貯金を増やしたい人:貯金を増やしたい。お金の知識を学んだことで貯金額が増えてきた。趣味は筋トレや読書、SNSくらいだから支出も削減できている。このまま支出を管理していけば一生お金に困らなそうだ。でも他にも趣味が欲しいなあ。どんな趣味がオススメだろう。
タクミです。私は人生100年時代、趣味は大切なものだと思っています。
最近はお金の知識を学べる機会が増えてきました。その結果、趣味が筋トレ、読書、SNSになっている人がたくさんいるのではと思います。
もちろん私も同じです。この理由は筋トレ、読書、SNSは「お金がかからない趣味」だからです。
もっと細かく見ていくと・・
筋トレ:年々衰えていく体力を維持して、健康年齢を伸ばす。
読書:年々衰えていく記憶力、読解力を維持して、新しい知識を活かす。
SNS:通信量の支払いだけで、新しい知識を学べる。(娯楽ではなく学習系の動画・コンテンツが対象です。)
このように、支出を抑えようと考えると、だいたいがこの3つの趣味が「コスパ最強」の趣味になると思います。
とはいえ、これらの趣味は、いわば「趣味の基本」といえます。つまり「どなたでもオススメの趣味だけど、これだけではモノたりない」と思う人も多いと思います。
そこで今回は筋トレ、読書、SNS以外のオススメの趣味を考えてみました。
筋トレ、読書、SNS以外のオススメの趣味を考えてみた【生涯趣味時代】
1:数年間かかってもうまくいくかわからないことを趣味にする。
「うまくいくかわからないことを趣味にするってどういうこと?」と思いますよね。
ご存知のとおり、世の中でうまく生きるには「短期間」で「難しいこと」を「完璧」に達成できる能力が高い人が有利です。
受験勉強は長年の勉強に耐えて、誰よりも早く難しく抽象的な知識を理解し、受験本番まで可能な限り完璧に覚えておかないと難関大学に行けないですよね。
無事に難関大学に入り就職活動をクリアして大企業に入れても、終わらない量の仕事を限られた時間内にやりきるスキルがないと、出世はできず給与も上がりません。
ただ、これは理想的な話ですし、このような高いスキルを持った一部の選ばれた人になることは難しいですよね。
一方で「趣味」の範囲でなら「うまくいくかわからないこと」を「数年単位」で準備してやるチャンスがあります。
例えば・・・
- 国内・海外のMBAで勉強したい。(数年単位の勉強が必要だが、トップスクールの合格は難しく、合格できない可能性が高い。)
- 自分で作った商品を売りたい・才能を認めてもらいたい。(ハンドメイド、絵、音楽、文章などの作品を売りたい。センスがなく1枚も売れない可能性が高い。)
- とにかく高級なタワーマンションや高級住宅街に住みたい。(会社員の給与では達成不可能。資産形成がうまく行けば老後には達成できるかも。)
これはあくまで一例です。要は「普通に生活していて短期間の達成は無理だけど、数年単位で時間をかければ可能性は0ではない」ことにチャレンジできるのが趣味の素晴らしいところです。
2:自分が苦手だったものを趣味としてチャレンジする。
他にも自分が苦手だったものを趣味としてチャレンジするのもオススメです。
- 中学・高校の6年間だけでは英語が身につかなかった。でも10年間勉強すればもしかしたら英語が好きになるかもしれない。
- 学生時代は運動が苦手だった。でも何歳からでも新しい趣味を始めれば10年経てばセミプロになれるジャンルがあるかもしれない。
- 人付き合いが苦手だった。でも数年間インターネットで情報発信し続けたらファンができて人気者になれるかもしれない。
- ピアノを弾いてみたかった。大人になってレッスンに通ったが簡単な曲も弾けない。でも20〜30年継続できれば弾きたい曲が弾けるかもしれない。
趣味を選ぶコツは「趣味なのだから何年かけて結果は失敗でも問題ない」ということです。
趣味はあくまで「人生の暇な時間を少しでも有意義にするもの」の位置付けでOKですから、「本業の収入アップに活かそう」「リターンを求めよう」と思うと、その瞬間趣味ではなくなります。
ほとんどの人は学生時代に苦手だったものにコンプレックスを持っていると思います。
例えば、私は学生時代、シャイだったので人付き合いは得意ではありませんでした。そのため「自分は人よりもコミュニケーション力が劣っている」と劣等感を持っていました。
