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港区男子が最近読んで面白かった本と感想まとめ【2021年2月1週】

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読書が好きな人:読書をするのが好きだ。だけど自分だといつも同じジャンルを読んでしまうから他の人が読む本や、本を読んで考えたことを知りたい。

 

タクミです。今回は港区に一人暮らしをしている私が最近読んだ本をざっくりご紹介します。

 

私は読書が好きです。新しいことを学べることも楽しいですが、単に本の内容を鵜呑みにするのではなく、自分の思考と照らし合わせることができるので、多くの本を手にとるようにしています。

 

そこで今回は、ジャンル問わず、最近読んで面白いと思った本を紹介します。

 

1冊でも興味がある本を見つけてもらえると嬉しいです。

 

 

 

港区男子が最近読んで面白かった本と感想まとめ【2021年2月1週】

1:正義を振りかざす「極端な人」の正体 (光文社新書) [ 山口真一 ]

SNSの炎上が問題になっていますが、本書は「誰が炎上を引き起こすのか」を中心にまとめられています。

 

SNSの炎上は、昔は「世の中に不満がある低所得者、かつ時間がある無職の人」が起こしていると考えられていたそうです。

 

しかし実際には「平均よりも所得の高い上場企業の会社員や主婦など、皆さんの身近にいる人が引き起こしていることがわかった」という文が印象に残っています。

 

裏を返せば「誰でも炎上の加害者になれる」ということでもあるのかと考えました。

 

また、炎上が大きくなるのは「マスメディアで公開されるから」とも書いてあります。

 

確かにTwitterでバズったとしても、Twitterをやらない人からすればその情報にアクセスできません。

 

しかしテレビでインターネットでバズった記事を取り上げることで、老若男女にまで情報が拡散されて炎上となってしまうということでした。

 

私はブログやTwitterで4年間情報発信をしていますが、炎上を経験したことはありません。

 

とはいえ情報発信をする立場である以上、炎上する可能性は0ではないので、気をつけていきたいです。

 

情報発信者でなくとも、ほとんどの方がSNSを触れずにいられない時代です。

 

SNSの情報がどのように拡散されてしまうのかを知っておく意味で、良い本だと思いました。

 

 

 

 

2:麹親子の発酵はすごい!/山元正博/山元文晴

私は大学時代は「バイオサイエンス学科」というところで遺伝子組み換えの研究室に所属していました。

 

ただ、一つだけ心残りがあり、それは「醸造学科」というお酒や味噌を作る学科の方が面白そうだったのに、その学科を蹴ってしまったということです。

 

私は高校時代から「健康」と「食品添加物」の関係性に興味がでたので、本来ならば「醸造学科」の方が行くべきだったのですが、「バイオサイエンス学科」の方が偏差値が高いというつまらない理由で「醸造学科」を蹴ってしまいました。

 

さて、そんなわけで今回の本は「発酵」について書かれた本です。

 

特に日本では「麹菌(こうじきん)」を使って、醤油、味噌、みりんなどの基本的な調味料が作られている性質があるそうです。

 

つまり日本人である人ならば、発酵食品は身近な存在であり、麹菌の力を使うことで健康でいられるという話が書かれていて面白かったです。

 

なお「発酵」と「腐敗」は同じことだそうです。

 

菌が食物に付着して、人間にとって良いものは「発酵」、害があるものは「腐敗」と呼んでいるだけであり、原理は同じとのことです。

 

私はブルーチーズは食べられませんが、知り合いの中にはブルーチーズこそ大好物という人がいます。

 

私にとってブルーチーズは「腐敗」であり、知り合いにとっては「発酵」なのかな、と思った次第です。

 

本書は文体もマーカーが引いてあり、噛み砕いて書かれているので生物学の基礎がない方でも読みやすくオススメです。

 

 

 

 

3:XaaS(ザース)の衝撃 すべてがサービス化する新ビジネスモデル [ 日経産業新聞 ]

Saas,Iaas,MaasときてXaas(ザース)という概念について書かれた本です。

 

IT業界の方であれば、これらの造語は知っている方も多いと思いますが、どれも「〇〇がサービスとして提供される」ことを指します。

 

簡単にいうとXaasとは「身の回りのサービスがインターネットで提供される時代」ということになります。

 

本書ではXaasの一例が紹介されていて「今はこんなサービスがあるのか」と知ることができます。

 

  • 感染症により公共機関(電車、バスなど)に乗って密を避けたいという人のための相乗りサービス
  • レストランの来客減に対応した、月額制の移動販売車のレンタル事業

 

今後は今までにはないスピードで新しいITを通したサービスが展開されていきます。

 

2020年はキャッシュレス時代でしたね。

 

スマホのアプリで簡単に決済ができますし、ほとんどのお店でクレジットカード決済ができるので、私は現金を使うことはほとんどありませんでした。

 

また2018〜2019年にアジア圏に出張した際には「Grab(グラブ)」という配車サービスで、1回200〜300円でホテルから仕事場まで送り迎えしてくれるのが快適すぎた経験があります。

 

