タクミです。
社会人になってから、会社の推奨もあり、いくつかの資格試験の勉強をしてきました。
得意なジャンルもあれば、何年勉強しても苦手に感じるジャンルもあり、四苦八苦しながらもマイペースに勉強を続けています。
社会人生活と資格取得のバランス
ところで、勉強の目的はいくつかに分類できます。
- 資格を持っていることによる外部評価の向上
- 資格を通して身についたスキルを使った業務効率の改善
- 新しい知識を得ることによる知的好奇心の向上
- 頭を使うことによる読解力、記憶力、忍耐力の向上
他にも候補はありますが、一番の目的は「1」であることが多いでしょう。資格取得が収入に直結するためもっともリターンの高い目的です。
- 昇進して給与を増やすためには、TOEIC700点が必要だ
- 異業種に転職する。独立するのに士業の資格が必要だ
その次に「2」の目的がきます。資格試験に合格することは必ずしも必要ではないものの、業務で使う知識を知っていないと業務に支障がでます。仕事の評価は収入に直結するため、これもリターンの高い目的です。
- 経理の仕事をするには簿記3級以上の知識が必要だ
- システム開発をするには基本情報技術者以上の知識が必要だ
- 危険物を取り扱うので、危険物取扱者の知識が必要だ
それ以外の3、4については、自己啓発の部類になります。
読書でも同じ効果が得られますが、資格合格という形に残ることで、読書よりも自己肯定感をあげる効果が高くなります。
どの目的にしても勉強を継続することがより良い人生に繋がります。
ほとんどの人は、1、2の目的のために資格勉強をします。合格するまでは辛いことも多いですが、受かったときの感動は非常に大きいです。
一方で、時間が経過すると、1、2の資格を取れてしまうので、資格のための勉強をする必要がなくなってきます。
ここで2パターンに分かれます。勉強をやめる人と、3、4の目的のために勉強を続ける人です。
1、2と比較すると3、4は時間をかけてもリターンが大きくありません。いわゆる「タイパ(タイムパフォーマンス)」は低くなります。
私の例ですと、すでに1、2を目的とした資格取得は済んでいます。しかし先日も試験を受けにいきましたし、今後も受験を継続する予定です。
はじめのうちは1、2の試験に何度も落ちて悲しい気持ちになっていたのですが、今では自らの意思で新しい資格に挑戦したい気持ちが強くなりました。
資格を取得しても収入に直結しない。それでも勉強したい。という状態になると、勉強が少しずつ面白くなってきます。
ということで、私は今後も資格試験の勉強を続けていきたいと思います。
私は、他にもやりたいことがあり、資格取得は必須ではない状態です。
そのため資格勉強の優先度は下がりますが、「必要はないけどやりたくて勉強する」状態は大変心地が良いです。
貯金、資産運用も、すでに老後資金については目処がたったのですが、「少しずつでも貯金、資産を増やす」のが楽しい状態になり、継続しています。
結局のところ、何をするにしても「自分がやりたいから」という状態になれるのが、一番良い状態なのではと考えています。