そこでコンプレックスを解消するために、学生時代は30〜50代の人が集まるコミュニティに一人で参加したり、社会人になってからはマッチングアプリで数十人の女性と話す機会を作り、時間をかけてシャイな性格を改善してきました。
マッチングアプリでは実際に彼女も作ることができました。
他にはブログで情報発信をして、自分の考えに共感していただけるファンを作りたいと考えていました。(うまくはいっていないですが笑) ただ何もしないよりはチャレンジする方が楽しいと感じています。
昔はコンプレックスだったことでも、時間をかければ解決できるかもしれません。
生活に必要なお金は本業で稼いでいればOKなので、趣味ではうまくいくかどうかは問題にする必要はありません。苦手意識のあることに積極的にトライしてみましょう。
3:やりたい趣味が見つからないときは「少しだけ普段の行動を変える」のがオススメ。
趣味をやるときに一番難しいのは「やりたいことが見つからない」というものです。
「今までの人生でそんなに苦労せず楽しく生きてきた。特にやりたいこともないなあ」
このような方も多いと思いますし、この場合、新しい趣味を始めるだけでも面倒に感じてしまうかもしれません。
そんな時は「図書館」や「書店」に行って、色々なジャンルの本を読んだり、SNSを漁って面白そうな人がやっている趣味をマネてみたり、普段は行かない近場の駅で降りて散歩してみたり、少しだけ普段の行動を変えると見つかりやすくなります。
要は「普段の自分がやらない行動を月に1回くらいはやってみる」ということです。
こちらの記事の「いくつになっても好きなことをやりなさい」で詳しいやり方が書かれています。
4:趣味が見つからないと長い人生が辛くなる。
「本業があり、家族がいて、健康であり、何不自由ない生活。だけど退屈を感じている」というのは、誰しもが経験することです。
特に100年時代というように、年々、寿命が伸び続ける時代の中で「安定した生活」だけを追い求めて、リスクを避けて収入や貯金額を増やしてくだけでは、刺激がなく退屈に感じてしまうのも仕方のないことです。
例えば私は「東大に行ったら人生変わりそう」「大企業に入ったら面白そう」「港区に住んだら刺激的な生活になりそう」と思いトライしてきました。
その結果、得られた経験は素晴らしいものがありましたが、その一方で「まだ100歳まで70年もあるのに、次にやりたいことが見つからない」という退屈を感じる状態になっていました。
また、最近東大時代の知り合いに会う機会がありました。その人は日本でも最高レベルにホワイトの企業に勤めており、家族もおり何不自由のない生活を送っているようでした。
それでも「仕事のやりがいをあまり感じない」という話をしていたので、私だけが退屈に感じているわけではないようです。
そこで「趣味」が大切になってきます。一例ですが、私は1年前にクラシックピアノの練習を独学で再開して、昔は弾けないレベルだった「英雄ポロネーズ」を暗譜できるようになり、強い達成感を感じました。
なぜ達成感を感じたかというと「英雄ポロネーズのように音大レベルの人でも難しい曲は弾けない」「社会人になったら練習時間が取れない」「レッスンに通わないと弾けない」という3つの思い込みとコンプレックスを一気に解消することができたからです。
ピアノであれば他にも弾きたい曲がたくさんありますし、生涯弾き続けることができるので一生の趣味にしたいと考えています。
「生活が安定すること」が第一ですが、それだけでは退屈に感じてしまいます。それを趣味によって少しでも面白いものにできれば良いですよね。
まとめ。生涯趣味時代。時間をかけてなんでもトライしてみよう。
冒頭に書いた通り、「筋トレ、読書、SNS」など、現在はお金がかからず、かつ有益な情報を得る機会が増えました。
また、実際にお金に困らない人も年々増えていると思います。生活が安定することが第一に必要ですからね。
しかし、生活の安定だけでは飽きがきてしまいます。
筋トレ、読書、SNSは趣味の基本として続けていく一方で、それ以外に「自分がやってみたいこと」にもトライすると、少しだけ刺激のある人生が送れるのではと考えています。
テレワーク時代になり、年々、自分の時間が増えることが予想されます。
その時に、時間を持て余して「退屈」にならないように、少しでも興味のある分野の趣味を見つけて、時間をかけて継続してみるのはいかがでしょうか。