一人暮らしで立地にこだわる人:せっかく一人暮らしするなら立地にこだわりたい。でも立地がいい場所は家賃が高いから生活が苦しそう。実際に立地にこだわって一人暮らししている人に聞きたい
タクミです。一人暮らし5年目ですが「神楽坂」「麻布」など、東京でも立地の良い場所を重要視して物件を選んできました
一人暮らしで希望の条件に合う物件を見つけるのは難しいですよね。条件が増えれば増えるほど家賃がどんどん上がるからです
さて今回は数ある一人暮らしの物件の中で「立地」を最優先してこだわってきた私が思う「立地にこだわるメリット、デメリット」を紹介します
「憧れの港区ライフを送りたい」という方の参考になれば嬉しいです
一人暮らしの物件で立地にこだわるメリットとデメリットとは?
立地にこだわるメリット1:時間をお金で買える
「立地にこだわれば寿命が伸びます」と言われれば驚きますよね。これは大げさですが立地がいい物件に住むと自由時間が増えます
例えば東京の話ですが、立地がいい物件は「最寄り駅まで5〜7分」「東京駅」「品川駅」「新宿駅」「渋谷駅」まで20〜30分で移動できます
通勤時間が片道30分、往復1時間だとすれば、月に20営業日で20時間も自由時間ができます。遊びに使っても良いですし勉強も趣味もできます
立地にこだわれば自由に使える時間が増えます
立地にこだわるメリット2:引越しの頻度が下がる
立地が良い物件は大抵の場合「圧倒的に便利」です
コンビニ、スーパー、ドラッグストア、ショッピングモール、郵便局など、徒歩圏内にたくさんあるので一人暮らしで自炊をしない人でも快適に過ごせます
すると次に引越しをするときにも好立地の物件を探しますが、立地が良い物件は人気なのでなかなか引越しができなくなります
引越しには敷金、礼金、クリーニング費用などお金が30〜100万円かかりますので、立地にこだわるとお金が出て行く可能性が減ります
もちろん家賃は上がるのですが、家賃は安いけど気に入らない物件に住むよりはコスパがいいです
立地にこだわるメリット3:便利すぎて生活水準が高くなる
立地のいい物件は便利すぎるので、生活水準があがります
生活水準が上がるとは「生活費が高くなる」ことを想像されると思いますが、ここでは「何をするにも生活のクオリティが高くなる」という意味で使っています
- アクセスも便利
- ウーバーイーツの種類も豊富
- 病院も近い
- コンビニも多い
- 動物用の施設が多い
- 高品質の食材が手に入る
立地のいい街には人が集まります。すると次々に新しいサービスができるのでより一層便利になります
立地のいい物件は生活のクオリティを大きく上げてくれます
立地にこだわるメリット4:周囲に覚えてもらいやすくなる
立地が良い場所とは「住んでいる場所が有名である」ことが多いです
そのため「〇〇に住んでいます」というだけで簡単に初対面の人に覚えてもらえます
通常、自己紹介する際は出身地や趣味を説明しますが、たいていの場合、他人は他人のことに興味をもっていません
しかし住んでいる場所が有名であるだけで簡単に覚えてもらうことができます。特に希少価値のある立地であれば「なぜそんな場所に住めるのか」と気になる人も多くなります
基本的に物件は自分のために選ぶのですが、副産物として周囲から覚えてもらいやすくなるメリットがあります
それでは立地にこだわるデメリットをご紹介します
立地にこだわるデメリット1:引越ししにくくなる
立地が良い場所とは「非常に快適な場所」のことです
逆にいえば「次に引っ越す場合にはより便利な場所」を探すと思いますが、これがなかなか見つかりません
私の場合「港区麻布」に住んでいると、次に住みたい場所は「港区南青山」「千代田区番町」「渋谷区代官山町」あたりになります
しかし物件を検索するとわかりますが、このような立地は希少価値とブランド価値があるので、普通のサラリーマンが住める家賃ではありません
逆にそれ以外の場所に住んでみるかと思っても麻布の住み心地が良いので、なかなか次の物件が見つからなくなります
このように立地にこだわるとなかなか引越しができなくなります。フットワークが重くなってしまうのですね
立地にこだわるがあまりにフットワークが重くなるのは本末転倒ですよね
立地にこだわるデメリット2:部屋のクオリティは下がる
立地が良い場所とは「家賃が高く部屋が狭くクオリティが低い」ということです
多くの方が立地は妥協する理由は「家賃に対する部屋のクオリティ」を優先するからです
例えば私が現在払っている家賃なら、同じ23区で50〜60平米で築浅の物件に住めます
ところが立地にこだわると20平米のワンルーム、1Kにしか住めなくなります
20代〜30代前半までは仕事を優先して、部屋のクオリティが低くとも立地が良い場所に住むメリットは大きいです
ところがいざ年収があがり部屋のクオリティを上げようとすると、家賃は一人暮らしで15万円以上出さないと住めない物件ばかりになります
20代〜30歳前半であれば年収は350〜500万円代の方が多いと思います。家賃15万円を超えるとさすがに負担感が強いですよね
立地にこだわると部屋のクオリティは妥協せざるを得ないのが難しいポイントです
立地にこだわるデメリット3:家賃が上がる
「立地がいい=人気物件」なわけですから家賃は当然高くなります
一人暮らしを始めたばかりの会社員の方がいきなりブランド地区に住むのは家賃の都合上難しいです
正確にいえば日本一家賃相場の高い港区でも家賃7〜8万円の物件はあります
しかし築年数が30年以上で最寄り駅まで10分以上など、どうしても物件のクオリティが下がります
私は最低限の物件のクオリティを定めており「築年数20年以内」「20平米以上」「鉄骨鉄筋」「駅徒歩7分」の物件を選んでいます
あまりに物件のクオリティが下がっても生活の満足度が下がります。少なくとも「防音性」がある物件を選びましょう
立地にこだわるデメリット4:住んでいる場所を美化しがちになる
立地が良い物件は美化しがちになります
例えばオフィスの側に住んだのに、途中でオフィスの場所が変わり通勤時間が増えたとしたら、本来は近くに住むほうが好都合です
しかし気に入った立地であればあるほど「思い入れが強くなる」ので、思いきった引越しをできなくなります
モノを購入するときも同じですが、一生懸命時間をかけて選んだものはそれだけ手放しにくくなることと同じです
私は柔軟に環境の変化に対応することが大切だと考えています。その上で過去の選択を美化しすぎず、その時その時に最適な環境を選んでいきたいと思います
まとめ。立地は絶対こだわるべき。だけど妥協も必要
まとめると私は物件を選ぶ際は「立地」にこだわったほうがやはり良いと思います
立地が良いというだけで、多くの移動時間を節約できましたし、快適な生活を送れています
とはいえ立地にこだわりすぎると、いざ次の引越しをしようと思ってもなかなか次が見つからず、フットワークが重くなりがちです
100%自分の希望に合う物件は存在しませんから、最低限の条件だけ決めて妥協すべきところは妥協してみましょう
というわけで今回は立地にこだわった物件選びをした際のメリット、デメリットをご紹介しました
物件選びの参考になれば幸いです