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正しいインプットを増やして正しいアウトプットを増やすには

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タクミです。

 

最近、AIの講演を聞き、「AI分野(機械学習)は人間と同じように大量のデータを学習して賢くなるので、人間も大量のデータを学習すればエラーは減る」と考えるようになりました。

 

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ただ機械学習の難点は「ゴミデータや誤ったデータをインプットしてしまうと、アウトプットも誤った回答になる」ということです。

 

つまり「インプットするデータの品質が最も重要」ということになります。

 

 

 

正しいインプットを増やして正しいアウトプットを増やすには

アウトプットの裏には必ずインプットがある

自分のことをふりかえると、自我のなかった0歳〜12歳の頃から、周囲からのインプットをバンバン受けて、繰り返しアウトプットする「トライ&エラー」を繰り返していたことに気づきます。

 

たとえば、6歳の頃の大親友が、3年後の9歳になると自転車で暴走したり、ゴミを道端に捨てる光景を見る(インプット)。「お前も捨てればいいじゃん」と言われて、モラルが揺らぎ、結局、勇気がなくポケットにベタベタのアイスピックを入れて家で捨てる(アウトプット)。

(以降はインプットは(I)、アウトプットは(O)で表記します。)

 

10歳になる頃には、周囲の友人関係も変わってきていて、気がつくと大親友が他人になっている(O)。9歳のときに、道端にゴミを捨てろと言われてモラルが揺らぐことがなければ、10歳になっても付き合い続けていたかもしれません。

 

モラルが揺らいだのは、9歳までに吸収したインプットがあったからです。その歳までに蓄積したインプットの質によって、その時のアウトプットは変わります。

 

同じく、私は16歳まで学校の定期テストの勉強をしっかりとしたことはありません(I)。そのため、点数はどの科目も30〜50点/100点満点(O)でしたが、特に問題意識はありませんでした(O)。学年順位がビリでなかったこと、両親から成績について何も言われなかったことが理由です。

 

また、勉強をするよりも、青春を優先したいと考えて、UverWorldなどの流行りの音楽を聞き(I)、友人と話を合わせて盛り上がったりしました(O)。高校一年生の頃、男たちで毎日音楽やモテることや好きな芸能人の話題で盛り上がり、最高に楽しい日々で満足していました(O)。

 

また、野球部で活躍したり髪にワックスをつけたり、Men'zの雑誌を読んだり、ネットの怪しいモテる方法を1万円もかけて購入して(I)、モテようとしていましたが緊張して女子に話しかけられず全くモテませんでした(O)。これには満足できず自信を失いました(O)。

 

周囲の男子よりも異性とのコミュニケーションは苦手(O)という結果がわかったので、「コミュニケーションのいらない一人でできる勉強をして、高学歴になり、権威性を使ってモテよう」(I)と考えました。これが私が勉強を開始した理由(O)です。

 

このように、常にインプットがあってアウトプットが出てきます。インプットの品質が低い、もしくは足りていない場合はアウトプットの結果が悪くなります。

 

アウトプットの結果に満足できない場合、問題はインプットにありますので、改善する必要性が出てきます。

 

正しいアウトプットを出す戦略:大量の情報に触れる

正しいインプットを増やす、のはシンプルながら難しいです。どちらかといえば世の中には「誤ったインプット」の方が多いからです。

 

両親や友人、学校の同級生の中に答えがない場合があります。私は大学受験で難関大学を志望したものの、両親や学校は「難関大学の進学方法」の答えをもっていませんでした。

 

そこで近くの書店にいき、勉強方法が書いてある本を読むのですが、どれも基礎学力のある高校に通っている落ちこぼれの学生が、本気を出して難関大学に入った逆転話のような、9割はフィクションばかりでした。最初は信じ込んで勉強方法を真似したものの、全く結果が出ません。

 

このとき書店や本を出版している人は偉い、という権威性を疑うようになりました。次にインターネットで情報を探りますが、本以上に嘘っぽい情報だらけで、結局、受験方法を探ることばかりに時間をかけて、大学受験の勉強時間は足りませんでした。

 

実は大手予備校に通わせてもらえていて、そこの講師達はある程度正しい回答を持っていました。自分で本屋やネットサーフィンしても、疑心暗鬼になるというアウトプットしか得られなかったのですが、

 