2020年には日本でもウーバーが浸透しだして「ウーバーイーツ」を使って「家にいながら外食を楽しむこと」がもはや当たり前になってきましたね。

 

2021年はどのようなサービスがでてくるのでしょうか。楽しみです。

 

4.いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。 [ ジュリア・キャメロン]

こちらの本は芸人の中田敦彦さんのYouTubeで紹介されて知った本です。

 

中田さんはすごい方ですよね。何がすごいかというと「興味はあるけど難解そうで手が出なかった本を解説してくれる」ことです。

 

特に私が過去に読まないジャンルだった「歴史」「政治」「宗教」「文学」の話は、いつも勉強になっていて楽しめます。

 

ちなみに動画については内容の薄さや間違いを指摘されることもあるようです。

 

ただ、中田さんの動画は「本の内容をかい摘んで要約している」動画なので、紹介された本の中で気に入った本があれば「自分で時間をとって内容を理解すれば良い」くらいの軽い気持ちで動画を見るのが良いと思います。

 

さて、今回は「自己啓発本」に該当する本です。

 

そのため、誰にでも読みやすいのでオススメできると思います。

 

この本では以下の4つのシンプルなルールを実践することを進めています。

 

ざっと説明すると以下のとおりです。

 

  1. 朝日記:朝起きたときに頭の中の思考をノートに書き出す。
  2. アーティストデート:今までやっていなかったことをやる。
  3. ソロウォーキング:スマホもイヤホンもせずに手ぶらで散歩する。
  4. メモリーワーク(回想):過去のことを回想する。

 

このような「ハウツー」は私は昔から好きで、実は全て無意識にやっていることでした。

 

この内容をやればOKというわけではありません。

 

本書の目的は「仕事を引退した後に何をしたいのか路頭に迷わないようにする」ことです。

 

つまり対象年齢は50〜60代の「仕事を終えようとしている方向け」になっています。

 

私は30歳です。しかし20代の頃から「今の仕事をしなかったら何をしているのだろう」と常に考えています。

 

特に近年は「FIRE」という「30代〜40代で5000万円以上の資産を貯めて仕事を辞める」ことを目的にする人や、20代から堅実に資産運用を始める人が増えました。

 

私も28歳から貯金を初めて、貯金0から1年目に100万円、2年目に300万円増やすことができるようになりました。

 

しかし、時々「お金に苦労しない生活を実現しても、その先に何があるのか」と考えるようになりました。

 

本書でも「仕事ばかりだった人が引退後にバカンスをしたり、やりたかったことをしても数週間で飽きて、すぐにやりたいことがなくなる」と書いています。

 

そして「最悪の場合、うつ状態になる」とも書いてあります。怖いですよね。

 

これは「仕事というルーティンワークがなくなったことで、毎日やっている習慣がなくなってしまい、また誰とも関わらないので日々の生産性がわからなくなる(ただご飯を食べて寝るだけの生活)から」だそうです。

 

私の場合、30歳の今でも仕事で有給休暇をとった日は「彼女も友人も家族も仕事で一人だし、本当にやりたいことって何なのだろう」と常に考えてしまいます。

 

一人で近所の六本木ヒルズやミッドタウン周辺を散歩して、買い物をしたり成城石井で美味しいものを買っても、毎回同じ行動だと寂しいですし飽きてくるんですよね。

 

それだったら「何もしなくて後悔した有給休暇」よりも「先輩に怒られながらも、メールをしたり資料を作ったり、ミーティングをしている一日の方がよかったかも」と思ったりします。

 

最近になって、ようやく「クラシックピアノで新しい曲を弾きこなすこと」や「大学院に戻って英語や趣味の研究をすること」など、少しずつやりたかったことが見えてきました。

 

しかしこれらは30歳の今でなくても50代、60代でもできることです。

 

「若いうちからお金を貯めて早く仕事から逃げよう」という姿勢でいるよりも「色々な経験を積んで本当にやりたいことをリタイアするまでに見つけよう」という姿勢でいる方が良いのかなと考えなおすきっかけになった本です。

 

 

 

 

まとめ。目的なく読書するのは面白い。

今回、紹介した本は「この本読みたい!」と思って手に取った本ではなく、「暇だし何か読んでみようかな」と思って、軽い気持ちで読んだ本ばかりです。

 

その証拠に今回紹介した本のジャンルはバラバラですよね。

 

私は「この本を読みたい!」と思ってしまうと、どうしてもジャンルが固まってしまい、新鮮な気持ちで本を読めなくなってしまいます。

 

そこで、あえて「適当に目についた本」を手にとって読み、つまらなかったら読むのをやめて、おもしろかったら今回のようにブログにまとめるスタイルにしようと思っています。

 

このように読書をすると「今まで知らなかった知識や考え方」を発見したり「今まで考えていたことがまとめられている」ことを知って「自分の考えはそこまで的外れでもなかったんだ」と気づくきっかけになったりします。

 

やはり読書は生涯にわたって継続したい習慣です。

 

というわけで今回は私が最近読んで面白かった本と感想をまとめてみました。

 

今後も面白い本を見つけたら紹介していこうと思います。