タクミです。
新卒で入社した会社で9年目になります。
それなりに忙しい噂、ブラックな噂を聞いていたこともあり、まずは最低3年間もつだろうか、と不安になった記憶があります。
結果的に、8年間以上働くことができており、今のところは問題なく働きつづけられそうです。
転職が当たり前になり、私の周囲では2〜4社目という人も多いですが、大多数の方は最初に務めた会社で長くはたらくことになります。
正直な話、運も味方してくれたと思いますが、そんな私が8年以上働けた理由について、学生時代にはわからなかったことをまとめます。
長く働くことのメリット。資産形成の近道
有給休暇は一番重要
有給休暇がとりやすい会社というのは、それだけで非常に価値があります。
例えば、有給を何日取れるか、という点も重要ですが、1時間休、時差勤務、テレワークなど、働き方をある程度、自由に選択できることが、仕事を続ける上では重要です。
また、1ヶ月前から休暇を申請する、というような縛りがなく、前日、もしくは当日であっても時間休暇や休みを取れるというのもありがたいです。
有給休暇が取れる会社というのは、仕事を代わりにやってくれる人がいる会社ともいえます。
そのため、大手企業の方が精度が整っているケースは多いです。
とはいえ給与も大切
休みが取りやすいだけでも嬉しいですが、せっかく休みを取っても給与が低く、手持ちがないと、遊びに行くことができず、家でゴロゴロ過ごすことになります。
最近は労働基準法の改正によって、労働時間の管理が厳しくなり、その分、残業が減っています。
残業が減るということは、余暇の時間があるということですが、収入がダイレクトに減ります。
私の会社でも、ほんの10〜15年前までは月に100時間以上の残業をして、毎月の給与が、ボーナスと同じくらいもらっていた、という話を聞きます。
私が入社してからは、特に働き方が厳しく管理され、多くとも年間400〜450時間くらいです。
先輩方と比較すると、年収50〜100万円は低くなっていると思いますが、それでも平均以上の給与が貰えているので、休暇に遊びにいくことができます。
年休も多く、給与も平均以上という会社は限られますが、一番チャンスがあるのは学生時代に就活を頑張って、少しでも待遇の良い企業に入るということです。
私の会社でも、就職留年して2回目の就活で入社できた、という人が少ないですがいました。
学生時代の1〜3年分を伸ばしてでも、納得のいくまで就活をするのが近道です。
最速出世でも最後尾でもなく、仕事に対する強いこだわりがない
これが一番重要な気がしています。
私の会社では、最速出世できるくらい優秀な人は、外資系ITやコンサル、事業会社に3年たたずに転職しています。
また、仕事についていけない、部署と合わない、という理由で、同じく3年たたずに転職した人もいました。
それ以外にも、この会社でどうしてもやりたいことがある、という仕事に対する強いこだわりがある人が、配属希望が叶わず、30前後で転職しています。
どうしても起業がしたい、親の事業を継ぐ必要がある、という人も、少なからず辞職しています。
私は最速出世できる優秀さはなく、どちらかというと仕事についていくのがギリギリの状態でした。
研修を受けても周囲よりも理解が遅く、資格取得もかなり遅かったですが、30歳を超えてから、なんとか半分よりやや後ろくらいの位置にきたので、今の仕事を継続していこうと思っています。
ある意味、ボリューム層にいることが、会社を続けられる理由だったりします。
まとめ。仕事は運の要素が強い
仕事は運の要素が強いです。
どの会社に入社するか、どの部署に配属されるか、社会的な動きはどうか、自分の業界は伸びるのか衰退するのか。
これは、学生時代には正直わかりませんでした。株式投資で値上がりする株を予想するのと同じで、誰も予想できないことです。
私自身、そこそこ長く働くことができていますが、正直、ここまで安定して働けるとは思っていませんでした。
20代の頃は、厳しい環境で耐えていたこともありますし、順風満帆かといえばYesと大きな声で言えるほどではない。
それでも、唯一、長く働けば働くほど、今までは無理だと思っていたことができるようになったり、ひょんなことで評価されたりする経験を積むことができています。
FIREのように、若くから貯金、投資に励んだとしても、0からスタートすると数千万の資産が貯まるのは、どんなに早くても30代になります。
それまでの22〜30の間に長ければ8年間は仕事を継続する必要があります。
少しでも長く働くことが、結果として資産を作ることに繋がり、仕事以外の選択肢を生み出すことにつながります。
私は数千万といっても、まだ序盤の金額しかありませんので、まだまだ働き続ける必要があります。
人より時間がかかっても良いので、長く働けそうな会社に入るのが、資産形成の近道です。
となると、結局は就活や転職で頑張る必要があるのですが、もしうまく希望の会社に入れた人は、見切りをつけるのは慎重に、チャンスを伺った方が良いのでは、と思います。