20代の人:20代は体力も将来性もあって、やりたいこともたくさんある。でも30代になってからわかる20代の勘違いもあるのかな。実際に30代になるひとの話を聞きたい
タクミです。「シンプル都心ライフ」は20代男のブログとして記事を書き続けてきましたが、そろそろ30代になります
私にとって20代は紆余曲折があった10年間でした。振り返ればあっというまでしたが、もう一度人生をやりなおせるとしても、また同じような浮き沈みがある人生を送りたいなと思います
いつまでも続くと思っていた20代はあっという間に過ぎます。そこで今回は30代を目前とした私が、20代のときに勘違いしていたことをまとめてみました
30代になる前にわかった20代で勘違いしていたこと5つまとめてみた
20代で勘違いしていたこと1:体力は永遠に続く
20代前半のころは、体力が有り余っており、この体力は永遠に続くと勘違いしていました
20歳から23歳の時は、私は大学生でした。毎日のようにファミレスやカラオケでオール(徹夜)したり麻雀して自堕落に過ごしていましたが、不思議と次の日には回復していました
しかし25歳で社会人になって以来、一度も徹夜をしていません。正確には徹夜できない体質になりました。朝、日が昇るまで起きていられなくなりました
25歳から28歳まではフレンチ料理、焼肉、豚カツなどヘビーな料理を楽しんでいました。しかし29歳以降は成城石井でヘルシーなお惣菜を食べる日々です
20代は体力が有り余っており永遠に続くと勘違いしがちですが、若いうちの体力は若いうちしか続かないことを知りました
とはいえ30代は40代〜60代よりも体力があるわけです。20代の体力は特別だったということに感謝しつつ、無理はほどほどに年相応に努力するようにしたいです
お金を使うべき時期も実は年齢と強く相関しているかもしれません
人間ドックも30代になったらしっかり受けましょう
20代で勘違いしていたこと2:社会人になったら自由はない
私は学生時代は暇で暇で仕方がありませんでした。しかしお金がなく、バイトもほとんどしていなかったので、家でゴロゴロしてネットサーフィンして時間を無駄にしていました
それでも社会人になるよりはマシかなと思っていました。社会人になれば平日は遅くまで仕事、土日は疲れ果てて寝て終わると考えていました。それなので実家で自由に時間を過ごせる学生時代が最高であり、社会人になるまでのモラトリアムを過ぎたら自由は諦めようと考えていました
しかし、私の場合は「社会人になった方が学生時代より自由だ」と感じることが多くなりました。むしろ学生時代はいかに不自由だったのかと痛感することだらけでした
学生時代にやりたかったことはほとんど「お金」で解決できました。一人暮らし、デート、ブランド品、旅行に至るまで、ほとんどお金があれば楽しめることばかりでした
ブログを始めたのも社会人になってからです。学生時代は時間はいくらでもあったのに「ブログに書きたいネタ」がほとんどありませんでした。
確かに平日は夜遅くまで残業の毎日ですし、週の休みが1日のみの週もあります。しかし時間の使い方や経験値で社会人は限られた時間を有効に活用できるようになります
限られた時間内で最大限に楽しもうと思うからこそ、週末の休みが待ち遠しくなると知りました
20代で勘違いしていたこと3:ノウハウを知れば人生は変わる
大学時代の18歳から20歳のころ、私は毎日のように読書をしていました。ビジネスや心理学、自己啓発のコーナーでひたすら本を読んでいました。池袋のジュンク堂5Fが私のもっとも好きな場所で、大学をサボってはひたすら本を読んでいました
大学でも、授業中に「プレジデント」などの情報誌を読み、授業は聞いていませんでした。半年で10万円するセミナーに行っていましたし、とにかくノウハウを知ればお金を稼げて人生変わると勘違いしていました
しかし22歳まで何も変わらず、むしろ大学留年してまずい方向に向かっていました。元同級生が真面目に就活している中で、もはや愕然とした差がついてしまったので、たまたま見つけた東大大学院進学の道を最後の勝負にして勉強してから少しずつ人生は改善されていきました
社会人になってからも本は読みますが、役立てようという気持ちはなく「娯楽」「教養」として読むようにしています。本は有益ですが、結果は行動(勉強)しないと変わらないからです
私の知り合いに、セミナーや勉強会が大好きな人がいます。「不労所得」、「仲間」、「ビジョンに共感」、「縛られない生き方」など耳心地の良い言葉が好きな人たちです。昔は情報商材やセミナー、現在はYouTubeやサロンのように形を変えて色々な集客方法があるようです