素直に予備校のチューターさんの話を受けて、机の前で勉強すればよかったと、大学受験に失敗してからわかりました。

 

ただ、大学受験は失敗したものの、その後もこりずに書店やネットの情報収集を続けたことで、99%の悪質な情報の中から、1%の有益な「東大の大学院の合格方法」という再現性が高い情報を見つけることができました。2011年の頃の話です。それが私の人生を大きく変えてくれました。

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今は12年が経過した2023年で、情報量がさらに膨大になり、YouTubeが発達し「これが無料なの!?」というくらい、予備校講師よりもわかりやすい解説をしてくれる人が急増しました。

 

アカデミックな勉強に限らず、お金に関する知識や掃除の仕方、ピアノの上達方法、ビジネスの悩み解決に至るまで、ありとあらゆる情報に無料でアクセスできます。

 

機械学習と同じように、これだけ多くの情報に触れることができれば、アウトプットの質もどんどん改善されていきます。中にはお金を騙し取ることが目的の情報もありますが、インプット量が増えていけば軽くスルーできるようになります。

 

結局のところ「正しいインプットを増やすならやるべき3選!」という情報はなく、間違ったインプット情報も含めて膨大なインプットをしないことには、正しい情報にはたどり着けないと思います。

 

その点、インターネットに常時アクセスできる今の時代。自分の持っている「時間」を「情報収集」に全力投資することが、時間がかかったとしても正しいアウトプットを得るための近道になると思います。

 

まとめ。多種多様な情報のインプットを続けよう

インプットするための情報は無限にあります。かつては有益だと思われていた本も、最近では読む必要性のないものが増えていると思います。また本は出版までに時間がかかるので、リアルタイムの情報を把握するにはインターネットを使う方が有利です。

 

英語の翻訳サイトを使えば、さらに最新の情報をインプットできます。最新の研究論文を参照するなら必須ですが、時事問題やITの話題であれば日本語でも十分に早くアクセスできます。

 

このような時代では「周囲の人に聞く」という古典的なインプットは相対的に価値が低くなっていきます。家族、学校、職場で知り合う人数には上限があり、80年生きてたくさんの人に出会っても1000〜2000人程度ではないでしょうか。そして人それぞれ持っている情報や品質がバラバラです。

 

インターネットの情報のデメリットは「情報の正しさの裏付けが弱い」「文章を書いた人の意図が読みにくい」という点です。校閲された出版物の(由緒ある出版社から出ている前提)情報の正しさが80点〜90点なのであれば、インターネットの情報は-100点〜70点くらいまで。ばらつきがあります。

 

しかし、インターネットの方が、本や周囲の人からのインプットよりも、はるかに膨大な情報にアクセスできます。

 

その情報に価値をもたらすためには、実生活の中でインプットした知識が活きるかどうか、を常にトライ&エラーしていくのが良いです。これは落合陽一さんの話にも通じます。

 

インターネットで入手した情報のうち、-100点〜-10点のものはインプット量が増えていけば排除できます。-10点〜70点の複数の情報をインプットして、それを高速でアウトプットする。

 

例えば要約チャンネルやYouTube大学など、わかりやすい情報を知ったらすぐにアウトプットできないか考えてみる。思ったよりいい結果が得られなければ、時間を消費したことになりますが、別のインプットを心がける、という良い結果が得られます。

 

情報が膨大にある中で、あなた自身にとって有益な情報はほんのわずかです。しかし、そこにアクセスするには、結局のところ大量の情報をインプットして、少しずつアウトプットされた情報に、あなたがどれだけ満足できるか、にかかっています。

 

私のブログの情報も、ほとんどの人にとっては99%の無益な情報かもしれません。

 

しかし1%の読者の人の暇つぶしになり、ストレス発散になり、何かしらアクションを起こすきっかけになり、その人のアウトプットの品質が改善されたのなら、私のアウトプットは正しいということになります。

 

私は2017年から6年間ブログを書いています。その間、多種多様な情報をインプットしては、ブログにアウトプットしています。6年前と同じレベルの情報だったり、6年前の方が面白い記事が書けていたのなら、この間のインプットの品質が悪かったことになります。

 

最後になりますが、アウトプットの品質に満足できないなら、インプットに問題があります。常に改善できるように、時間をかけてコツコツとインプットをつみ、インプットした知識を日常生活でアウトプットすることで、効果の測定を続けていきましょう。