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30代社会人が200時間勉強してわかること

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タクミです。30代の都内在住の会社員です。

 

私は2022年11月から勉強の習慣をつけるべく、時間を計測して勉強を始めました。

 

20代の頃もちょこちょことは勉強しており、PMP、ITILなどのIT分野のマネジメント、運用管理の資格を取ってはいましたが、苦手なテクノロジー系は避けてばかりでした。

 

さて、そんな私でも200時間ほど勉強するとわかってきたことがありますので、今回は「社会人が200時間ほど勉強してみてわかったこと」をまとめます。

 

 

 

30代社会人が200時間勉強してわかったこと

1日の勉強時間は2時間以上とるのも大変

学生時代は暇でした。いくらでも時間がありましたし、勉強が本業なので、勉強しようと思えば1日何時間でも勉強できる環境です。

 

しかし社会人は1日2時間以上勉強するのはなかなか大変です。私も計測してみると、1日1.7時間(月50時間)程度の勉強時間しか取れていませんでした。

 

平日は本業の仕事で時間を取られます。8時過ぎに出社して21時に帰宅し、22時過ぎには寝ているので、平日に勉強できる時間は「朝5〜7時」と、昼間の休憩時間しかありません。

 

休日は土日を使って1日勉強できる!と思いきや、平日の疲れの回復に使ったり、奥様との時間や、買い物、家事などで、まとまった時間を勉強できるわけではありません。

 

そのため、休日は4〜5時間できれば十分、というくらいです。30代になると体力的に6時間以上勉強することも難しくなります。

 

社会人の勉強は、学生時代の勉強とは異なり「少ない時間でいかに長い期間勉強を続けられるか」が勝負になるとわかりました。

 

20代よりも理解力は高いが、記憶力は低いので、効率は良くない

30代の強みは「20代よりも経験値が高い」ということです。

 

30代であれば社会人になって8〜10年は経過しているわけですから、現場で揉まれて「どの知識が必要なのか」を体感的に理解できます。これが学生にはない一番の強みです。

 

一方で、30代では20代よりも記憶力が低くなります。

 

加齢によって記憶力が低くなるというよりも、「20代は勉強が本業で、かつ10代からの勉強習慣が残っている」ので、記憶力が高く、「30代は勉強に割く時間が少ないので記憶力が衰える」というのが正しいです。

 

年齢に関係なく、1日30分でも勉強を続けられる社会人の方には当てはまりませんが、私のように数年間勉強を辞めてしまうと、リハビリに時間がかかります。

 

少しの時間でも良いので「勉強を長期間継続する」ということが一番重要だと理解しました。

 

受験の直前期の追い込みができないのが30代だといえます。

 

若い年齢での勉強の方が価値が高いと気づける

勉強の目的は区別する必要があります。

 

一番は「生涯賃金を増やす」こと。つまり「学歴や資格をとり、専門職や高給な職を得ること」でしょう。

 

30代になるとわかりますが、一番生涯賃金を決めるのは「入社した会社」です。

 

22歳〜25歳の新卒の頃に、高給の企業に入社できれば、そのあとは「無勉強」でも生涯賃金は高いままです。

 

一方、転職によって高給の企業に入社するのは、相当な努力が必要で、そのために資格勉強をしても、確実に転職できる保証はどこにもありません。

 

ただ、高給の企業は人気ですから、当然「学歴」が求められます。

 

さらに「学歴だけ」ではダメで、体育会で主将であったり、研究で成果が出ていたり、語学が堪能であったり、コネがあったり、ルックスが良いなと、何かしら秀でるものがなければ、人気企業の入社は難しいです。

 

このように考えると、一番勉強が必要なのは「10代〜20代前半」までで、やはり学歴をつけるのが一番効率が良くなります。

 

資格は「公認会計士」などの士業でない場合は、会社の昇進試験で定められていない限り、ある意味「なくても問題がない」資格になります。

 

私の場合は、会社の昇進試験分の資格はすでに獲得済みのため、今やっている勉強は「今の本業をより楽にするための勉強(知識があると捗る)」、そして「転職する場合、ほんの少し効果がある(かもしれない)という希望」があって勉強しているといえます。

 

すでに30代になっているので、今から生涯賃金を増やすのは相当難しいのです。

 

趣味の勉強は何歳からでもおすすめですが、「収入を増やす」という点でいえば、勉強効率が最も高いのは「10代〜20代前半」ということを実感しました。

 

まとめ。それでも勉強は楽しい

今回は30代の社会人が、4ヶ月ほど勉強を続けて「200時間」の勉強をしたことで、わかったことをまとめました。

 

30代の勉強は、20代の勉強とは異なり、生涯賃金に直結する勉強ではなくなる場合があります。

 

30代といっても、35歳までであれば、まだまだ生涯賃金の高い会社に転職できる可能性は残っていますが、どちらかといえば「今の会社で昇進する方法」を考えた方が賢明かもしれません。

 

それでも、勉強を続けたことで「勉強は楽しい」ということに気づけました。

 

今までも、いろいろなジャンルの本を好き勝手読んで、知識をつけるのは楽しいのですが、一つの分野に特化してガッツリ勉強すると、その分野に対してどんどん勉強意欲が湧いてきます。

 

現在は200時間程度の勉強ですので、「通過点」でしかありませんが、資格取得だけを目的にせず、このまま500時間、1000時間と勉強を積み上げていければ、32歳の今とは違った世界があるかもしれません。

 

貯金でも200万円の頃から、500万円、1000万円と壁を越えるたびに、お金の使い方がどんどん洗練されていくことを体験していますので、勉強もおそらく同じかなと思います。

 

社会人で勉強をされている人は、それだけですごいことだと思います。

 

私もまだまだ勉強したてですが、できるかぎり勉強を継続していきたいと考えています。

 

なお、勉強を独学でしているかたにおすすめの本をご紹介します。

 

www.takumoney.com