これらは「娯楽」として楽しむなら良いのですが、それでノウハウを学んでお金を稼ごうとしてもうまくは行かないだろうなと今では実感するようになりました
完全に独学で初めて好きなことを書いているこのブログでも月数万円稼いだ時期があるので、ノウハウよりも行動が大切というのは身に沁みるようになりました
もちろん読書は今も好きです。「役立てよう」という意識より「気分転換」のために本を読みましょう
20代で勘違いしていたこと4:独身生活は永遠に続けたい
最近は結婚しなくても楽しく生きられるライフスタイルを提唱される方が増えました。インフルエンサーの方でも生涯独身が良いという方もいますので、影響を受けている20代の方は多いのではと思います
ライフスタイルの多様性が認められ始めたことにより、私も20代のうちに関わらず、30代になっても独身生活を満喫したいので、当分の間、結婚は考えなくていいと思っていました
しかし社会人になり一人暮らし5年目にもなると、独身生活もマンネリ化してくることがわかりました。もちろん一人暮らしであれば時間の使い方も自由ですし、お金を全て自分のために使えるので恵まれているなと感じます
とはいえ、買いたいものは一通り揃いましたし、行きたい場所も大抵のところは行き尽くしました。そうなると、今の時点と比較して、1年後、2年後に今と同じように生活をして何が変わるのだろうと考えてみると「年収が増える」「貯金が増える」以外に変化がないなと思うようになりました
20代の頃は、独身でないと経済的、時間的に厳しいことがたくさんありました。しかし、30代になる頃には無理に独身でいる必要もないなと感じるようになりました
現在は人と会うことが難しい時期ですが、インターネットやSNSが普及しているので出会い方や関係維持の方法はむしろ増えていると感じます
20代で勘違いしていたこと5:目標を立てれば何でもできる
20代の頃は冒頭の通り数々のビジネス本、自己啓発本を読み「目標を立てれば何でも叶えられる」と思い込んでいました
実際に叶った目標も非常に多く、私としては非常に満足していますが、30代になると「この目標は来世にしよう」という目標も出てきます
20代の私はとにかく自分にもできそうなことの中で、人から評価されるものを目標にしてきました。「東大大学院進学」「TOEIC900」「一部上場企業勤務」「海外経験」「転職に有利な難関資格取得」など、もともとが下町出身の中堅大学留年レベルの人間なので、ファッションとして将来有利になるものなら、身につけられるものは身につけようというスタイルでした
しかしその中で「自分には達成できない目標(もしくは達成まで時間がかかりすぎる目標)」がたくさんあることを知りました。「プログラミングの理解」「AIを学ぶための大学数学の理解」「転職に役に立たないがとりあえず取得を勧められる資格の取得」「論理的思考力」「麻布・六本木の高級マンション・タワーマンションに住めるほど稼ぐ力」「海外MBA(大学の成績が悪いため)」などなど
目標としては残しておきますが、なかなかキツそうだなという目標や自分には向いていない目標もあります
人生は年齢を重ねるごとに時の流れを早く感じると言いますから、20代以上に30代もあっという間にすぎると思います。時間が限られている以上、現実的に達成できそうな目標に絞らないといけないなと感じました
まとめ。20代はあっという間。30代に向けて悔いなく生きよう
私は20代を振り返ると本当に紆余曲折あったなと実感します
社会人になってから知り合った人に「20歳の頃は大学を中退予定で、清掃会社でアルバイトして地元でフラフラしてました」といっても信じてもらえないでしょうし、20歳の成人式の時に出会った知り合いに「将来は大学中退してロックミュージシャンになるのを辞めて、大学院まで出て元気にサラリーマンしてる」といっても不思議な顔をされると思います
最初から守備一徹して一つの目標に定めていれば、より大きな目標を達成できていただろうなと思うことはありますが、逆に色々なことを考えて試行錯誤してきたわけですから、十分に尊い20代だったなと実感します
30代も何も考えずに生きていたらあっという間に40代になっていると思います。それはそれで良いですが、20代の時にはできなかった「目標を絞る」ことを意識して、20代と同じく30代も悔いなく生きていきたいと考えています
というわけで、20代の私が考える「30代になる前にわかった20代で勘違いしていたこと5つ」をご紹介しました
30代は20代よりも一層、マイペースに生きていきたいと思います