっとも高く、その後は同じような価格帯のブランド物を購入しても1つ目を購入したときほど満足度が上がることはありませんでした
高級ホテルやミシュラン星付きレストランについても同様です。1回目の経験がもっとも感動するのですが、2回目以降は嬉しいものの1回目に味わった時のような感動は薄れてしまいます
それならば「お金を使う(経験を得る)」経験は年に数回と目安を決めておき、それ以外は使うべき時がくるまでは貯金や資産運用をするほうが良いと考えました
貯金を初めた理由4:お金が原因で選択肢を減らしたくないから
お金が原因で選択肢を減らしたくないのも貯金を始めた理由です
例えば環境を変えたくなったときに「転職」や「引っ越し」をしようと思っても貯金がないことで現状維持を強いられるのは勿体無いと考えました
また貯金は自分のためだけではなく家族やパートナーの支援が必要になったときに使えるメリットがあります
いつでも調子が良いときばかりではないですから、周囲の人が運悪く収入が途絶えてしまったり、一時的なお金の支援が必要な時に貯金がないと何もできないと思うようになりました
貯金を初めた理由5:収入が増えて安定してきたから
最後は物理的な理由ですが、本業の収入が増えたので自然と貯金額が増えてきたのも貯金を始めた理由です
私は新卒時代から3年目にかけては収入は安定せず、月の支出が収入を超えてしまい「赤字家計簿」になることが多々ありました
社会人3年目に働き方改革で「残業0時間が4ヶ月」続いたときは、控除額は昨年度の収入ベースで一定額が引かれるので「手取りが初任給以下」になってしまう時期もありました。このように収入が大きく変動しているとなかなか貯金に手がまわりません
社会人4年目になり収入が増えて安定したことで生活にゆとりができました。また家計簿をしっかりつけることで「支出が収入を超えない」ように強く意識ができるようになりました
本業はキツイことも多いです。それでも「仕事を継続する」ことにより年功序列の企業であれば収入は徐々に増えていきます
私の会社の同期には3年以内に転職した人も珍しくありません。転職で年収を上げるのも一つの手ですが「仕事を継続する」ことでも収入が増えることが予想できるのであれば「いかにストレスを減らすか」に焦点を当てるのも良いと思います
まとめ。貯金があると可能性が増える
私は貯金を初めてよかったと思います。それは貯金があると行動範囲が広がり可能性が増えることを実感しているからです
20代〜30代前半の会社員の方であれば「収入は増えるしいつかは貯金ができるだろう」と楽観的な方もいると思います。しかし私個人の意見としては「貯金は意識しないとできないもの」と考えています
もちろん中には20〜30代のうちは貯金は全くせず自己投資に全てのお金を使いきって人生の晩年に成功するタイプの方もいると思います
しかしその場合でも「少額でも良いのでお金を手元に残す」癖はある方が、仮にうまく行かなかったときにも大きくつまずくことはなくなるので良いと思います
今回は貯金0だった私が貯金を始めた理由についてまとめてみました。少しでも参考になれば幸いです