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【国家資格】3年ぶりに応用情報技術者試験(AP)を受けた感想

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タクミです。

 

2023年秋の応用情報技術者試験を受けてきました。

 

応用情報技術者試験は、20代の頃に数回受験して不合格になり、一旦離れて他のベンダー資格を先に取得し、社内資格の条件を満たしたものの、30代になって勉強熱が復活したので再度受験してみたという形です。

 

ベンダー資格(PMP)合格体験記はこちら。

www.takumoney.com

 

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応用情報技術者試験は、IPAという団体が主催している試験です。余談ですが、団体は文京区本駒込のグリーンコートという綺麗なマンション地帯の施設にあるようで、周辺はとても整備されて心地が良い場所です。グリーンコートに住めるなら転職したい。

 

合格発表は2023年12月なので2ヶ月後ですので今回は省きます。

 

 

 

3年ぶりに応用情報技術者試験を受けた感想

午前問題:傾向が大幅に変わるも準備していれば問題なし

応用情報技術者試験は「午前」「午後」に分かれています。

 

どちらも100点満点中60点以上で合格となります。

 

そのため、まずは午前問題で60点以上をとる必要があります。午前問題は4択の80問が出題されるので、60%の「48問」に正解できれば合格です。

 

午前問題に関しては当日中に回答がでます。私は自己採点の結果、59問/80問(73.5%)で問題なく合格できていました。

 

2023年4月の過去問を解いたときも「2023年から一気に難しくなった」と感じました。おそらく過去問の対策で高得点をとる人が連発したため、過去問暗記だけでは合格できないように調整が入っているようです。

 

とはいえ今でも4割程度は過去問の流用ですから、しっかりと過去問対策をすることで32問程度は正解できます。

 

10問くらいは、どれだけ対策しても知らないと解けない用語がでてくるので、そこを勘で答えつつ、計算問題7〜8割回答できれば十分に合格点をとれると思います。

 

午後問題:初のネットワークに挑むも時間切れ

午後は11分野のうち、必須のセキュリティ分野を含めた5分野を選択できます。

 

  1. セキュリティ→暗記で対応可能★
  2. 経営戦略→戦略に関する知識+簿記の知識が必要だがなくても解ける★
  3. プログラミング→苦手な人は避ける
  4. システムアーキテクチャ→中学レベルの計算問題だが時間が必要
  5. ネットワーク→暗記量が多く応用した知識が必要
  6. データベース→暗記と実務経験が必要だが簡単な年もある。
  7. 組み込みシステム→事前知識は不要
  8. システム開発→事前知識は不要
  9. プロジェクトマネジメント→PMBOKの知識が必要だがなくても解ける★
  10. サービスマネジャー→ITILの知識が必要だがなくても解ける★
  11. システム監査→国語の問題★

 

応用情報技術者試験は、この前段の基本情報技術者試験よりも簡単と言われることがあります。その理由は「午後の選択問題で国語の問題だけを選択することができるから」です。

 

星マークをつけた分野は、文章読解力がある人にとっては対策なしでも解ける場合があります。基本情報はプログラミングが必須になりましたが、応用情報技術者試験では苦手な方は避けることができるので、応用情報技術者試験のほうが簡単と思われるのです。

 

私も過去数回はこれらの分野を選択しており、一番点数が良いときで「59点/100点」まで取れていたものの、あと一歩が遠く合格できないままでした。

 

大学受験では英語、数学、生物の3科目受験しかしておらず、現代文のセンター試験は5〜6割の点数しか取れていないので、文章読解力に自信がなかったこともあります。

 

そこで、2023年4月に安全情報確保支援士(SC)を先に受験(午前合格、午後I不合格)したこともあり、その際に学んだ「ネットワーク」を選択してみることにしました。ネットワークやデータベースは、知識さえあれば安定した点数が取れると考えたからです。

 

今回は、セキュリティの問題と同じく「メールサーバ」に関する問題だったこと、最初の方の問題はスルスル解けたので「いける!」と確信して選択したのですが、中盤から後半にかけて段々と難しく感じ、1分野25分で解く想定だったのが、40分もかかりました。

 

問題を解く順番は「セキュリティ→ネットワーク→プロジェクトマネジメント→サービスマネジャー→経営戦略」であり、2番目に解いたネットワークで時間を使ってしまったことで、経営戦略はほぼ勘で回答することになってしまいました。

 

応用情報技術者試験の午後問題は、分野によって難易度が異なります。午前問題のように「48問以上正解で合格」というわけではなく、午後の採点はその年の平均点数により調整されるので、難易度はあまり気にする必要はありません。

 

とはいえ、私個人としては初の午後問題の時間切れを体験し、応用情報技術者試験の壁は高いと再認識しました。

 

それでも、初めて技術分野を選択したこと、そして「難しかった」とX(Twitter)でつぶやかれていたネットワーク分野でも、手も足もでない状態ではなく、しっかりと回答できていたと(個人的には)思うので、その点はSC分野の勉強の成果が出ていると確信し、ネットワーク分野を選択して良かったと感じました。

 

まとめ。応用情報技術者試験を受けてみよう

応用情報技術者試験を受けてみて、自身のスキルを図る上でとても重要な試験だと改めて感じました。

 

応用情報技術者試験では午後は11分野もあります。合格するためには得意な5分野を選択すればOKですが、せっかくならば全分野で合格点を取れるようにしておくことで、自身の知識の底上げができると思います。

 

私は初のネットワーク分野を選択してそれなりに解けることを体感できましたので、仮に不合格でも、次に受験する際は「データベース」など新しい分野を選択してみようと思います。

 

私自身は、仕事でプログラミングもしておらず、ネットワーク分野も触れたことはないものの、今後、IT分野でマネジメントをしていく立場を目指すためには、応用情報技術者試験の技術よりの分野も知っておく必要があると思っています。

 

応用情報技術者試験は、早い人は専門学校、高専、大学時代から取得していたり、IT分野が未経験の方でも入社3〜5年目までに取得されている人も多い資格です。

 

しかし、私のように30代前半で受験する人もたくさんいますし、年齢関係なく、基礎的な知識が身についているかを図るために複数回受験している人もいると思います。

 

正直な話、23歳の時に受けた東大の大学院の院試や、TOEIC860点、29歳で合格したPMPよりも、応用情報技術者試験の方がはるかに難しいと思います。複数回受験してみて、改めて難易度が非常に高い試験だと実感しました。

 

それでも1年に2回の試験で、毎回8000人前後の合格者がいるのはすごいことだと思います。私も合格者になれることを祈りつつ、勉強のモチベーションがあるうちに他の分野の試験にも挑戦してみたいと思います。