タクミです。
6年ぶりに基本情報技術者試験を受験して合格しました。
基本情報技術者試験は、20代の頃に数回受験して不合格になり、一旦離れて他のベンダー資格を先に取得し、社内資格の条件を満たしたものの、30代になって勉強熱が復活したので再度受験してみたという形です。
基本情報技術者試験は、つい2年前までは年に2回しか実施されず、丸1日拘束される試験でした。
それが2023年からは、インターネットで好きな日時、時間帯に受験できる「CBT形式」になり、受験時間も約3時間に短縮されたことで、受験しやすくなりました。
なお基本情報技術者試験の一つ上のレベルが応用情報技術者試験です。こちらは今までどおり年2回の試験のため、秋に受験して結果待ちです。
今回は6年ぶりに基本情報技術者試験を受けてみた感想をまとめます。
【国家資格】6年ぶりに基本情報技術者試験を受けてみた感想
難易度は以前よりも簡単になった
まず私個人の体感ですが、基本情報技術者試験の難易度は、以前よりも簡単になったと思います。
一番の理由は出題数と試験時間が減ったことです。
以前は午前2時間半(150分)、午後2時間半(150分)の「合計5時間」を費やす必要がありましたが、現在は午前100分、午後90分の約3時間になっています。
試験時間が短いということは、出題量も少なくなるということです。
たとえば午前中の問題数は、以前は80問でしたが、現在は60問に減少しています。
また午後の問題も、以前はセキュリティ、アルゴリズム、プログラムなど、数多くの分野から出題されましたが、現在は20題のうち16題はアルゴリズムの問題になり、4問はセキュリティの問題に変更されたので、対策する分野は少なくなりました。
とはいえ、8割がアルゴリズムになってしまったことで、元々アルゴリズムが苦手な人にとっては難化した印象をもつかもしれませんが、現在はサンプル問題とさほど変わらない難易度となっているので、以前よりも勉強時間は少なく済むと思います。
午前問題(科目A)の対策
結果は73点/100点(60点合格)でした。
基本情報の午前問題(科目A)の対策は、以前と変わらず「過去問ドットコム」のようなサイトで、過去問を何周もするのが良いと思います。
私は、一つレベル上の応用情報技術者試験の午前問題をクリアしていた状態でしたので、おそらく未対策でも大丈夫だろうと考えて挑みました。
ただ、過去問を一度もやらない状態だと、その場で1問1問考えて答える必要があるので、制限時間いっぱいまでかかってしまうと思います。
正直な話「科目Aの手応えがない」と思って、試験後に帰ろうかなと思ったくらいです。
なお、CBT受験では科目Aと科目Bの両方が完了しないと点数が出ないため、科目Aの点数を見て、科目Bを受けるか決める、ということはできません。
蓋をあけてみれば余裕の点数でしたが、これは計算問題がほとんど合っていたためだと思います。
その一方で、知っていれば即答できる単純な技術系の用語の問題は苦戦しました。普段の業務がマネジメント系の方には少しハードルが高いと思います。
応用情報技術者試験の午前問題とはほとんど被っておらず、基本情報技術者試験用の対策が必要です。
やはり過去問対策はしっかりとした方がいいと思います。
午後問題(科目B)の対策
科目Bは65点/100点(60点合格)でした。
アルゴリズムが8割も出題される科目Bは、こちらのYouTubeの動画を見ることで一気に合格に近づくと思います。
私はUdemyという、IT分野のオンライン学習ができる講座も購入しましたが、こちらの動画は無料ですし、有料のオンライン学習の動画よりもわかりやすかったです。
時間がない方は上記の動画を何回かみて、アルゴリズムの解き方を理解すれば、参考書を買ったりして遠回りせずとも、合格圏内に入ると思います。
まとめ。基本情報技術者試験に挑戦してみよう
今回は6年ぶりに基本情報技術者試験を受けてみた感想をまとめました。
以前は非IT学部の人が、基本情報技術者試験に合格するには、かなりの勉強時間が必要でした。
現在も、全くの未経験から独学で受験するには、それなりに時間はかかると思いますが、以前の試験と比較すると、だいぶハードルが下がったと思います。
私と同じように、過去に基本情報技術者試験に不合格となって諦めてしまった人も、再度、リトライしてみることをおすすめします。